「ここがテーブルシティ……」
「わあ、すごく広そう……!それにお店もいっぱい……」
「実際、このテーブルシティがパルデア地方最大の都市ですからね。お惣菜屋さんにサンドイッチ屋さん、ブティックに薬局など様々なお店や施設があるので、色々覗いてみても良いと思いますよ」
「校則で制服以外での登校は認められてないけど、帽子やソックスなんかは変えても良いからその辺りでオシャレは出来るね」
「髪型や髪色も自由で制服も四季に応じて四種類あるしな。色々な奴がいて驚くと思うぞ」
ペパーが笑いながら言っていた時、ネモは何かを思い出した ように口に手を当てた。
「そうだ……クラベル先生、ユウ達にもテラスタルを使わせてあげられませんか?」
「テラスタル?」
「そう! 簡単に言えば、テラスタルオーブっていう道具を使ってポケモン達を結晶化させて強くする物だよ」
「け、結晶化!?」
「それ、大丈夫なのかな…....」
「まあ、本当に危ない物なら問題になっているし……それで、テラスタルするとどう強くなるの?」
ハルトからの問いかけにネモは笑顔で答える。
「テラスタルしたポケモン達は自分と同じタイプにテラスタルするか別のタイプにテラスタルするんだ。これをテラスタイプっていうんだけど、元のタイプと同じテラスタイプにテラスタルしたらそのタイプの技の威力が更に上がって、別のタイプにテラスタルしたらそのタイプの技を威力が上がった状態で使えるんだよ」
「つまり……ホムラのテラスタイプが炎なら、いつもよりも炎タイプの技を強い状態で出せて、草とかドラゴンだったらそのタイプの技を強くして出せるって事?」
「そういう事。別のテラスタイプを持っているポケモンは珍しいけど、 中には本来の弱点を補う子もいるから、戦略の幅がぐーんと広がるよ!」
「ホノオトジメンノタイプノポケモンガクサニナッタリアクトドラゴンノタイプノポケモンガドクニナッタリスルカンジカダシ?」
「そう! 同じ弱点を持つタイプ同士のポケモンがその弱点を補えば受けるダメージを減らせるし、テラスタイプと特性の組み合わせ次第では弱点を無くせるんだよ」
「弱点を無くす……そんな事が本当に出来るの?」
不思議そうなユウに対してシャリタツは頷く。
「トクセイノナカニハ『ふゆう』ヤ『もらいび』ミタイニトクテイノタイプヲムコウニデキルモノガアルシ。ダカラ、ソレダケガジャクテンノテラスタイプノポケモンナラジャクテンガナシニナルシ」
「なるほど……それじゃあミライドンとコライドンは何のテラスタイプになるのかな?」
「たしかに……って、そういえば二匹ってどうすれば良いんだろ……」
「このままじゃ二匹とも外に出たままだもんね……」
ユウとアオイが不安そうに顔を見合わせていると、ハルトは余裕ありげな顔で、そしてペパーは仕方ないといった顔でそれぞれボールを取り出した。
「大丈夫だよ、二人とも」
「え? そのボールは?」
その疑問にハルトとペパーは声を揃えて言った。
「「専用のボールだよ」」