ポケットモンスター~偽竜の司令官~   作:九戸政景

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第二百七十八話

「あの看板に書いてあった通りだね……被っているお面に応じてオーガポン自身もあの攻撃もタイプを変えてくるんだ」

「かまどのめんを被っている時は草/炎タイプ……つまり、今のツタこんぼうは炎タイプだから、おれ達のポケモンにとっては弱点になるわけだな。流石は鬼さまだべ」

「ファンボーイナミノカンソウハアトニスルシ。ショウジキ、イマノジョウキョウハアイテガワルイッテカンジダシ。ポケモンヲカエルノガトクサクダシ」

「そうだね。上げた攻撃力がもったいないけど……リーフ、ごめん。一旦戻って」

「メガヤンマ、一回戻ってくれ」

 

 

 二人はポケモンをモンスターボールに戻すと、別のモンスターボールを手に取り、そのままスイッチを押した。

 

 

「お願い、ミカヅチ!」

「頼むべ、ニョロボン!」

 

 

 ミカヅチとニョロボンが飛び出すと、シュリはニョロボンに視線を向けた。

 

 

「ソウイエバ、スグリノポケモンタチガノキナミシンカシテルシ。シンカガヨウイダカラミンナシンカサセテルシ?」

「そんなところ。別にそういうポケモンを好んで集めたわけじゃないけど、道具や技で進化するポケモンばかりだから進化させようと思ったんだ」

「なるほどね。よし……ミカヅチ、あまごい!」

「ニョロボンははらだいこだ!」

「ピカ!」

「ニョロ!」

 

 

 ミカヅチの祈りによって雨が降り出し、ニョロボンが力強く腹を叩いていると、シュリは満足そうに頷いた。

 

 

「ウムウム、イイカンジダシ。はらだいこハタイリョクヲケズルカワリニコウゲキリョクヲサイダイゲンニアゲルワザダシ。ダカラ、ソノアトニコウゲキヲサレルトキツイケド、グラスフィールドニヨルモノトトクセイノちょすいガアルカラミカヅチノナミノリデソノヘンハナントカナルシ」

「アカツキの時も思ったけど、ミカヅチとニョロボンの相性は本当に良いんだよね。よし……行くよ、ミカヅチ! なみのり!」

「ニョロボンはアクアブレイクだ!」

「ピッカ!」

「ニョロ!」

 

 

 ミカヅチが出現した波に乗る中、ニョロボンは水を纏った拳を構えながらその中へと入り込んだ。すると、はらだいこによって負っていたダメージはみるみる内に癒えていき、ミカヅチのなみのりとニョロボンのアクアブレイクは同時にオーガポンに命中した。

 

 

「ぽに……!」

 

 

 大ダメージを受けたオーガポンは大きく吹き飛ばされ、立ち上がろうとすると同時にかまどのめんのテラスタルは解除された。

 

 

「ヨシ! ダシ。テラスタルモカイジョサレタシ、コレデバトルモ──」

 

 

 その時、オーガポンはかまどのめんを外していどのめんを被った。そして体が青く変化していく中、オーガポンは再び水晶に包まれた。

 

 

「ハ!?」

「ま、またテラスタルした……!?」

「今のでだいぶダメージを与えたはずじゃ……!」

 

 

 ユウ達が驚く中で水晶が砕けると、そこにはいどのめんをテラスタルさせたオーガポンが立っており、シンはそれを見ながらクスクス笑った。

 

 

『さあ、第2ラウンドの始まり始まり~』

 

 

 シンが楽しそうに言った後、オーガポンは再び大きく雄叫びを上げた。

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