ポケットモンスター~偽竜の司令官~   作:九戸政景

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第九十五話

「え、あれって……」

「ウソッキーダシ。キミタイナミタメシテルケド、アレデイワタイプダシ」

「タイプ……あ、だからウソッキーっていう名前なんだね!」

「ソウイウコトダシ。タダ、クサタイプノジムダカラコノアトニマッテルノハ……」

 

 

 シュリが警戒する中でコルサはポケットからテラスタルオーブを取り出した。

 

 

「テラスタルオーブ……!」

「ツイニクルシ……!」

「最後の一匹だから、当然だ。ではそろそろ細工を加えるとしよう」

「サイク……?」

「題してウソから出た実! さあウソッキーよ、テラスタルするのだ!」

 

 

 そう言うと、コルサはテラスタルオーブを投げ上げた。光を放つテラスタルオーブがウソッキーの頭上まで来ると、ウソッキーは水晶に包まれ、それが砕けた後、そこには草タイプにテラスタルをしたウソッキーが立っていた。

 

 

「ソッキ!」

「ウソカラデタマコト……ナルホド、ソウイウコトカダシ」

「え、どういう事?」

「サッキモイッタヨウニウソッキーハキノヨウナミタメヲシタイワタイプ。ダカラ、ウソノキデウソッキーダシ。

 ケド、クサタイプニテラスタルシタコトデウソノキデハナクマコトノキニナッタワケダシ」

「あっ、なるほど!」

 

 

 ユウが納得顔で頷いていると、コルサは愉快そうに笑い始めた。

 

 

「はっはっは! その通りだ。実に芸術的だろう?」

「ゲイジュツテキカハサテオキ、ヤッカイナコトニマチガイナイシ」

「草タイプにテラスタルしてるからって事?」

「ソウダシ。イワタイプノジャクテンハミズタイプトジメンタイプ、クサタイプトハガネタイプ、ソシテカクトウタイプノイツツダシ」

「うんうん」

「タダ、クサタイプニテラスタルスルト、ソレガゼンブジャクテンデハナクナルウエニモトモトノイワタイプノワザハクサタイプガジャクテントスルタイプノハンスウイジョウニコウカガバツグン。ツマリ、カナリムコウハタタカイヤスイジョウタイニナッテルワケダシ」

 

 

 シュリが警戒した様子を見せていると、コルサはクツクツ笑った。

 

 

「そのシャリタツ、中々利口ではないか。是非とも作品の題材にしたいところだな」

「シュリノモデルリョウハタカクツクシ。ユウ、スコシフリダケドココハガンガンイクシ。ビビッテテモシカタナイシ」

「うん! リーフ、行くよ! ブレイブバード!」

「ホロウ!」

 

 

 リーフは返事をした後、ブレイブバードを使いながらウソッキーへ向けて飛んでいった。

 

 

「ホロー……!」

「勢いはよし。だが、そう簡単にはいかんぞ? ウソッキー、みがわり!」

「ウッソ!」

 

 

 ウソッキーは敬礼しながら返事をすると、そのままブレイブバードを受けた。しかし、その姿は小さな怪獣のような人形に変わり、人形が消える中でウソッキーの姿はその隣に移動していた。

 

 

「ウソッキ」

「えっ!?」

「みがわりヲモッテルノカシ……! みがわりハジブンノタイリョクヲツカッテブンシンヲツクルワザデ、ソノブンシンニハイチブヲノゾイタジョウタイイジョウガキカナイウエニブンシンヲコワセナイトイツマデモソッチガコウゲキヲウケツヅケルンダシ」

「そ、そんな……」

「サイワイニモイマノデブンシンハコワレタシ。タダ、コノママダトジリヒンダシ。ココハリーフブレードニキリカエテクシ!」

「うん! リーフ、リーフブレード!」

「ホロウ!」

 

 

 リーフは返事をすると、翼を緑色に光らせながらウソッキーに向けて飛び始めた。

 

 

「攻め続ける姿勢は良いが、少々油断したな。ウソッキー、いわおとし!」

「ソッキ!」

 

 

 ウソッキーは返事をすると、リーフの頭上に岩を出現させ、リーフはその岩が命中した事で撃ち落とされた。

 

 

「リーフ!」

「ココマデカダシ……」

 

 

 シュリが悔しそうに言う中、リーフは目を回し、審判がウソッキーの勝利を告げた後にユウはリーフをボールへと戻した。

 

 

「リーフ、お疲れ様。シュリ、ここは……」

「ダシ! ユウ、ヤッタルシ!」

「うん! お願い……ホムラ!」

 

 

 その言葉と同時に投げ上げられたボールからはホムラが飛び出し、ホムラはやる気満々な様子で天へ向かって咆哮を上げた。

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