「ヒバニーも仲間に……でも、どうして?」
「ヒバ、ヒバヒバヒーバ!」
「イッショニイルトタノシソウダカラッテイッテルシ」
「一緒にいると……そう言ってもらえるとなんだか嬉しいな」
「その気持ちわかるなぁ……ところで、ヒバニーはどこからついてきてたの?
ネモが屈んで目線を合わせながら聞くと、ヒバニーは手振り身振りを交じえながら答え始めた。
「ヒーバ、ヒバヒーバ!」
「フムフム……アカデミーノトコロカラミテイテ、サイショハナンダカオモシロソウナニンゲンタチガトオッタナトオモッテタケド、ユウガネモヲオンブスルスガタヲミテカッコイイトオモッタカラスケダチシタトイッテルシ」
「たしかにあの時のユウはカッコよかったもんね」
「そんな事……でも、ありがとう」
「ヒバ、ヒバヒバヒッバ」
「バトルモスキデアソブノモスキダケド、ヨカッタラナカマニシテホシイトイッテルシ。ユウ、ドウスルシ?」
シュリの問いかけに対してユウは微笑みながら頷いた。
「うん、もちろん良いよ。これからよろしくね、ヒバニー」
「ヒバー·······ヒバ、ヒバヒバヒーバ! 」
「コレカラヨロシク。セイイッパイガンバルトイッテルシ」
「うん」
ユウが優しく微笑む中、その様子をネモがうらやましそうに見ていた。
「良いなあ……」
「え?」
「あ、ほら。ユウってさいきょうの子やヌシからもそうやって好かれるでしょ? 私、ボール投げるのが下手だから捕まえるのが中々出来なくて……」
「あ、なるほど……それならヒバニーはネモが育てる?」
「え?」
ネモが不思議そうな顔をする中でユウはヒバニーを抱きかかえてからネモに渡した。
「ネモもバトルが好きでしょ? それだったら同じバトル好きなヒバニーとも気が合うと思うんだ。それに、ヒバニーの遊びにつきあってたら体力もつくと思うしね」
「でも、ヒバニーは良いの? ヒバニーはユウを気に入ってるのに」
「ヒバ、ヒバヒバ」
「ヒバニーモイイッテイッテルシ」
「ヒバニー……」
ヒバニーを見つめながらつぶやいた後、ネモは嬉しそうな笑みを浮かべた。
「そういう事ならお言葉に甘えようかな。ヒバニー、これからよろしくね」
「ガケガニもこれからよろしくね」
「ヒッバ!」
「ガニ!」
ヒバニーとガケガニが返事をした後、二人はそれぞれのポケモンにモンスターボールをぶつけた。そして二匹がボールの中に収まるとガケガニのボールはそのまま姿を消した。
「え?」
「ああ、ユウのポケモンが七匹になったからね。ポケモンが六匹いる時に捕まえるとその時に捕まえたポケモンはボックスに送られるんだ」
「なるほどね」
「ユウ、ガケガニノニックネームハキメタノカシ?」
「ううん、まだとりあえず次にガケガニを手持ちに加える時までに決めるよ」
「うん、わかった。さてと、それじゃあそろそろ片づけようか」
ネモのその言葉にユウ達が頷いた後、ユウ達は出発のために後片づけをし始めた。