ポケットモンスター~偽竜の司令官~   作:九戸政景

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第二百五十七話

「行くよ、リーフ!」

「カミッチュ、出番だべ!」

()るよ、ゲコガシラ!」

「やるわよ、ヤバソチャ!」

「マスカーニャ、お願い!」

「お願いね、ラルトス!」

「参りましょう、ニューラ!」

「行こうぜ、カムカメ!」

 

 

 ユウ達がそれぞれのポケモンを繰り出すと、ミロカロスは大きな鳴き声を上げた。

 

 

「ミロー!」

「サテ、セントウカイシダシ。ミロカロスハミズタイプデナカナカヤッカイナトクセイヲモッテイルシ」

「たしか……ふしぎなうろこ、だっけ? 状態異常になると、物理防御が上がるって言う……」

「ヨクベンキョウシテルシ。ホカニハノウリョクガサガルコトデトクシュコウゲキリョクガカクダンニアガルかちき、メズラシイコタイニナルトイセイノポケモンヲメロメロジョウタイニシテシマウメロメロボディヲモッテルシ」

「だったら私のラルトスに任せて。ラルトス、お願い!」

「ラル!」

 

 

 ラルトスは光輝き、その光が止むと同時にアオイはラルトスに図鑑をかざした。

 

 

「……うん、わかったよ。あのミロカロスはふしぎなうろこみたいだよ!」

「トレースノトクセイデコピーシタンダシ。コレナラノウリョクヲアンシンシテサゲラレルシ!」

「でも、状態異常にしないように注意しないとだね。だったら、まずは攻めていこう! リーフ、リーフブレード!」

「カミッチュ、みずあめボム!」

「ホロウ!」

「カミッ!」

 

 

 リーフがリーフブレードで攻撃を加え、カミッチュがみずあめボムをぶつけると、ミロカロスの体はあめまみれになった。

 

 

「ミロ……!」

「イイカンジニヒットダシ。ミロカロスガヨケラレナイノハカミッチュノトクセイガアルカラダシ?」

「んだ。カミッチュの特性はかんろなミツ、出た瞬間に相手の回避率を下げられる特性なんだ」

「だいぶ心強い特性だね! よっし、ならガンガン行こう! ゲコガシラ、ハイドロポンプ!」

「ヤバソチャ、やってやりなさい! シャカシャカほう!」

「ゲコ!」

「ヤバ!」

 

 

 ゲコガシラとヤバソチャの攻撃が命中し、ミロカロスがダメージによって苦しそうな表情を浮かべていると、アオイとライラは申し訳なさそうな顔をした。

 

 

「落ち着かせるためとはいえ、みんなでよってたかって攻撃するのって心が痛むね……」

「そうですね……そろそろ一度攻撃を止めませんか? 恐らく落ち着いたと思いますし」

「ソレモソウダシ。サテ、ソロソロ……」

 

 

 その時、ミロカロスは大きな鳴き声を上げた。そしてその体が結晶に包まれ、その様子にユウ達が驚いていると、結晶は大きな音を立てながら砕け、中からテラスタルをしたミロカロスが現れた。

 

 

「オ、オーブ無しで……!」

「テラスタルしちゃった……!?」

 

 

 ユウ達が驚く中、幽霊を象ったテラスタルジュエルを被ったミロカロスは再び鳴き声を上げた。

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