「スター団の人……だよね? 私達に何か用事? バトルなら喜んで受けるよ?」
「バトル……まあ目的はそれなんだけど、その相手は生徒会長じゃない。お前だ、シャリタツ使いの転入生!」
スター団の団員に指をさされたユウは驚く。
「ぼ、僕ですか……!? あれ、そういえばどこかで見た事あるような……?」
「ユウ、アイツダシ。ニュウガクシタヒニバトルシタスター団ノオトコノホウダシ」
「あ、センパイさん! お久しぶりです、あれからヤングースは元気ですか?」
「え? ああ、元気でデカグースにもなってるけど……よく覚えてたな。あれから一回も会ってなかったのに」
ユウは微笑む。
「突然のバトルではありましたけど、結構印象に残ってたので。それに、センパイさんも悪い人ではないってわかってましたからまたお会い出来て嬉しいです」
「そ、そうか……まあ俺の名前はレムルスっていうから今後はそう呼んでくれ」
「わかりました。改めてよろしくお願いしますね、レムルスさん」
「お、おう……」
レムルスが照れ臭そうにしていると、シュリはニヤニヤとし始めた。
「ソノカンジ、ユウガモシモオンナノコダッタラレムルスハイマゴロホレテタシ」
「そ、そんな事ねぇ! それよりもバトルだ、ユウ!何だかんだであの時負けたのが悔しかったからずっと特訓してきたんだ! ちゃんと授業にも出てたしな!」
「スター団ノホウハイイノカシ?」
「別にどこかのチームに所属しているわけじゃないしな。どく組のアジトの近くにもそういう奴らの集まる場所もあるようだから俺のような奴も珍しくない。林間学校から帰ってきたところ悪いが、バトルを受けてくれると助かる」
「僕は大丈夫ですよ。シュリはどう?」
「モチロンイイシ。サア、ハリキッテイクシ!」
ユウが頷いた後、ユウとレムルスは軽く距離を取った。
「ルールは一体ずつのシングルバトル、どちらかが先に戦闘不能になったら終わりだ。それで良いな?」
「はい!」
「シュリタチノチカラ、ミセタルシ!」
ネモ達が見守る中、ユウ達はボールを投げた。
「やるよ、ホムラ!」
「任せた、デカグース!」
ホムラとデカグースが現れると、レムルスは笑みを浮かべた。
「あのヒトカゲ、リザードンになったのか……! これは倒しがいがあるぜ!」
「タオセルゼンテイノヨウダケド、ソウカンタンニハタオセナイシ。イロイロナケイケンヲツンデツヨクナッタホムラノアジ、シッカリアジワウシ!」
「強さは承知の上だ! だからこそ、この力だって手に入れたんだ!」
レムルスはポケットに手を入れる。そして取り出された物にユウ達は驚いた。
「それって……テラスタルオーブ……!?」
「ああ。一発輝いとけ、デカグース!」
レムルスはテラスタルオーブを投げ上げた。そしてデカグースは水晶に包まれ、水晶が高い音を立てながら砕けると、そこには岩タイプのテラスタルジュエルを被ったデカグースが立っていた。