モブなので恋愛よりドラゴン育成したいです ~どハマりしたゲームの世界に転生したので、赤ちゃん白竜を育ててみる。するとヒロインが「かわいい!」と近付いてきて……~   作:メソポ・たみあ

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第90話 ノエル探検隊

 

 ――さて、そんなこんなでスピカの強化を始めることになった俺。

 

 だがその前に、現状のスピカのステータスを確認しておこう。

 

 

==========

 

名前:スピカ

種族:ホワイト・ドラゴン

性別:雌(めす)

年齢:0歳

レベル:20

 

体力:800

攻撃力:550

防御力:360

素早さ:710

知能:80

 

属性レベル

〔炎〕Lv:15

〔水〕Lv:4

〔風〕Lv:4

〔土〕Lv:4

〔光〕Lv:13

〔闇〕Lv:4

 

親密度:45

魅力:50

 

性格:甘えたがり

 

==========

 

 

 ――これが今のスピカのステータス。

 

 アークとレベルは同じだが、あちらが攻撃力重視のステータスバランスなのに対し、スピカは素早さ&トータルバランス重視。

 

 ボクシングで例えるなら、

 アーク=インファイター

 スピカ=アウトボクサー(アウトレンジファイター)

 って感じ。

 

 ステータスから見て、アークは高い攻撃力と体力を武器に積極的に接近戦を仕掛けにくるタイプだろう。

 

 逆にスピカは高い素早さで攻撃を避け続け、一瞬の隙を突いて懐に潜り込み攻撃。

 あるいは中~遠距離から属性技を多用するタイプだ。

 

 性格的にも血気盛んで”攻撃的”なアークに対して、温厚で”甘えたがり”なスピカ。

 

 アークとスピカは、まさしく対照的な存在。

 

 おそらくレオンは、アークのステータスを今のバランスのまま上げていくだろう。

 

 そして――それは俺も同じだ。

 

「だが既に20レベルまで成長したスピカを、さらに育てる方法など存在するのだろうか? その謎を解明するため、我々スピカ愛し隊はアマゾンの奥地へと向かった――」

 

「……ロゼさん、”アマゾン”とはなんのことか聞いた方がよろしくて?」

 

「放っておきなさいクローディア、どうせいつもの発作だから」

 

「きゅわっ?」

 

 ……もはや突っ込んですらくれなくなったヒロインたち。

 

 世間ってのは冷てぇよなぁ……!

 

 

 ――ちなみに俺たちは、今回も例によってダンジョンを目指している。

 

 同行しているのはロゼとクローディア&フレン。

 

 ソリンは都合が合わず、残念なことにお留守番。

 

 ロゼは「スピカちゃんが心配だから」と自発的に随伴してくれたが、クローディアたちに関しては俺から声をかけた。

 

 スピカのレベルUPを見せておくのは、彼女たちにとっても有益な経験になるはずだからな。

 

 そんなワケで五人パーティを組んでいるのだが、

 

「……すまん、ジャングルの奥まで来たって言いたかっただけです……。だからお願い、スルーだけはやめて……心が痛いねん……」

 

「ここのどこがジャングルですか。どこにでもある普通の森じゃありませんの」

 

「――正確には『チェルテラの森』ね。一応中級ダンジョンのはずだけど……スピカちゃんのレベルなら、もう少しランクの高い場所でもよかったんじゃない?」

 

「ああ、雑魚と戦うならそうかもね。……ちなみにロゼ、このダンジョンの”ボス”って知ってる?」

 

「えっと……そういえば知らないかも」

 

「”グリフォン”」

 

「…………ノエル、あなたまさか――」

 

「あくまで最終目標だけどね。そのレベルまでスピカを持っていく。頑張ろうな、スピカ」

 

「きゅーん!」

 

「ようし、それじゃ気合を入れ直して――タイトルコール、いってみよう!」

 

 俺はバッと右手を前に突き出す。

 

 これ、一度言ってみたかったんだよな。

 

 

「"地獄のジャングル『チェルテラの森』に潜入! 鷲とライオンの混合怪物、グリフォンを追え!!!"」

 

 

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