「何を考えているかはわからないが、アタイ達には通じないよ。ヤワなヴァースじゃアタイ達のペースは崩せないからね!」
「ダッタラミセタルシ! ピーニャ、ココカラシバラクハスキニウゴイテイイシ。ピーニャノソロパートダシ」
「え!? そ、そんな事いきなり言われても……」
「ダイジョウブダシ。ユウタチナラシッカリトウゴキヲアワセラレルシ。マヨウヨリモゴー! ダシ!」
「わ、わかったよ」
困りながらピーニャが頷く中、シュリとユウはアイコンタクトを交わした。そしてユウが静かに目を瞑ると、観客はざわめき、ピーニャとライムは驚きの声を上げた。
「は!?」
「おっと? 目の前が真っ暗になるにはちょいと早いんじゃないかい?」
「コレガシュリタチノサクセンダシ。サアヤッタルシ!」
「うん」
ユウは波導を高めると、ティナに話しかけた。
『ティナ、やれるよね?』
『当然だ。このままやられてばかりなのは癪にさわる。修行で身につけた波導の力、奴らに知らしめてやるとしよう! ユウ!』
『うん!』
ティナとユウが波導を通じて会話をする中、ピーニャは不安そうな顔をする。その姿にシュリはため息をつくと、ユウの頭を軽く叩きながらリズムを取った。
「オイハラウシソノフアンノムシ。ムシハサセナイシソノトウシ。イッショニタタカウイジョウハドウシ。ゼンリョクデヤルシジツリョクコウシ!」
「シュリ……そういえば君って普段から韻を踏んでるようなものだったね」
「ソノトオリダシ。ユウガバトルニシュウチュウスルカラシュリガラップデオウエンシタルシ。ダンチガイノスキルヲミセタルシ!」
「……そうだな。やられっぱなしなのはダサいしね。見せつけよう、僕達のソウルとスキル!」
「ガッテンダシ!」
シュリとピーニャが頷き合うと、ライムは腕を軽く組みながらニッと笑った。
「へえ、良い顔になったじゃないか」
「フフン。YO! ヤルキハジュウブンカツキモジュウブン。ゴブゴブノショウブ? ソンナノアワナイショウブン! トウブンライムニユルサヌショウリ。コウフンタイムデモクルワヌショウリ。DJ悪事トイッショニカツシ。ユウジョウタッグノパッションヲミルシ!」
「はっはっは! やっぱりアンタは中々面白いじゃないか。それに対してアンサーを返すのがラッパーだろうけど、バトルをアンサー代わりにしてやるよ。さあ見せてもらおうじゃないか、アンタ達のソウルとやらを!」
ライム達がどっしりと構えて立つ中、シュリ立ちはそれを見ながら改めて戦いの体勢を整えた。