「ど、どうしよう……このままじゃホムラが先にひんし状態となっちゃうよ」
「オチツクシ。シカタナイシ……ネモ、チョットノアイダ、シュリガユウノカワリニシジヲダスシ」
「うん、わかった! ヒバニー、カルボウにアクロバット!」
「ホムラ、コータスニりゅうのはどうダシ!」
「ヒバ!」
「カゲ!」
二匹が返事をしたその時、ヒバニーは空色に輝き、その様子を見たユウは首を傾げた。
「あれ……? またヒバニーが光り出した……?」
「うん。さっき思い出したんだけど、あれはリベロの特性だよ」
「リベロ?」
「ソウダシ。イチドダケダケド、ジブンガツカッタワザノタイプニヘンカスルトクセイダシ」
「でも、ニトロチャージの時は何も起きなかったよ?」
「ニトロチャージハホノオタイプデ、ヒバニーモホノオタイプダカラハツドウシナカッタンダシ」
「な、なるほど……」
ユウが納得顔で頷く中、説明を聞いていたメロコ達スター団のメンバーは感心したような声を上げた。
「へえ、そのシャリタツはだいぶ賢いんだな。あの美術教師が喜ぶんじゃねえか?」
「ハッサクノコトダシ? ダイブガッコウニキテナイッテキイテルノニ、ヨクシッテルシ」
「……少しだけでもアカデミーの情報は集めてんだよ。だから、生徒会長がチャンピオンクラスな事も美術教師がドラゴンポケモンタイプの使い手な事も知ってんだ」
「ナルホドダシ」
シュリが納得する中、ヒバニーは軽やかな動きで
カルボウに攻撃を加え、ホムラはりゅうのはどうをコータスに放った。
「ボウ……!」
「コー……!」
「良い一撃をもらっちまったな。だが、これならどうだ? ボウジロウ、ヒバニーにおにび! コータスはヒトカゲにほのおのうず!」
「ボボウ!」
「コー!」
返事をすると、ボウジロウは紫色の炎をヒバニーへと飛ばし、ホムラはコータスが吐き出した炎の渦に飲みこまれた。
「カゲ……!」
「ホムラ!」
「ホムラもちょっと危なくなってきたね……ヒバニー、かわしてからカルボウにアクロバット!」
「ヒバ!」
ホムラが炎の中で苦しそうな顔をする中、ヒバニーはおにびを難なくよけると、再びボウジロウに攻撃を仕掛けた。
「ヒバー!」
「その威力はやっかいだが、避けちまえば問題ねえ! ボウジロウ、避けろ!」
「ボウ!」
ボウジロウは横に跳んで避けると、ネモは楽しそうに笑いながらテラスタルオーブを取り出した。
「あははっ、良いね! 盛り上がってきた! ユウも一緒にテラスタルしようよ!」
「う、うん!」
返事をしたユウがテラスタルオーブを取り出した後、二人は揃ってテラスタルオーブを投げ上げた。
そして二匹は水晶に包まれ、それが砕けると、
ホムラはドラゴンタイプに、そしてヒバニーは格闘タイプにテラスタルしていた。