ポケットモンスター~偽竜の司令官~   作:九戸政景

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第三百九話

「ヒスイのジュナイパー……シュリでも流石に情報はないよね?」

「ナイシ。タダ、タイプノナカニクサガアルカノウセイハヒジョウニタカイシ。モクローガ草/飛行タイプデシュリノシッテルジュナイパーガ草/ゴーストデクサノブブンハカワッテナイカラ、ヒスイノジュナイパーモオナジデヒコウノブブンダケガカワッテイナイトカンガエラレルシ」

「問題はもう一つのタイプが何かって事だね。ただ、迷っていても仕方ないし、バトルの中で考えていくしかないかな」

「ダシ。サアハリキッテイクシ、ユウ!」

「うん。ホムラ、行くよ。りゅうのはどう!」

「グォ!」

 

 

 ホムラがりゅうのはどうを放つと、コウキは右手を大きく横に振った。

 

 

「だったらこれで行くぜ! イショサンゲ、リーフブレード!」

「ホー!」

 

 

 向かってきたりゅうのはどうをイショサンゲはリーフブレードで軽くいなし、どうだと言うかのように胸を張った。

 

 

「ホウ」

「あんなに簡単に……」

「テラスタルトサンパワーニヨルキョウカガサレテルりゅうのはどうヲイナシテミセルトハオソルベシダシ。コウナルトタダノブツカリアイデカツノハムズカシイシ。ドウニカシテスキヲミツケルカスキヲツクラセルシカナサソウダシ」

「難しいけどやるしかないね。ホムラ、足元に向かってだいもんじ」

「グオ!」

 

 

 ホムラはだいもんじを吐き出す。大の字に吐き出された炎はバトルコートに広がっていくと、じわじわとイショサンゲに迫っていった。

 

 

「ホウ……!」

「……飛べはするけど、飛んだ瞬間にその隙をつかれて攻撃を当てられる。それならやる事は一つだよな! イショサンゲ、“力業”でリーフブレード!」

「えっ!?」

「ナ、ナンダシソレハ!?」

 

 

 ユウ達が驚く中、イショサンゲは力をこめてリーフブレードを振るう。すると、それによって生じた衝撃波はだいもんじを一瞬で消し去り、その余波でホムラは怯んだ様子を見せた。

 

 

「グォ……!」

「す、スゴい力だ……!」

「力業……ソレガコウキノイッテタタタカイカタデ、コトバドオリニチカラヲコメタイチゲキヲハナツヤリカタダトスイソクデキルシ。コレハマスマスマッコウショウブガムズカシイモノニナッタシ」

「たしかに……でも、それならどうすれば……」

 

 

 ユウの表情に迷いが見えた瞬間、コウキはイショサンゲに指示を出した。

 

 

「その隙……遠慮なくつかせてもらうぜ! イショサンゲ、今度は“早業”で3ぼんのや!」

「ホウ!」

 

 

 イショサンゲは目にも止まらぬ速さでホムラの懐に飛び込むと、三本の矢羽でホムラを射抜いた。

 

 

「グウゥッ……!」

「こ、今度は早業!?」

「マズイシ……イマノコウゲキデホムラハヒルンデルウエニボウギョリョクガサガッテルミタイダシ。コノママジャ……!」

「ああ、このままやらせてもらうぜ! イショサンゲ、ブレイブバード!」

「ホォウ!」

 

 

 イショサンゲはホムラにブレイブバードを命中させた。その衝撃でホムラがくの字に体を曲げているとイショサンゲは後ろへ跳び、イショサンゲが着地すると同時にホムラは倒れ、テラスタルは解除された。

 

 

「ホムラまで……」

「パワージュウシノ力業トスピードジュウシノ早業……コレハホントウニマズイコトニナッタシ」

 

 

 ユウとシュリが汗を滲ませる中、コウキとイショサンゲは圧倒的な存在感を放ちながら立っていた。

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