ポケットモンスター~偽竜の司令官~   作:九戸政景

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第四百四話

「さて、相手の事は全く知らないわけだし、注意していかないとな。ライラ、気を付けていくぞ」

「はい。まずは……ロコン、こごえるかぜ!」

「サナギラスはいわなだれだ!」

「コン!」

「ギラス」

 

 

 ロコンがこごえるかぜを吐き出し、サナギラスが岩を降らせる中、ディアンシーとブリザポスは同時に技を繰り出した。

 

 

「バシロー!」

「アンシー!」

 

 

 ブリザポスがいななきながらこごえるかぜを吐き出す中、ディアンシーはきらめく嵐を生み出し、それらはロコンのこごえるかぜとサナギラスのいわなだれをいとも簡単に打ち砕いた。

 

 

「くっ……流石は伝説。パワーが段違いだな……!」

「そうですね……ですが、ディアンシーの技はいったい……?」

「アレハダイヤストームダシ」

「ダイヤストーム?」

「ディアンシーダケノワザデ、アンナフウニダイヤノアラシヲマキオコシテコウゲキスルンダシ。ダブルバトルダトニタイニアテラレルカラコウイウトキニハユウコウダケド、ヤッカイナノハ……」

 

 

 シュリが警戒する中、ディアンシーは体を光らせると、余裕そうな笑みを浮かべた。

 

 

「アンシ」

「な、なんだ……?」

「ダイヤストームノツイカコウカダシ。カナラズデハナイケド、ブツリボウギョリョクヲグーントアゲルンダシ。ソシテソレヲイカセルワザガアルンダシ」

「物理防御力が関係してくる技……あ、もしかして!」

 

 

 ネモがハッとしたその時、ディアンシーはやる気に満ちた様子で跳び上がり、そのままサナギラスへ向けて落下してきた。

 

 

「ボディプレスダシ! モトモトブツリボウギョリョクガタカイウエニイマノダイヤストームデサラニアガッテルカラヨリキョウリョクニナッテルシ!」

「くらったらひとたまりもないってわけか……! サナギラス、避けろ!」

「ギラス」

 

 

 サナギラスが跳び上がって避けると、サナギラスがいた地点に勢いよくディアンシーが落下し、その衝撃で雪が舞い上がった。

 

 

「ぐ……前が、見えねぇ……!」

「視界の確保も大事ですが、警戒もしないと……ロコン、こごえるかぜで雪を吹き飛ばしてください!」

「コン!」

 

 

 ロコンは頷いてからこごえるかぜを吐き出す。そして雪が吹き飛ばされて視界がハッキリとしだした時、目の前の光景にクロスとライラは声を上げて驚いた。

 

 

「はっ……!?」

「ディアンシーが……ブリザポスの背に乗っている……?」

 

 

 ディアンシーがブリザポスに騎乗しながらクロス達を見下ろす中、ブリザポスはクロス達を正面から見ながら鳴き声を上げた。

 

 

「バシロ、シロース。バシロバシ、シロース!」

「ワレラノチカラ、コンナモノデハナイ。ココカラヨリミセツケテヤル、トイッテルシ」

「望むところだ。やるぞ、ライラ!」

「はい、全力で参りましょう!」

 

 

 ディアンシーを乗せたブリザポスが立ちふさがる中、クロスとライラは目の奥で闘志の焔を燃やしていた。

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