「サテ、ココカラガホントウノショウブダシ。アイテハノコリイッピキ、ハカドッグダケダケド、ヤラレタナカマノカズハサンビキダカラ、おはかまいりノイリョクガエライコトニナッテルシ」
「ゴーストダイブもあるし、まだわからない技もある。油断は出来ないね」
「今のところわかっているのもてだすけとゴーストダイブくらいだからね。残りの技の中に悪タイプ対策が入っていてもおかしくないよ」
ユウ達が警戒する中、ライムはふふんと鼻を鳴らした。
「警戒も結構だけどそんなんじゃアタイ達には勝てないさ! ミュージックカモン!」
その声に応えて曲が変わると、ギャラリーの周囲にあった墓石が持ち上がり、ハカドッグ達が姿を見せた。
「え!? あんなところにもいたの!?」
「ハカドッグハカドルオウエン、ダシ」
「それだけじゃないさ」
ライムが指を鳴らすと、スピーカーの上にボチが現れ、後ろ足で立ちながらリズムに乗ったダンスを始めた。
「DJボチもノリノリさ」
「ボチがDJだったんだ……」
「ゴーストタイプノジムナラデハノDJダシ」
シュリはヒレを組みながら頷いた。そしてハカドッグがリズムに乗る中、ライムはマイクを構えた。
「Yo! ボチボチ終わるこの勝負どっちみちあんた達勝てる道は無し! ゴーストタイプの意地見せるゴーストダイブ!」
「バウワウ!」
ゴーストダイブの指示を聞いたハカドッグが姿を消す中、ユウは静かに目を瞑った。
「ハカドッグの位置は……あ、ピーニャさん! キリキザンの後ろです!」
「わかったよ! キリキザン、つじぎりで受け止めろ!」
「キザン!」
「クロエはバークアウト!」
「ルガア!」
キリキザンが振り向きながらつじぎりでゴーストダイブを受け止める中、クロエがバークアウトを放つと、ライムはそれを見ながらニヤリと笑った。
「Yo! ゴーストダイブにだいぶいい判断! 最後に最高のしゃれたじゃれつく!」
「バウ!」
ゴーストダイブを受け止められながらハカドッグはキリキザンにじゃれつき、その攻撃でキリキザンの体がグラリと揺れる中でハカドッグはバークアウトの一撃を受けた。
「バウン……!」
「ハカドッグ……!」
バークアウトの一撃を受けたハカドッグは吹き飛ばされ、キリキザンが瀕死状態になると同時にハカドッグも瀕死状態になって目を回した。
「キリキザン、ハカドッグ、共に戦闘不能! よって、ウィナーは偽竜の司令官ユウ&シュリ、そしてDJ悪事ピーニャのコンビだー!」
ライムがそっぽを向きながら親指を立てる中、ユウとピーニャは笑い合いながらハイタッチをした。