ポケットモンスター~偽竜の司令官~   作:九戸政景

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第七十二話

「はいっ! という事で、先生の授業第二弾始めていくよ!」

 

 

 午後、ユウの部屋の中でネモは笑顔を浮かべながら言った。そして、アオイがワクワクした表情を浮かべ、ハルトが落ちついた様子でベッドに座る中、ユウは苦笑いを浮かべていた。

 

 

「あはは……ネモ、先生役が気にいったみたいだね」

「マアコノナカデポケモンノチシキガフカイノハネモダカラセンセイヤクハアッテルシ。ソレデ、ゴゴハナニヲオシエルキナンダシ?」

「午後はね……バトル中の天気についておさらいするよ。午前にもハッサク先生に天気をうまく活用されたからね」

 

 

 ネモが微笑みながら言うと、シェリは顎にヒレをあてた。

 

 

「フム、タシカニソレハヒツヨウダシ。ホムラモテンキヲカツヨウスルカラオサライスルノハタイセツダシ」

「うん、そうだね。それじゃあ話していくけど、まずバトル中の天気はおおまかに四つあるんだ。晴れと雨、雪と砂嵐がそれだね」

「晴れはホムラがにほんばれを使うからなんとなくわかるよ。炎タイプの技の威力が上がるんだよね?」

「そうだね。後は水タイプの技の威力を下げたりソーラービームやソーラーブレードのような一度貯めが必要な技をすぐに使えたりするよ。後はね……ようりょくそを持ってるポケモンがいつもより素速くなってサンパワーを持ってるポケモンが定期的にダメージを受ける代わりに特殊攻撃力が上がるのもあるかな。まあサンパワーについてはユウ達の方がよくわかってると思うけどね」

「うん。だから、二つの理由で威力がとても上がってるだいもんじを命中させるのが重要なんだよね?」

「ソウイウコトダシ。トリアエズ、ハレノトキハオモニクサタイプトホノオタイプガトクヲスルトオモエバイイシ」

「それで水タイプは少し戦いづらくなるって事だね。さて、次は雨なんだけど、雨は晴れの逆で水タイプの技の威力が上がって炎タイプの技の威力が少し下がっちゃうかな」

「雨は水タイプ……そういえばミカヅチが雨を降らせるあまごいが使えるみたいなんだよね」

 

 

 ユウが思い出した様子で言うとネモは頷いた。

 

 

「そうみたいだね。あめの時は電気タイプも得をする事があって、さっきの晴れのソーラービームみたい雨だからこその技もあるんだよ」

「かみなりヤぼうふうガソレダシ。アメノトキハかみなりヤぼうふうガカナラズアタルンダシ。ダカラ、ミカヅチノバアイハあまごいヲツカッテカラかみなりデヒタスラコウゲキスルミタイナカンジニナルシ」

「かみなりが必ず当たる……それって本当に強いよね?」

「うん。電気タイプの中でもトップクラスに威力が高い上に相手を麻痺させる事があって、空を飛んでるポケモンにも攻撃を当てられるからね。まあ地面タイプには通用しないんだけどね」

「まあ、それは流石にね」

「あと、覚えておくと少し得するかもしれない事なんだけど、かんそうはだっていう特性のポケモンには注意が必要だね」

「かんそうはだ?」

 

 

 ユウが首を傾げると、ネモは微笑みながら頷く。

 

 

「そう。毒/格闘タイプのグレッグルとかが持ってるちょっと変わった特性で、晴れならダメージを受けて雨なら回復をする。そして炎タイプの技でメージを少し多く受けて水タイプの技を受けると回復をするっていう物なんだ」

「へー……たしかにそれを知らずに相手をしたら大変な事になりそうだね」

「うん。あと、ちょっと天気の話からずれるけど、みんなもテラスタルが使えるようになったから教えておきたい事があるんだ」

「教えておきたい事?」

 

 

 アオイの問いかけに対してネモは頷いてから答える。

 

 

「そう。テラスタイプに応じてタイプを変える技、テラバーストの事をね」

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