ポケットモンスター~偽竜の司令官~   作:九戸政景

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第二百五十八話

「な、なんだべ……!?」

「これって……もしかしてゴーストタイプのテラスタルジュエル!?」

「ソウダシ。ダカラ、ノーマルタイプトカクトウタイプノワザハキカナクナッタシ、クサタイプトデンキタイプノワザハジャクテンジャナクナッタシ」

「どうしてこのミロカロスがゴーストタイプにテラスタルしたのかはさておき……もっと頭に血が上っちゃったみたいだし、仕方ないからひんし状態にするしかないかな」

「ダシ。ソウトキマレバ……サア、ヤッタルシ! リーフ、かげうち!」

「マスカーニャ、つじぎり!」

 

 

 シュリとハルトの指示でリーフとマスカーニャが揃って攻撃を仕掛けたが、ミロカロスは長い体をくねらせてそれらを躱し、そのままなみのりによる攻撃を始めた。

 

 

「ヤッバ……! みんな、躱しなさい!」

 

 

 ゼイユの言葉にポケモン達は回避をしようとしたが、一部のポケモン達は行動が遅れた事でなみのりを諸に受け、ラルトスとニューラはひんし状態になって倒れた。

 

 

「ラル……」

「ニュラ……」

「ラルトス……お疲れ様、良い働きをしてくれてありがとう」

「ニューラ、ゆっくり休んでください。皆さん、足を引っ張ってしまい申し訳ありません……」

「コレバカリハシカタナイシ。ケド、コノミロカロスハケッコウツヨイシ。ユダンシテルトホカノミンナモスグニヤラレルシ」

「だな。俺のカムカメも相性は悪くないけど結構ダメージを受けたみたいだし、本当にそれはあり得るよな……」

「とりあえずスグリのカミッチュと僕のマスカーニャ、ユウのリーフとゼイユさんのヤバソチャがメインでアタッカーになって、ネモとクロスはサポートしながらアオイちゃん達とブライア先生を守ってもらおう」

「ええ、構わないわ。ブライア先生、聞いてまし……ブライア先生?」

 

 

 ゼイユの視線の先ではブライアが目を輝かせながらミロカロスを見たり水底の結晶を観察したりしており、その姿にブライアとミロカロスを除いた全員が呆れた様子でため息をついた。

 

 

「あの先生はもう……ユウ、いっその事シンのテレポートでブルーベリー学園まで飛ばしてくれない?」

「それでも良いですけど、引率役がいなくなったらそれはそれで困りますよ」

「まだいるようならジニア先生に頼む? それなら問題ないと思うよ?」

「ネモですらそういう辺り中々だよね。でもまあ、すぐにどうこう出来る話でもないし、ハルト君が言う作戦通りに行こうか」

「んだな。けど、それならおれもサポートに回るべ。カミッチュが持ってる技はサポート寄りの物が多いし、それならサポートに回った方が良いだろ?」

「あら、意外ね。スグなら自分も活躍したいって言うかと思ったのに」

 

 

 からかうようにゼイユが言う言葉にスグリはムッとする。

 

 

「そこまで子供じゃない。変に前に出てみんなをピンチにさせるくらいならでしゃばらない方が良いに決まってる」

「タダ、カミッチュノコウケンドハナカナカノモノダシ。ダカラ、ココカラモキタイデキルシ」

「そうだね。よし……ここから気を引き締めていくよ!」

 

 

 ユウの言葉にネモ達は頷き、ミロカロスに対して改めて向き直った。

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