ポケットモンスター~偽竜の司令官~   作:九戸政景

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第二百五十九話

「サテ、ミロカロスニツイテハダイタイワカッテキタシ。タダ、ワザガスベテワカッタワケデハナイシ。ダカラ、ココカラモユダンセズニイクシ!」

「そうだね。そういえば、あのミロカロスはテラスタイプがゴーストだけど、ミロカロスってゴーストタイプの技は何か覚えたっけ……」

「シイテイエバあやしいひかりクライダシ。ケド、コウゲキワザジャナイカラテラスタルニヨルイリョクアップノオンケイハウケラレナイシ」

「言われてみれば……それに、いくらノーマルタイプと格闘タイプが無効になるとはいえ、ミロカロスがゴーストタイプになる意味はないよね」

「何か別の理由があるのかな……」

 

 

 ゴーストタイプになったミロカロスを見ながらユウ達が考えていた時、スグリの顔は真っ青になり、ゼイユは顔をひきつらせていた。

 

 

「スグリニゼイユ、ドウシタンダシ?」

「い、いや……」

「……ここに関する伝承を思い出しただけよ。ほ、ほら……それについては後で教えてあげるから今はこのミロカロスを倒す事だけに集中するわよ……!」

「は、はい……? えっと……リーフ、力を高めていこう! つるぎのまい!」

「だったら僕達は相手の動きを制限していこう。マスカーニャ、ちょうはつ!」

「なら、あたし達も力を高めさせてもらうわ! ヤバソチャ、めいそう!」

 

 

 三匹が指示に従って技を使う中、ちょうはつを受けたミロカロスは口に冷気をまとったエネルギーを溜め始めた。

 

 

「れいとうビームガクルシ!」

「だったら、こっちも! ゲコガシラ、れいとうビーム!」

「カミッチュ! サポートに専念するぞ! あまいかおり!」

 

 

 水色の光をまとったゲコガシラがれいとうビームを撃ち出してミロカロスのれいとうビームを迎撃すると、カミッチュはあまいかおりを漂わせ、それを嗅いだミロカロスの目はとろんとし始めた。

 

 

「ミロ……」

 

 

 そしてミロカロスのれいとうビームの勢いがなくなっていくと、クロスはニヤリと笑った。

 

 

「今がチャンスだな。カムカメ、いわなだれ!」

「カメ!」

 

 

 カムカメは鳴き声を上げると、ミロカロスの頭上から大きな岩を幾つも降らせた。

 

 

「ミロ……!」

「いわなだれデヒルンデルシ! ユウ、ハルト、ゼイユ! イマダシ!」

「うん! リーフ、かげうち!」

「マスカーニャ、つじぎり!」

「ヤバソチャ、シャドーボール!」

 

 

 三人の指示でポケモン達が技を出すと、ミロカロスは総攻撃によって声を上げ、そのまま大きな音を立てながら倒れた。そしてミロカロスのテラスタルが解除されると、シュリは嬉しそうに胸を張った。

 

 

「シュリタチノカチダシ!」

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