「え? シュリが?」
「ソウダシ。シュリガマズタイケンシテ、ドンナモノカタシカメルヒツヨウガアルシ。シュリハコノパーティノリーダーダカラダシ」
「リーダー……まあたしかにそうなのかも? 最初のポケモンはホムラだけど、仕切ってるのはシュリだから……」
「ソノトオリダシ。モットシュリヲアガメテモイインダシ?」
「崇めるかどうかはさておき……とりあえず僕達はシュリがテラスタルするよ」
「オッケー! それじゃあ早速使っていこうか」
「使うのは良いとしてどう使えばいいの?」
アオイの問いかけにネモは腕を組みながら答える。
「うーん……私が使ってる時はテラスタルしたいって思った時にテラスタルオーブが光ってるから、そうなった後は投げ上げれば大丈夫だよ」
「そういえば、ネモもカエデさんも構えた時に光って、その後に投げ上げてたような……」
「そういう事。それじゃあアオイ、ホゲータを出してあげて」
「うん! 出てきて、ホゲータ!」
アオイが取り出したモンスターボールの中からホゲータが出てくると、アオイは屈んでホゲータに顔を近づけた。
「ホゲータ、今からテラスタルを体験するんだよ。楽しみだね」
「ホゲ? ホゲ、ホゲー!」
「ふふ、ホゲータも楽しみみたいだね。ネモ、やってみて良い?」
「どうぞどうぞー」
「よーし……やろう、ハルト君! ユウ君!」
「うん」
「う、うん……!」
ハルトが落ちついて、そしてユウが緊張しながら答えた後、三人はテラスタルオーブを握り直した。すると、三人のテラスタルオーブは光を放ち出し、その力の波動に髪は揺れ、制服の生地は
波打った。
「これがテラスタルの力の波動……!」
「ふふ……! なんだかすごいワクワクするね……!」
「そうだね……!」
そして三人が揃ってテラスタルオーブを投げ上げ、シュリがユウの頭の上から地面に跳び降りると、三匹のポケモンは足元から現れた水晶に飲みこまれた。
その後、水晶が砕けると、そこには燭台をイメージしたテラスタルジュエルを被ったホゲータと
数種類の花が飾られたテラスタルジュエルを被ったマスカーニャ、そして青いドラゴンの意匠のテラスタルジュエルを被ったシュリが立っていた。
「すごい……すごいすごい! ホゲータ、すーっごくカッコいいよ!」
「ホゲータが炎のテラスタルジュエルでマスカーニャは草のテラスタルジュエル、そしてシュリが……」
「これ、もしかして……ドラゴンタイプのテラスタルジュエル?」
「その通りでございますですよ」
「え?」
突然聞こえてきた声に驚きながらユウはネモ達と共にそちらに顔を向けた。すると、そこにはクラベルと共に歩いてくるスーツにマントといった格好の男性の姿があった。