「パラドックスポケモン……」
「ジクウヲコエテキタトイウコトハカコトカミライカラキタポケモンデマチガイナイシ?」
「そうですね。サケブシッポはプリンのパラドックスポケモンですし、そちらのお二人が連れているコライドンとミライドンもモトトカゲのパラドックスポケモンですよ。もっとも、現代に生きる種の過去や未来の姿というわけではなく、あくまでも姿やタイプが似通っている別種と考えて良いわけですが」
「モトトカゲっぽいと思ってたけど、やっぱり関連があったんだね。それにしても、この三匹はどうしよう? 暴れだす気はないようだけど、本来はこの時代にいないなら野生に放したりしたら生態系が壊れちゃうんじゃ……」
ネモが不安そうに言うと、アルセウスは優しい笑みを浮かべた。
「なので、あなた方で相談をして仲間にしてください。この三匹はエリアゼロに帰るつもりはないようですし、イダイナキバとテツノワダチからも敵意は感じませんからテツノツツミを含めた六匹からそれぞれ一匹を相談して選べば良いと思いますよ」
「ナルホド……デイインダシ?」
「とりあえずみんなにも聞いてみようか。みんな、僕達の仲間になってくれる?」
ユウが近づきながら問いかけると、パラドックスポケモン達は顔を見合わせてから揃って頷いた。
『モチロン、カマワナイ。アノクサモ、ユウニヤル』
『アソコマデノツヨサヲモツナラバマスタートシテミトメル。スパイスモジョウトスル』
『ツイテクノハオモシロソウ! アタシモサンセイ!』
『ワタシハライラヲスデニマスタートシテミトメテイル。コトワルリユウハカイム』
『セッカクダカラ、チカラ、カシテアゲル。タシカニオモシロソウダカラ』
『トウゼンオレモチカラヲカス。コノチカラ、オマエタチノタメニササゲヨウ』
「うん、わかった。それじゃあテツノツツミはライラさんをトレーナーとして認めてるみたいだし、他の五匹をどうするか相談して決めようか」
ライラを除いた四人が頷いた後、ライラがテツノツツミに近づく中でユウ達は相談を始めた。そして数分後、ユウ達はそれぞれが決めたポケモンに近づいた。
「よっし、これからよろしくね! イダイナキバ!」
「これから頑張っていこうね! ハバタクカミ!」
「サケブシッポ、僕達と一緒に頑張っていこう」
「テツノイバラ、これからよろしくな!」
「テツノワダチ、ううんワダチ。これからよろしくね」
「コレデゼンインガナカマニナルポケモンヲキメタシ。アラタナナカマトノデアイヲシュクシテショクジカイヲスルシ! ユウ!」
「うん。とりあえずワダチと一緒にスパイスを採ってくるよ。行こう、シュリ、ワダチ」
そしてユウ達が洞窟の外に出ていくと、その姿を見ながらアルセウスはボソリと呟いた。
「ユウは本当に強く成長しましたね」
「アルセウス……なんだか自分の子供を見るような目をしてない?」
「ユウは我が子ではありませんが似たようなものですから。さて、私達も準備をしましょう」
アルセウスの言葉にネモ達が頷いた後、ネモ達は手分けをして準備を始めた。