ポケットモンスター~偽竜の司令官~   作:九戸政景

383 / 419
第三百八十一話

「コウナッテクルト、モンダイハマシマシラダシ。キイタハナシダトマシマシラハ毒/エスパータイプミタイダカラ、ホントウハキリキザンデアットウシタイトコロダシ」

「それでこっちがウェーニバルの相手をする感じだね。そうじゃないとキリキザンはアクアステップで倒されて、ミドリはマシマシラの毒タイプの技で倒されてしまうから」

「ソウイウコトダシ。タダ、キリキザンハマダアンコールノコウカガキレテナイカラ、ジッシツニタイイチデノバトルヲシイラレルシ。ダカラ、アンコールニキヲツケナガラキアイイレテイクシ!」

「うん! ミドリ、ウェーニバルにツタこんぼう!」

「キリキザン、つるぎのまい!」

「ぽにお!」

「キザン!」

 

 

 キリキザンがつるぎのまいをし、ミドリがウェーニバルに向けてツタこんぼうを振るうと、ハルトとアオイは頷きあってから指示を出した。

 

 

「ウェーニバル、躱してからキリキザンにアクアステップ!」

「マシマシラはミドリにサイコキネシス!」

「ウェニバ!」

「マシッキャ!」

 

 

 ミドリのツタこんぼうをウェーニバルは軽やかに避けると、そのままキリキザンに向かって走り、マシマシラはサイコキネシスでミドリの動きを止めた。

 

 

「ぽ、ぽに……!」

「ミドリ!」

「マダダシ! ミドリ、ツタこんぼうヲナゲルシ!」

「ぽ、ぽにおーん……!」

 

 

 ミドリは渾身の力を振り絞ってウェーニバルに向けてツタこんぼうを投げつける。勢いよく飛んでいったツタこんぼうがウェーニバルに命中しそうになった時、ハルトは歯をギリッと鳴らした。

 

 

「ウェーニバル、アクアステップでツタこんぼうを弾いて!」

「ウェニ!」

 

 

 クルリと振り返りながらウェーニバルはアクアステップでツタこんぼうを弾いていると、キリキザンの様子を見てピーニャは笑みを浮かべた。

 

 

「今だ! キリキザン、つじぎり!」

「キザーン!」

 

 

 アンコールが解除されたキリキザンがウェーニバルに向けてつじぎりをすると、ウェーニバルは苦しそうに顔を歪めた。

 

 

「くっ……けど、だったらキリキザンも! ウェーニバル、そのままアクアステップ!」

「ウェ、ウェニ……!」

 

 

 ウェーニバルは最後の力を振り絞ってキリキザンにアクアステップを放つ。キリキザンの腹部に命中した事でキリキザンは倒れ、ウェーニバルも肩で息をしていたがテラスタルが解除される中でそのまま倒れこみ、二匹はひんし状態になった。

 

 

「キリキザン、ウェーニバル、共に戦闘不能! これで全員一匹ずつになったぞー!」

 

 

 MCカマーの声が響き、観客達の完成が響く中でハルトとピーニャはポケモンを戻し、別のモンスターボールを取り出した。

 

 

「もう一度お願い、キチキギス!」

「ミュージックスタート、ノクタス!」

 

 

 キチキギスとノクタスが現れると、シュリはヒレを組んだ。

 

 

「ココカラガショウネンバダシ。フタリトモサイゴマデキヲヌカズニイクシ!」

「うん!」

「もちろんだ!」

 

 

 ともっこ二匹を前にしながらユウ達は静かに気を引き締めた。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。