「技の組み合わせ……」
「イッタイナニヲシヨウッテイウンダシ」
「それは見てからのお楽しみだ。スカタンク、もう一度どくびし」
「タンク」
スカタンクが再びどくびしを撒き散らすと、どくびし同士がくっつき始め、発する紫色の光は更に濃いものになった。
「コレデ、アレニフレタラタダノドクジョウタイジャナクモウドクジョウタイニナッテシマウシ。ケド、ケッキョクハコウタイシナイトイミハナイシ。ネルケハナニヲシテコヨウトシテルンダシ……?」
「交代しないと当たらない技を当てる方法……そして技の組み合わせ……」
顎に手を当てながら考えていたその時、ユウはハッとしてからスカタンクを見つめた。
「そうか、これならあり得る……!」
「ナニカオモイツイタシ?」
「ふふ、ならば答え合わせといこう。スカタンク、あなをほる!」
「ターンク!」
スカタンクは指示に従って穴を掘り、そのまま地中へと姿を消した。
「あなをほる……ジメンタイプノワザハヒコウタイプガアルホムラニハキカナイケド……アッ!」
「シュリも気づいたよね。そうなると必要なのは……」
「トリアエズヨケルコトダシ! ホムラ、ソラニマイアガルシ!」
「グオウ!」
ホムラが空へ飛び上がると、その足元からスカタンクが飛び出し、その衝撃で跳ね上がったどくびしがホムラの足に刺さった。
「グオ……!」
「ホムラ!」
「クッ、ホムラノタイカクトタイミングテキニヨケキレナカッタシ……!」
もうどく状態になったホムラが苦しみながら落下し、シュリが悔しそうな顔をする中、ネルケは楽しそうに笑い始めた。
「はっはっは、答えは合っていたが、その途中式が少し誤っていたようだな。どくびしもあなをほるもこのバトルにおいてはあまり意味をなさないが、二つの技を組み合わせるだけでここまでの成果を生み出すのだ。一つ勉強になったな?」
「グッ……トナルト、コノアトニクルワザハ……!」
「ああ。スカタンク、ベノムショック!」
「スカターン!」
スカタンクは特殊な毒液をホムラへと飛ばした。
「くっ、ホムラ避けて!」
「グ、グオ……」
指示に従って回避しようとしたが、もうどく状態になって苦しんでいた事でホムラの回避はワンテンポ遅くなり、ホムラはベノムショックをもろに受けた。
「グオー……!」
「ホムラ!」
「オモッテイタイジョウノジツリョクダシ……ヨクカンガエタラ、ココニヒトリデキテイルジテンデカナリノジツリョクシャナワケダシ……」
シュリが悔しそうに言う中、ネルケは余裕そうな顔でサングラスを直した。
「これでもポケモントレーナーとしての歴は長いんでな。さあ見せてみろ、お前達の力。アカデミーで優等生と呼ばれるだけの力は、こんなもんではないだろ?」
圧倒的な存在感を発しながらネルケとスカタンクはユウ達の前に立ちはだかった。