夜、ユウとハルトはユウが淹れたロズレイティーを飲みながら話をしていた。
「今日はワダチ達との出会いがあったけど、博士達に会うにはエリアゼロに直接行かないといけない事もわかったね」
「そうだね。けど、僕達がもっと強くなればペパーを連れてエリアゼロに行けるわけだから、ペパーにはスパイス集めに集中してもらってそれが終わったら話をしてみようか」
「ソレガイイシ。トイウカ、ユウモリョウシントレンラクヲトリアッテルトコロヲミタコトガナイシ。ナンデナンダシ?」
「ああ、その事。実は二人ともスマホロトムを持ってないんだよ」
その言葉にシュリは驚く。
「スマホヲオモチデナイ!? ナノニ、ユウニハモタセテルンダシ!?」
「うん。だからたまに手紙を書いて近況報告をしていたんだ。アカデミーに来てからは書く機会は無かったけど、これも良い機会だから書いてみようかな」
「ソレガイイシ。カクコトイッパイデカイテルウチニヨガアケソウデハアルシ」
「あはは、流石に分割したり纏めたりするよ。でも、たしかにここまで色々な事があったし、これからも色々な事があるから、書きたい事はいっぱいになりそうかな」
「ユメモオモイデモイッパイガイイシ。モチロン、オナカモイッパイノホウガイイシ。ダカラ、コレカラモシュリノオナカヲイッパイニスルンダシ」
「それは良いけど……食べ過ぎると太るよ?」
その言葉にシュリは怒りを見せる。
「ウラワカキオトメニフトルトハナニゴトダシ! シュリハカノウセイニミチアフレタソンザイダカラゼンブセイチョウノタメニツカワレルンダシ!」
「痛い痛い! 叩かないでよ!」
ユウが痛がる中でシュリが叩き続けていると、それを見ながらハルトはクスクス笑った。
「ふふっ、今日もシュリの逆鱗に触れたね」
「技としては覚えるみたいだけど、覚えさせたところでだしね」
「シュリハブツリワザヨリモトクシュワザノホウガツヨイシ。ダカラ、りゅうせいぐんノホウガイインダシ」
「奥の手のような形にはなるけどね。それに使いどころを間違えると一気にピンチになるだろうし、その辺りも気をつけないと……」
「トーゼンダシ。サテ、ノコッタヌシハオージャの湖にイルヌシダケダシ。アソコニイクノハチョットキガススマナイケド……」
シュリは軽く俯いたが、すぐに顔を上げた。
「ソンナコトイッテラレナイシ。ジムチャレンジモススメナガラアノバカドモヲセイバイシタルシ!」
「その言い方はどうかと……でも、シュリ的に倒したい気持ちは変わらないだろうし、マフィティフのためにも頑張ろう」
「うん」
「ダシ!」
ハルトとシュリが頷いた後、ユウ達の夜は楽しげに更けていった。