ポケットモンスター~偽竜の司令官~   作:九戸政景

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第百八十六話

 ユウとミジュマルが笑いあっていると、そこにネモ達が近づいた。

 

 

「お疲れ様、みんな。良いバトルだったよ!」

「手に汗握るバトルでしたね。ミジュマルもとても強く……おや? よく見ればミジュマルの右手の甲に何かあるような……?」

「これは……さいきょうの証だね。この子もリーフ達と同じだったんだ」

「アイカワラズさいきょうの証モチニスカレテルシ。チナミニ、ミジュマルノニックネームハキメタノカシ?」

 

 

 シュリの問いかけに対してユウは頷いた。

 

 

「うん。ミジュマル、君の名前はサザナミだ」

「ミジュ?」

「ナカナカイイナマエダトシュリハオモウシ。ミジュマルハドウオモウシ?」

「ミジュ、ミジュミジュミッジュ!」

「ウン、ボクモソノナマエハサンセイダヨ! トイッテルシ」

「それならよかった。それじゃあ改めてよろしくね、サザナミ」

 

 

 そう言いながら差し出されたモンスターボールにサザナミが触れると、そのまま中に吸い込まれていき、サザナミが完全にボールに入ると同時にユウはモンスターボールを両手で包み込んだ。

 

 

「仲間に加わってくれてありがとう、サザナミ。これでまた新しい仲間が増えたし、より気を引き締めていかないと……」

「ヒキシメルノハイイケド、ヒキシメスギテモキヅカレスルダケダシ。イマハアタラシイナカマガフエタコトヲスナオニヨロコンデオクシ」

「うん、そうだね。さてと、ハイダイさんのお財布も見つかったし、これでカラフシティに戻れますね」

「おう! お礼と言ったらなんだが、これをジムテスト代わりにしたいんだが……どうだい?」

「えっと……それは嬉しいですけど、ジムテストはジムテストで受けてみたいです。どんなジムテストか気になりますし……」

「はっはっは! それならお前さんにはオイラ特性のジムテストを受けてもらおうか! まあ、まずはカラフシティまで行かないといけないが……今からだと夕方近くになってしまうか……」

 

 

 ハイダイが空を見上げながら言うと、ユウはモンスターボールの内の一つを手に取った。

 

 

「それなら……出てきて、シン!」

「ミュウ!」

「おお!?」

「このポケモンは……ミュウ、ですよね? ユウさん、いつミュウを捕まえたんですか?」

「つい最近です。シン、カラフシティまでテレポートしてくれる?」

「ミュ!」

 

 

 シンは敬礼をしながら答えると、即座にユウ達をカラフシティへとテレポートさせた。

 

 

「これは驚いたな……」

「テレポートだと一瞬ですね~」

「そうですね。さてと、それじゃあ……」

「え……ユウ、君……? それに、ネモ達も……」

「ん……あ、みんな。学校振りだね」

 

 

 ユウが微笑む中、ユウ達が突然現れた事にアオイ達はポカーンとしており、クロスはわけがわからないといった顔でユウに話しかけた。

 

 

「ユウ……突然出てきたけど、どうやってきたんだ?」

「それは後で説明するよ。とりあえずカラフジムに行こう、みんな」

 

 

 ユウの言葉に全員が頷いた後、一行はカラフシティの中を歩き始めた。

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