ポケットモンスター~偽竜の司令官~   作:九戸政景

378 / 419
第三百七十六話

「行くよ、クロエ!」

「ミュージックスタート、ノクタス!」

「やるよ、キチキギス!」

「やろう、アチゲータ!」

 

 

 四匹のポケモンが現れると、キチキギスの姿にピーニャは驚いた。

 

 

「な、なんだあのポケモンは……?」

「キタカミの里デナカマニナッタポケモンノイッピキダシ。ドクトフェアリーノフタツノタイプヲモッテイテ、ケッコウネバリヅヨイラシイシ」

「毒でフェアリー……ノクタスからすればだいぶ厄介な相手だね。炎タイプのアチゲータもいるから尚更僕は戦いづらいし、とりあえずユウ君達のサポートをさせてもらうよ」

「ワカッタシ。クロエ、マズハスモッグダシ!」

「ノクタスはキチキギスにタネマシンガン!」

「デル!」

「ノック!」

 

 

 クロエがスモッグを吐き出し、その中からノクタスのタネマシンガンが飛び出すと、それを見ながらハルト達は指示を出した。

 

 

「だったら……キチキギス、マジカルシャイン!」

「アチゲータはノクタスにかえんほうしゃ!」

「キキッチ!」

「ゲータ!」

 

 

 キチキギスのマジカルシャインでタネマシンガンがかき消され、ノクタスに向かってかえんほうしゃが飛ぶと、ユウは手を大きく横に振った。

 

 

「クロエ、かえんほうしゃを受けて!」

「ルビ!」

 

 

 クロエはすぐさまノクタスの前に立つと、かえんほうしゃを受け、かえんほうしゃを吸収してから大きく鳴き声を上げた。

 

 

「デルビー!」

「ありがとう、ユウ君」

「どういたしまして。クロエ、君の力はまだこんなものじゃないよね。このままガンガン行こう!」

「ビル!」

 

 

 クロエは返事をすると、青い光を放ち始めた。

 

 

「これって、進化の光……!」

「ヘルガーヘノシンカハカナリノキョウカニナルシ!」

 

 

 ユウ達が見守る中でクロエはヘルガーに進化し、MCカマーは拳を高く突き上げた。

 

 

 

「ここで進化だー! トレーナーの想いに応え、デルビルがヘルガーに進化したぞー!」

「ピーニャ、ちょうど良いから例の件をやってしまうし」

「例の件……そうだね、進化した事でパワーも上がっただろうし、ここらで新曲といこうか」

 

 

 ピーニャはクロエに視線を向けた。

 

 

「クロエ……だったね。まくし立てるように相手を怒鳴りつけるような感じで鳴き声を上げてみてくれ」

「ルガ」

 

 

 クロエは大きく頷くと、息を大きく吸ってからピーニャの指示通りに鳴き声をあげた。その鳴き声は衝撃波となって大きく広がり、それを受けたキチキギスとアチゲータは膝を軽くついた。

 

 

「キチ……!」

「ゲタ……!」

「アチゲータ!」

「今のは……バークアウトか!」

「ソウダシ。フリッジジムヨウニオボエサセルヨテイダッタノヲイマノウチニシュウトクサセタンダシ。クロエノノミコミノハヤサニハカンシャダシ」

「そうだね。このまま行くよ、クロエ!」

「ルガー!」

 

 

 観客のボルテージが上がる中でクロエは大きな雄叫びを上げた。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。