ポケットモンスター~偽竜の司令官~   作:九戸政景

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第三百九十一話

「コレハ……ストリンダー、ソレモローなすがたダシ。ナルホド、ソウイウコトカダシ」

「ああ。ストリンダーの特性は二つあって、その内の一つはマイナスだけど、一般的な特性はパンクロック。自分の音の技の威力を上げて、相手からの音の技のダメージを下げる。だから、音の技であるバークアウトも少しダメージを抑えられてしまうんだ」

「タイプノイッチヤタイプノアイショウガアッテモオモッタヨウナダメージヲアタエラレナイノハヤッパリコマルシ。ソシテサラニコマルノガ、ハカドッグノおはかまいりノイリョクガアガッタコト、ソシテティナガのろいヲウケテルコトダシ。コレハオモッテタヨリモキツイタタカイニナリソウダシ」

 

 

 シュリが警戒する中、ライムはニッと笑いながらマイクを構えた。

 

 

「Yo! 見せてやるよ、アタイ達のテラスタル。ゴーストのテラスタルでアンタ達はたちまちスカル。助かるにはノーマルが必要。だが辺りにはゴーストがふよふよ。不用意に動けばボチボチ仲間入り!」

 

 

 ライムはテラスタルオーブを取り出すと、輝き始めた後にストリンダーの頭上へと投げた。そしてストリンダーがゴーストタイプにテラスタルすると、シュリは更に警戒を強めた。

 

 

「サテ、ドウシタモンカダシ。ストリンダーハモトモトハ電気/毒タイプノポケモンダカラ、ドクトマヒノフタツガトクイダシ。ソシテストリンダーガイチバンヤッカイナノハ……!」

 

 

 シュリが身構える中、ライムは再びマイクを構えた。

 

 

「Yo! 掻き鳴らすベース乱してくペース。爆音鳴らすオーバードライブ。ハカドッグ捗るゴーストダイブ。二匹盛り上げるこのライブ!」

「リンダ」

「バウン!」

 

 

 ストリンダーがゆらりと動きながらオーバードライブを使い、ハカドッグがゴーストダイブで姿を消すと、ピーニャの顔には焦りの色が浮かんだ。

 

 

「マズイ……! ドンカラス、躱してからストリンダーにつじぎり!」

『ティナ、君はゴーストダイブ』

「ドンカ!」

『承知した』

 

 

 ティナが姿を消し、ドンカラスはオーバードライブを回避してからストリンダーに向かっていったが、その背後からゆっくりとハカドッグが姿を現し始めていた。

 

 

「しまっ……!」

『ティナ!』

『ああ!』

 

 

 ハカドッグが現れるより先にティナが姿を現し、ハカドッグに一撃を加えると、ハカドッグは吹き飛ばされ、邪魔がなくなった事でドンカラスのつじぎりもストリンダーに命中した。

 

 

「リン……!」

「バウ……!」

「へー、やるじゃないか」

「ユウ君、助かったよ!」

「……いえ、ダブルバトルで助けるのはパートナーとして当然ですから。そうだよね、シュリ?」

「モチロンダシ! ソレニシテモ、ヤッパリティナノのろいジョウタイハヤッカイダシ。ユウ、ワカッテルシ?」

「うん」

 

 

 ユウはモンスターボールを取り出すとティナを戻した。そして別のボールを取り出すと、それを投げ上げ、その中からはクロエが姿を見せた。

 

 

「ほう、ヘルガーかい。これはまた厄介になったもんだ」

「ヤッカイナノハソレダケジャナイシ! ユウ!」

「うん!」

 

 

 ユウは目を開けると、テラスタルオーブを取り出し、光り輝いてからそれを投げ上げた。そしてクロエが悪タイプにテラスタルすると、シュリはユウの頭の上で大きく胸を張った。

 

 

「サア、ゴーストタチニアクジヲハタライタルシ!」

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