モブなので恋愛よりドラゴン育成したいです ~どハマりしたゲームの世界に転生したので、赤ちゃん白竜を育ててみる。するとヒロインが「かわいい!」と近付いてきて……~ 作:メソポ・たみあ
「風の噂で、キミがクローディアを
「忠告、だって……?」
「キミがクローディア・ベルメールをどんな人物と思っているかは知らないが、関わらない方がいい。人間のクズだよ、その女は」
ディルクは俺に対し、とても冷たい声で言う。
本当に、心の底からこの女が嫌いだ――。
そんな想いが、言葉にこもっているかのように。
「身勝手で横暴で、自分以外の人間は全て家畜か奴隷だと思っている。婚約者だった私にすら乱暴な振る舞いを続けたんだぞ?」
「……」
「そんな奴と一緒にいたら、キミも人生を台無しにされてしまうよ」
あまりに酷い言い様。
けれどそんなことを言われても、クローディアは黙ったまま言い返そうとしない。
一切の否定をしようとしないのだ。
ただ悔しそうに、唇を固く結んだままにしている。
……まあ、ディルクの言っていることはわからんでもない。
俺も元々クローディアに対してそういう認識を持ってたし。
実際ダンプリでは擁護のしようがないゴミクズだったもんな。
もしディルクの中のクローディア像がダンプリと同じなら、そりゃあ婚約破棄したくもなるかも。
……ただお前の隣にいるアルベナもかなり性悪だと思うんだが。
なんだろう、結局は人って似たような性格の異性に行き着くのかな?
俺はドラゴンにしか興味ないので知らんけど。
「きゅわぁ……」
お母さん、大丈夫……?
と、心配そうにフレンがクローディアの足を頭で小突く。
「フッ、
「……なんとでも言えばいいわ。私は必ずベルメール家を再興してみせます」
「アハハ! 無理よ無理、絶対無理だわ! そんなことしてて大貴族になんて戻れるワケないじゃない! バッカじゃないの!?」
んん~~~~~~。
○したい。
いやもう伏せる必要もないか。
殺したい。
ショベル担いで学園の裏山に人知れず埋めてしまいたい。
『フォルシティ魔導学園』に裏山なんてないけど。
俺氏、今なら名探偵コ○ンの犯人になれる気がする。
犯沢さんに俺はなりたい。
……つーかなんだ、なんだろう?
アルベナの発言聞いてると、なんか妙にダンプリの方のクローディアを思い出すというか……。
言葉の言い回しに違いはあるけど、ゲームの彼女もこんな感じなんだよな……。
ムカつく……(#^ω^)ビキビキ
っていうかクローディアをバカにする以前に、
何様のつもりじゃおまんら!
「――うるさいッ!!!」
「!」
――遂に、クローディアは叫んだ。
まるで感情のダムが、勢いよく決壊するかの如く。
「私は、私はもうあの頃の私とは違うの! 世間知らずで愚かで、あの舞踏会の夜に婚約破棄された私はもう死にました! だから、だから生まれ変わって、絶対にベルメール家を再興するんですの! 絶対に!」
「……嘘だな。人間がそんな簡単に変われるものか。ましてお前のように傲慢な者が――」
「変われるよ」
――ディルクの言葉を、俺はハッキリとした口調で遮った。
「っていうか……クローディアはもう”変わった”から」
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(ヘイトキャラの)誉れは舞踏会で死にました……!