「行ってきなさい、シルシュルー!」
「やるぞ、ヤングース!」
「行こう、ホゲータ!」
「今回も頼んだよ、ホムラ!」
四人がそれぞれポケモンを出すと、シャリタツはスター団員達がくり出したポケモンを注視した。
「シルシュルートヤングース……ニヒキトモノーマルタイプダシ」
「そうなの?」
「シルシュルーダケドクタイプヲモッテルケドソウダシ」
「あの二匹ってどんなポケモンなの?」
「ニヒキトモブツリコウゲキリョクトスバヤサガソコソコタカイシ。ソレト、マダミカクテイダケド、シルシュルーニハヤッカイナトクセイガアルシ。チュウイスルシ」
「うん、わかった」
「わかったよ、シャリタツ」
ユウとアオイが答えていると、スター団員の女が指示を 出した。
「行くよ、シルシュルー。あのヒトカゲにベノムショック!!」
「ヤングースはホゲータにたいあたりだ!」
「シル!」
「グース!」
ホムラへ向けてシルシュルーが紫色の毒液を放ち、ヤングースがホゲータへ向かって走り出す中、ユウはあたふたし始めた。
「ベ、ベノムショックって何……? ど、どうしたら……!」
「オチツクシ。ドクジョウタイノアイテニタイシテタカイイリョクヲダセルワザダシ。ホムラカワシテカラにほんばれ。 ホゲータハ……ウケトメテカラツカエソウナラひのこダシ」
「カゲ!」
「ホゲ!」
シャリタツの指示で、ホムラはベノムショックを避けてから両手を大きく広げ、ホゲータはヤングースのたいあたりを受け止めた後にヤングースにひのこを飛ばした。そして、にほんばれの効果で強化されたひのこを受けたヤングースは吹き飛ばされると、シルシュルーと衝突し、ヤングースとシルシュルーは重なるようにして倒れた。
「シルシュルー!? センパイ、もしかしなくてもアイツら強いんじゃない!?」
「というか、さっきからあのシャリタツが厄介だ! どうなってるんだよ、お前のシャリタツ!?」
「あはは……ポケモンでありながらバトルでの指示も出せる子なもんで……」
「シャリハアタマガイインダシ。ソンジョソコラノトレーナートハワケガチガウシ」
「うっ……こうなったら、まずはそっちの弱そうな女の方から狙ってやる! シルシュルー、かみつく!」
「ああ、もう……!ヤングース、ホゲータにたいあたり!」
「シュル!」
「グース!」
シルシュルーとヤングースの二匹が揃ってホゲータに向かってくる中、アオイは落ちついた様子で口を開いた。
「ホゲータ、かわしてひの──」
「イヤ、カワサズニウケトメルシ」
「えっ!?」
「ど、どういう事?」
「イイカラウケトメサセルシ」
「わ、わかった。 ホゲータ、どうにか受け止めて!」
「ホ、ホゲ……!」
アオイの指示に応えてホゲータは二匹の攻撃を受け止める。そして、攻撃を受け続けた事でホケータが傷だらけとなり、ユウとアオイの表情に焦りの色が浮かぶ中、シャリタツだけは不敵に笑っていた。
「フッフッフ、イイカンジダシ。サア、オモイシルガイイシ。ムヤミヤタラニコウゲキヲスルコトノオソロシサヲ」