「ふふ、やっぱりバトルって面白いわねえ。キョジオーン、アームハンマーで振り払って!」
「オーン!」
キョジオーンは返事をした後、勢いよくリオを振り払おうとした。
「リオ、腕から離れてからはどうだん!」
「クォー!」
リオはキョジオーンの腕を踏みつけて跳び上がってからキョジオーンにはどうだんを放ち、キョジオーンははどうだんを諸に受けた。
「オーン……!」
「キョジオーン!」
「ふるいたてるデキョウカシテタブン、ダメージモゼツダイダシ!」
「うん! リオ、このまま畳み掛けるよ!」
「クォ!」
リオが頷きながら返事をする中、タイムは目の奥に闘志の炎を燃やした。
「まだまだ負けないわ! キョジオーン、じこさいせい!」
「オーン」
じこさいせいによってキョジオーンのダメージが回復していると、シュリは小さく舌打ちをした。
「チッ、ヤッパリカイフクサレルノハヤッカイダシ」
「そうだね。ダメージを与えながらダメージを増やせる技があればいいけど……」
「フム、ソレナラピントクルノガアルシ」
「ほんと?」
ユウの問いかけにシュリは頷く。
「ウム。リオ、イマカラシュリノイウトオリニスルシ」
「クォ」
「はどうだんヲツカウトキミタイニジブンノナカニアルハガネノチカラヲシッカリトタメルシ」
「クォ……」
「ソシテソレヲエネルギーダンミタイナカンジデアイテニトバスシ!」
シュリがキョジオーンをヒレで指しながら言うと、リオは手の中にエネルギーを溜めた。そして白い光が生み出され、それが徐々に大きくなっていくと、タイムの頬に一筋の汗が流れた。
「その技はマズいわね。キョジオーン、しおづけ!」
「オーン」
キョジオーンはしおづけを使うために白い光を溜め始め、それをリオへ向けて打ち出した。
「ソンナノウチクダイタルシ! リオ、ラスターカノン!」
「クォ!」
リオは力いっぱいにラスターカノンを放つ。そして向かってきていたしおづけとぶつかり合ったが、それを打ち砕くとそのままキョジオーンに命中した。
「オーン……」
「しおづけが……」
「ラスターカノンノツイカコウカデトクシュボウギョリョクガサガッテルシ! ユウ!」
「うん、このまま一気に行くよ! リオ、はどうだん!」
「クォー!」
リオは波導を溜め、キョジオーンに向けてはどうだんを放った。向かってくるはどうだんを見ながらタイムは満足そうな笑みを浮かべた。
「ふふ、生徒の成長を見られるのはやっぱり幸せね。でも、最後まで足掻かせてもらうわ! キョジオーン、しおづけ!」
「オーン!」
キョジオーンは最後の力を振り絞ってしおづけを打ち出した。しおづけははどうだんとぶつかり合い、押し合いを続けていたが、はどうだんがしおづけを打ち砕くとはどうだんはキョジオーンに命中した。
「オーン……!」
「キョジオーン!」
タイムの声が響く中でキョジオーンは仰向けに倒れ、ライムは腕を組みながら静かに言った。
「キョジオーン、戦闘不能。このバトル、ユウ達の勝ちだ」