洞窟を出ながらユウはミュウツーに話しかけた。
「ウネルミナモとテツノイサハだけ且つテラスタルを使わずにハイダイさんを倒せって言ってたけど、どうして今回はそんなミッションにしたの?」
「タシカニダシ。ハッコウシティノトキニヤッタイッピキダケデジムヲトッパスルトイウノニクラベタラマダカンタンダケド、ソノイトガワカラナイシ」
「簡単な話だ。自分がこれまで鍛えてきたポケモン以外とやむを得ず戦う事も場合によってはあり、テラスタルを使えないという状況もあるだろう。その予行練習のようなものだ」
「マアソレハタシカニダシ。ウネルミナモトテツノイサハノジツリョクガワカラナイノガスコシフアンヨウソダケド、ソコハユウトシュリガシジメンデサポートスレバイインダシ。タイプアイショウハワルクナイカラソコハアンシンシテイクシ」
「たしかにね。さてと……そろそろネモ達と合流しないと」
洞窟を出た後、ユウが辺りを見回していたその時だった。
「あっ、いたいた! おーい、ユウー!」
ユウが視線を向けると、嬉しそうに走ってくるネモとその後ろから歩いてくるハルト達がおり、ユウは嬉しそうに笑みを浮かべながらネモ達に近づいた。
「みんな、探してくれてたんだね。ところで、ジム戦はどうだった?」
「勝ったよ、二人とも。今回だけの特例って事で僕とアオイちゃんのタッグになったけどね」
「ソウナンダシ?」
「うん。ジムテストを一緒にクリアしたからっていうのもあるみたいだけど、少し後に挑戦する事になるフリッジジムがダブルバトルのジムらしいから少しでもその練習をしてほしいからっていうのもあるみたいだったよ」
「ソレジャアシュリタチモソレデヤルコトニナルンダシ?」
「それはわからないけど、まずはハイダイさんのところに行こう。ユウ達が帰ってきたらすぐにでもジムバトルを始めたいって言ってたから」
ハルトの言葉にユウとシュリが頷いた後、ユウ達はバトルフィールドに向けて歩き始めた。そしてバトルフィールドに着くと、そこにはハイダイやカエデ、審判や観客達の姿があり、ユウを見つけるとハイダイは嬉しそうに笑った。
「おお、ようやく来たんだい。さあ、早速ジムバトルを始めるんだい!」
「はい。ハイダイさん、よろしくお願いします」
「よろしくな、ユウ。さて、ルール説明に移るんだい。ルールはシングルバトルで手持ちポケモンは三体、どちらかのポケモンが先に全て戦闘不能になった時点で試合は終了なんだい!」
「シングルバトル……ハルト君達の時とは違うみたいだけど、まずはやるしかないよね」
「ダシ。ユウ、シュリタチノチカラ、ソシテアタラシイナカマノチカラヲミセツケルシ!」
「うん!」
ユウが答えた後、審判の旗が勢いよく振り下ろされ、ユウ達のバトルが幕を開けた。