出発からおよそ一時間後、ユウ達はセルクルタウンに到着した。
「とりあえずセルクルタウンに着いたね。カラフシティに行く前に少し休憩するけど何をしようか」
「そうだなぁ……せっかくだから、ライラさんに新しいポケモンを見つけてあげようか。ライラさんもロコンだけよりは何匹か手持ちが欲しいでしょ?」
「そうですね。ですが、どんなポケモンが良いでしょうか……」
ライラはそう言うと、ユウに視線を向けた。
「ユウさんはどう思いますか?」
「僕? 僕だったらかぁ……まずはロコンの弱点を補う事が出来るポケモンを入れるかな。シュリ、アローラのキュウコンは氷とフェアリーなんだっけ?」
「ソウダシ。ダカラ、イチバンコワイノハハガネタイプダシ」
「鋼……それなら地面か炎、格闘辺りが良さそうだよね。ネモ、何か良いポケモンっているかな?」
「うーん……色々いるけど、中でもおすすめなのはソウブレイズかな」
「ソウブレイズ? たしか炎/ゴーストタイプのポケモンだよね?」
ネモは笑みを浮かべながら頷く。
「そう。カルボウの進化系の一つで、ダメージを与えながら体力を回復するむねんのつるぎがあるし、特性の一つがもらいびだから炎や鋼対策には十分すぎる程だと思うよ。ただ、その場合は岩タイプに対してパーティ全体が弱くなっちゃうからそこは三体目で補う方がいいね」
「岩タイプ……そうなると鋼や格闘が欲しいからそこで補うしかないかぁ。同じ炎タイプでもらいびならブースターも良いんじゃないかな? ブースターは可愛いし、たしかこの辺りにはイーブイが生息しているはずだからすぐにパーティに迎えられるよ?」
「たしかにそれもありだね。ただ、岩タイプ対策は必要だからそこは考えないとかなぁ……ライラそんはどう? ソウブレイズとブースターならどっちが良い?」
ネモの問いかけに対してライラは微笑みながら答えた。
「それならブースターにしようと思います。ゴーストタイプがあるソウブレイズも魅力的ですが、他のポケモンでも補えそうですし、すぐに仲間に出来るならそれに越した事は無いですから」
「うん、わかった。それじゃあ休憩時間中にイーブイを見つけられるように頑張ろうか。後、せっかくだから私も新しい子をお迎えしようかなぁ……ニャースを仲間に加えたばかりだけど、あと二匹は余裕があるからね」
「ケド、ナニニスルシ? サッキモハナシタケド、ジャクテンガイッカンスルノハアマリヨクナイシ」
「そうだね。うーん……何が良いかなぁ」
ネモが考えていたその時だった。
「あらぁ、ユウさんにネモさんじゃないですか」
「え? あ、カエデさん」
「お久しぶりです、カエデさん」
ネモがカエデに挨拶をしていると、シュリはカエデが抱き抱えているポケモンに視線を向けた。
「カエデ、ダキカカエテイルノハ……」
「はい、イワンコですよ」
カエデは頷きながら心配そうにイワンコに視線を向けた。