特訓開始から数十分後、ネモやコウキ、ギラティナやミナカタが見守る中でユウとオーガポンはリオルと向かい合って立っていた。
「サテ、トックンモシタシ、リオルトノバトルヲアラタメテヤッテイクシ」
「うん。頑張ろうね、オーガポン。そしてよろしくね、リオル」
「ぽに!」
「リオ!」
オーガポンとリオルが返事をした後、リオルは両手を握り、地面を強く踏みしめた。
「リオー……!」
「ふるいたてるダシ。コレニヨッテブツリコウゲキリョクトトクシュコウゲキリョクガアガッタカラ、ココカラノコウゲキハイリョクガタカクナルシ。チュウイシテイクシ」
「だね。オーガポン、こっちも上げていくよ! せいちょう!」
「ぽにおーん!」
オーガポンは鳴き声を上げながら赤いオーラを纏い、それを見ながらシュリは満足そうに頷いた。
「ウムウム、コレデコッチモイリョクヲアゲテタタカッテイケルシ。サアオーガポン、マスクチェンジダシ!」
「ぽに!」
みどりのめんを被っていたオーガポンが袖で顔を隠すと、みどりのめんはいどのめんに変わっていた。
「この技術は本当にスゴいけど、どのお面にするのかはオーガポンが決めてるの?」
「ソウダシ。コノオメンノコトハオーガポンガイチバンヨクシッテルカラ、シュリタチハオメンヲカエルタイミングヲハカッテシジヲダスダケダシ」
「なるほどね。オーガポン、ツタこんぼ──」
「リオッ!」
リオルが衝撃波を飛ばすと、命中したオーガポンは軽く怯み、シュリはヒレを組んだ。
「しんくうはモシッカリトツカッテキテルシ。ケド、ソノテイドジャオーガポンハトメラレナイシ! オーガポン、ツタこんぼう!」
「ぽに!」
オーガポンはツタこんぼうを構えながら走り出した。その姿を見ながらリオルはスピードスターを放ったが、オーガポンはそれをツタこんぼうで砕き、リオルの目の前まで迫った。
「リオ……!?」
「そのままお願い、オーガポン! ツタこんぼう!」
「ぽにお!」
オーガポンは返事をすると、ツタこんぼうを力いっぱいに振るった。その衝撃によってリオルは吹き飛ばされると、地面をゴロゴロと転がり、仰向けに倒れた。
「ナイスダシ、オーガポン!」
「ぽに!」
どうだと言うかのようにオーガポンが胸を張る中、リオルはどうにか立ち上がろうとした。しかし、ツタこんぼうによるダメージによってそれは叶わず、リオルはそのまま目を回した。
「これは……」
「シュリタチノカチダシ」
シュリは倒れるリオルを見ながら静かに言った。