ポケットモンスター~偽竜の司令官~   作:九戸政景

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第二百五話

「誰からだろう……」

「カシオペア……ではないよね。とりあえず出てみたら?」

「あ、うん」

 

 

 ユウは答えると、スマホロトムの着信に出た。

 

 

「もしもし……」

『あ、もしもし。ユウさん、お疲れ様でえす』

「あ、ジニア先生。お疲れ様です。どうしました?」

『あ、はいー。それなんですが、今誰と一緒にいましたかあ?』

「今……ネモとハルト君とアオイちゃん、後はライラさんとクロス君、カラフジムのハイダイさんとセルクルジムのカエデさんとトップチャンピオンのオモダカさんがいます」

『わあ、それはスゴいですねえ。それで用事なんですが……』

 

 

 ジニアは一度言葉を切ると、明るい声で話を続けた。

 

 

『ユウさん、ネモさん、ハルトさん、そしてアオイさん。この四人が林間学校のメンバーに選ばれましたあ!』

「林間学校って……ブルーベリー学園と合同でやっているっていう物ですよね?」

『はあい。林間学校自体は毎年やっている物で、今回は場所が遠いためにメンバーはくじ引きで決めたんですが、それにユウさんが選ばれたんです』

「僕が……あれ? それじゃあネモ達はどうして?」

『それなんですが……他に選ばれた生徒達が他の外せない用事と被っていたりあまり体調が良くなかったりしていて、改めてくじ引きをしようかと思った時にクラベル先生がネモさん達を推薦したんです。皆さん、ユウさんも含めて一年生の中でもトップクラスに成績が良いですし、皆さんにはブルーベリー学園の生徒さん達とより良い交流をして、お互いに切磋琢磨してほしいとの事でしたあ』

「なるほど……」

 

 

 ユウが独り言ちていると、話を聞いていたネモ達は盛り上がり始めた。

 

 

「林間学校かぁ……良いね! 面白そう!」

「アカデミーの代表として行くわけだし、恥ずかしいところは見せられないね」

「うん。元々選ばれていた子達には申し訳ないけど、せっかく選んでもらったからには楽しみながらいっぱい学ばないとね」

『皆さん乗り気みたいで良かったですう。因みに、ブライア先生からでライラさんもクロスさんにも参加してほしいとの事です』

「俺達もか……そういえば、ブライア先生も林間学校の時にまた会おうって言ってたし、俺達の参加はその時から決まってたのかもな」

「そうですね。それに、ブルーベリー学園側から他にどなたがいらっしゃるかわかりませんが断る理由はありませんね」

 

 

 クロスが頷いていると、ジニアは話を続けた。

 

 

『詳しくは明朝エントランスホールでお話ししますのでご興味があるのなら是非来て下さい。それではー』

 

 

 電話が終わると、オモダカはユウに話しかけた。

 

 

「何やら面白そうな事になっているようですね」

「はい。とりあえず僕達はアカデミーに戻るのでこれで失礼します。オモダカさん、ウネルミナモ達をよろしくお願いします」

「はい、たしかにお預かりしました」

「皆さん、林間学校楽しんできて下さいね~」

「土産話、楽しみにしてるんだい!」

 

 

 その言葉に頷いた後、ユウ達は男女に分かれてコライドンとミライドンに乗り、アカデミーに向けて出発した。

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