「な、なんでともっこが……!?」
「もしかしてブライア先生が落としたてらす池の水とか結晶の欠片が理由……!?」
「てらす池では死者と会えると言われていたが、まさかそんな……」
ユウ達が驚く中、ともっこ達は目をパチクリとさせると、辺りをキョロキョロと見回し始めた。
「ヌ……?」
「マ……?」
「キチ……」
ともっこ達が不思議そうにし、ユウ達がどうするべきか迷う中、ゼイユは一歩前に進み出た。
「ちょっとあんた達!」
「ね、ねーちゃん!?」
「いきなり蘇ってきてどういうつもりよ! あんた達がどれだけ強いのかわからないけど、オーガポンに酷い事をしたあんた達なんてまた倒してやるんだから!」
ともっこ達を指差しながらゼイユが言うと、ともっこ達はゼイユをジッと見つめた。
「な、なによ……! あんた達なんて怖くないんだから!」
「ゼイユさん! 危ないですよ!」
「そいつらはまだ得体が知れないんだから危険ですって!」
ライラとクロスが焦りを見せる中、ともっこ達はユウ達を見回してから背中を向け、こそこそと話を始めた。
「ヌンダヌンダ……」
「マシマシマシキャー……」
「キチチキッチ……」
「……ユウタチノコトヲミテコンワクシテルノモアルケド、ホカニモボッチャンハドコカミタイナコトトカイッテルシ」
「ぼっちゃん……? 誰の事だろう……?」
「ワカラナイケド、モシカシタラシュリタチガキヅイテイナイナニカガアルノカモシレナイシ……」
「気づいていない何か……」
ともっこ達を見ながらユウが呟いていると、ともっこ達は頷き合い、ユウ達を無視してどこかへと去っていった。
「あ、ちょっと……!」
「こら、待ちなさい!」
ユウ達の言葉に反応する事なくともっこ達は姿を消すと、ユウ達はともっこ達が去っていった方向をただ見つめた。
「行っちゃった……」
「イキナリヨミガエッタトオモッタラドッカニイッタシ。デモ、モクテキハナントナクワカルシ」
「そうだね。お面も目的だろうけど、一番の目的はオーガポンだと思う」
「シンやミュウツーだって関わってはいるけど、自分達の命を奪ったのはオーガポンなわけだしね。それに、ともっこ達はお面のありかを知らないから、オーガポンが取り返したと考えてもおかしくない……!」
「は、早く鬼さまのとこさ急ぐべ!」
「うん! おじいさん、ブライア先生とお面をお願いします!」
ユキノシタが頷いた後、ユウ達はライドポケモンに乗り、スグリの案内に従ってともっこプラザを出発した。