『いただきます』
町外れでピクニックを始めたユウ達は料理を食べながら一息ついていた。
「さて、クロエをダブルバトル専門にしたいってシュリは言ってたけど、クロエはどうしたい?」
「デルルビル。ルビルビデルビ!」
「ソレデモイイヨ。ソレハソレデオモシロソウダカラネ! トイッテルシ。ホンニンモノリキナラアイカタモキメテイキタイシ」
「相方……そうなると誰が良いんだろう?」
シュリはサンドイッチを一口齧ってから顎にヒレを当てた。
「シンカゴノヘルガーハテンキダトハレテルトキガイチバンツヨイカラ、にほんばれガツカエルポケモントクマセルノガイイシ。タダ、ホムラハショウライテキニハにほんばれヲワスレサセテホカノワザヲツカイタイトオモッテルカラ、アイカタトシテハチョットムズカシイシ」
「クロエ自身がにほんばれを使うのじゃダメなの?」
「ソレモアリダケド、セッカクダカラクロエヲエーストシテキヨウシタイシ。ソシテ、ホムラハシングルバトルノエース、ミカヅチガアメノパーティーノエースミタイニソロソロチームワケヲシテイキタインダシ」
「そういえばユウの手持ちってどの天気にも対応してるもんね。それならたしかにそれぞれの天気でチーム分けをするのはありだね。ただ、実感はしてると思うけど天気を操るパーティーはそれを封じられたら戦いづらくなるし、そこの対策は必須だよ」
ネモの言葉を肯定するようにピーニャは頷く。
「上手く天気を操る事が出来たら強力だけどね。まあそれはメロコと戦ってより理解はしてるだろうけど」
「メロコさんも晴れをメインにしたパーティーですからね。シュリ、晴れをメインにしたパーティーはメロコさんにも相談して、雪はライラさん、砂嵐はクロス君、雨はネモと一緒に考えるのはどうかな? それをメインにしている人と知恵を出し合えばより良いアイデアが生まれると思うんだ。まあ雨はメインにしている人が近くにいないからよりバトルに詳しいネモにお願いするのが良いかなと思ったんだけど」
「ベツニイイトオモウシ。アト、ユウハナンダカンダデアクタイプガオオクナッテキテルカラ、ソコハピーニャトモソウダンスルシ」
「うん、それはもちろん良いよ。僕もまだ勉強中の身だけど、出来る限りフォローするよ」
「ありがとうございま──」
「ポッチャマ!」
「え?」
リドの声にユウが視線を向けると、そこにはリドとサンドイッチの取り合いをする薄い黒色のイガグリのような頭をした小さなポケモンがいた。