「サテ、ウェーニバルヲタオセタコトデいどのめんイガイノオメンヲツカッテタタカエルヨウニハナッタシ。ココカラガミドリノホンリョウハッキダシ」
「そうだね。ただ、ミドリはどのお面をつけても毒タイプに弱いままだし、攻撃には気を付けないとね」
「僕のノクタスもひんし状態に近いし、あまりサポートは出来ない。お互いに気を引き締めていこう、ユウ君」
「はい! ミドリ、まずはせいちょう!」
「ノクタス、キチキギスにタネマシンガン!」
「ぽに!」
「ノクタ!」
ミドリが力を蓄える中でノクタスはキチキギスにタネマシンガンを発射する。
「このまま強化させるわけにはいかない! キチキギス、避けてからミドリにダブルウイング!」
「マシマシラはサイコキネシスでミドリの動きを止めて!」
「キキッチ!」
「マシキャ!」
マシマシラがサイコキネシスでミドリの動きを止める中、タネマシンガンを回避したキチキギスは翼をミドリに振り下ろした。しかし、それを受け止めているミドリは“灰色の”袖で顔を隠しており、シュリはニヤリと笑った。
「ミドリ、サイコキネシスヲケチラスシ! キチキギスニツタこんぼう!」
「ノクタスは──」
ピーニャがノクタスに指示を出そうとした時、ノクタスはもうどくのダメージで倒れ、攻撃をしようとしたミドリがそちらに気を取られていると、ハルトはニヤリと笑った。
「今だ! キチキギス、クロスポイズン!」
「マシマシラ、シャドーボール!」
「キチチ!」
「マシッキャー!」
キチキギスとマシマシラは揃って返事をするとミドリに攻撃を仕掛け、二匹の攻撃を受けたミドリは後ろに吹き飛ばされた。
「ぽに……!」
「ミドリ!」
「マッタク……ミドリノヤサシサハイイコトダケド、イマハバトルチュウダシ。ミドリ、シッカリスルシ!」
「ぽ、ぽに……」
ツタこんぼうを杖にしながらミドリは立ったが、その表情は苦しそうであり、シュリはそれを見ながら歯をギリッと鳴らした。
「サッキノダメージモアルケド、ドクモウケテルヨウダシ……コレハイッキニピンチダシ」
「でも、最後まで諦めたくない! ミドリ、キチキギスにツタこんぼう!」
「ぽに……!」
ミドリはフラフラしながらもキチキギスに向かって走り出した。
「ぽ、ぽにお……!」
「結果的にともっこ達のリベンジを果たした形になるね。キチキギス、ダブルウイング!」
「マシマシラはシャドーボール!」
「キチキッチ!」
「マシキャー!」
キチキギスがツタこんぼうを片翼で受け止めてもう片方の翼でミドリを打ち据えた後、マシマシラはシャドーボールを放った。そしてその場に黒煙が立ち込めた後、そこにはいしずえのめんが半分ずれた状態で目を回すミドリがおり、ユウ達が俯く中でMCカマーの声が辺りに響き渡った。
「勝負あったー! 見応え抜群のバトルを制したのは、ハルトとアオイのコンビだー!」
観客達からの歓声が上がる中、ハルトとアオイはお互いを見ると、軽く握った拳をコツンとぶつけ合った。