ポケットモンスター~偽竜の司令官~   作:九戸政景

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第三百三十九話

 バトル終了後、リオルの手当てをユウがしていると、シュリはそれを見ながらヒレを組んだ。

 

 

「はどうだんマデハダセナカッタケド、リオルモケッコウタタカエテタシ。スコシノトックンデココマデヤレルナラタイシタモンダシ」

「たしかにね。リオル、君はどうだった?」

『負けたのは悔しいけど、前よりも強くなれてるのは嬉しかった。だから、君達についていきたい。君達と一緒ならもっと強くなれる気がするから』

「モチロンダシ。ビシバシイクカラカクゴスルシ?」

「もうシュリったら……あ、そうだ。リオルにもニックネームをつけるし、この流れでまだつけてないオーガポンやギラティナ、インテレオンにもつけちゃおうか」

「ソレガイイシ。インテレオンモダスシ」

 

 

 ユウは頷いた後、インテレオンをボールから出した。そして四匹を前にしながら少し考えた後、ユウは口を開いた。

 

 

「うん、決まった。リオルがリオでオーガポンはミドリ、ギラティナはティナでインテレオンがレオンかな」

「オーガポンイガイハナマエカラトッテ、オーガポンハみどりのめんノイメージダシ?」

「そう。三匹にはそのまま名前に使える部分があるし、オーガポンはメスだから女の子っぽいミドリでも良いかなと思ったんだ」

「ナルホドダシ。ミンナハドウダシ?」

 

 

 シュリの問いかけに四匹はそれぞれ返事をした。

 

 

「ミンナイイミタイダシ」

「うん、わかった。それじゃあリオ、これからよろしくね」

『こちらこそよろしく!』

 

 

 リオが答えた後、ユウはモンスターボールをリオにぶつけた。そしてリオがボールの中に収まると、リオのボールを持ちながら優しい眼差しを向けた。

 

 

「これからよろしくね、リオ」

「アトハアオイモカクトウタイプヲゲットスルダケダシ」

「そうだね。何かいないかなぁ……」

「ミンナデサガセバモンダイナイシ。サア、ハリキッテサガ──」

「あ、シュリとちょっと話したい事あるから、来てもらっても良い?」

「ワカッタシ。ユウ、シュリヲネモニワタスシ」

 

 

 ユウが頷いた後、シュリはネモの手の上に載った。そしてミドリ達をボールに戻したユウ達が格闘タイプのポケモンを探しにいく中、シュリはヒレを組みながらネモを見上げた。

 

 

「ハナシハユウニツイテダシ?」

「うん……シュリ、やっぱりユウの事について気にならない? 波導についてはコウキさんも使えるみたいだし、はどうだんについて驚いてない辺り、それもまだ変じゃないんだと思う」

「ケド、ポケモンノコトバガワカルヨウニナッタコトヤテラスタイプヲカンパデキルメハイヨウデハアルシ」

「それもユウが手に入れた強みだと思ってるよ。でも、アルセウスと話していた時の事を考えたら不安になってきて……」

「シュリモドウカンダシ。ソレニ、シュリノナカデハアルカセツガアルシ。ネモハドウダシ?」

 

 

 ネモは静かに頷く。

 

 

「私もあるよ。だから、夜に私の部屋で話そう。もしかしたら同じかもしれないし」

「ワカッタシ。アオイトライラハドウスルシ?」

「まだ予想の段階だから二人には内緒にしたいな。あまり不安にさせたくないし」

「ダシ。ソレジャアイマハアオイノタメニポケモンサガシヲスルシ」

 

 

 ネモは頷いた後、シュリを頭の上に乗せた。そして歩き始める中、その姿をヒカリが静かに見ていた。

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