「ホウ、ゼンザカダシ。コノシュリサマヲゼンザアツカイナノハチョットイタダケナイケド、ソレナラソレデシュヤクヲクウクライニメダッタルシ!」
「それはどうなのかな……でも、オープニングアクトって何をすれば良いんだろ? 芸みたいなのは特には出来ないし……」
「ご安心を! 前座といってもやっていただくのはポケモンバトルなので!」
「フーム、ポケモンバトルカダシ。ヤッパリバトルノアイテハジムノトレーナーナンダシ?」
受付のスタッフは笑みを浮かべる。
「その予定です。ですが……チャレンジャーは四人いらっしゃるようなので、二人一組でタッグを組んでいただいて二組でのバトルという形でも大丈夫ですよ。バトルコートにいるMCがしっかりと盛り上げてくれますので安心してバトルしてください!」
「ワカッタシ! ソレジャアヨテイドオリニユウトピーニャ、ソシテハルトトアオイノクミデイクシ!」
「わかった。ピーニャさん、頑張りましょうね」
「ああ。こうなったらバトルを楽しみながらハルト君達にもリベンジを果たせるように頑張ってみせるよ」
「今度も僕達が勝ちますよ。アオイちゃん、頑張っていこう」
「うん。ユウ君達は強いけど、負けたくないから頑張るよ!」
「ソウトキマレバサッソクバトルコートニゴーダシ!」
ユウ達は建物を出るとそのままバトルコートに向かった。すると、一人の男性が立っていた。
「あ、あのー……」
「おっ、君達が今回のチャレンジャーだね? ライムから聞いてるよ。中々見所のある若者が来たって!」
「ソレハイイケド、オマエハダレダシ? ウケツケノスタッフガエムシーガドウトカイッテタケド、オマエガソウナンダシ?」
「そうだよ。俺はMCカマー、本来は俺を含めた三人のジムトレーナーとダブルバトルをして場を暖めてもらうんだけど、せっかくだから君達四人にバトルをしてもらおう! 受付でもそう言われたんだろ?」
「ダシ。ナラ、ゼンリョクデモリアゲテモラウシ!」
「もちろんだ! さあ、バトルコートに上がってくれ!」
ユウ達がバトルコートに上がると、近くにいた人々が次々に寄ってきた。
「さあ、観客も増えてきた事だし、早速始めていこうか! みんな、今回のジムテストは一風変わったダブルバトルだ! グリーンアップルアカデミーから来た若き才能達の熱いバトルに酔いしれてくれ!」
『おー!』
ネモ達を含めた観客達のボルテージが上がる中、その様子にMCカマーは満足そうに頷いた。
「オッケー! それじゃあ今回のチャレンジャー達に自己紹介をしてもらおうか! 観客がテンションがぶち上がるような二つ名もよろしく頼むぜ!」
「ふ、二つ名……!?」
「ソンナノキマッテルシ! サア、カマシタルシ!」
「はあ、もう……グリーンアップルアカデミーの学生、偽竜の司令官のユウです!」
「オナジク偽竜の司令官ノシュリダシ! コノビショウジョノカレイナルシキニミリョウサレルガイイシ!」
ユウに続いてシュリが自己紹介をすると、MCカマーは更にテンションが上がった様子で声を張り上げた。
「オーケー! 人間とポケモン、二人の指示に期待だー! さあ、残り三人も続けてかましてけー!」
「グリーンアップルアカデミーの学生、a.k.a.DJ悪事のピーニャ! ユウ君とシュリとのトリオでハルト君達を今度こそ永遠にチルアウトさせてやるよ!」
「グリーンアップルアカデミーの学生、そうだな……ワールドトラベラーのハルト! 僕達のデュエットでみんなを虜にしてみせるよ!」
「グリーンアップルアカデミーの学生、サイキックフェアリーのアオイ! 私達の絆、ここに示すよ!」
「さあ、自己紹介もかましたところで、バトルのルールの説明だ! 今回は一人につき二体ずつ出してもらうダブルバトル! どちらかのポケモンが先に全て戦闘不能になった時点でバトル終了だ! 両者とも準備は良いかー?」
ユウ達が頷くと、MCカマーは大きく頷いた。
「オーケー! ではジムテスト、スタートだ!」
MCカマーの声と同時にユウ達の手からモンスターボールが放たれた。