氷川さん所のゆるふわなお姉ちゃん   作:雪月-dox-

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※リクエスト回


小さくなっちゃった #1

コンコン…

 

 

「姉さん。入りますよ?」

 

 

何時も起きて来る時間になっても姉さんがリビングに降りて来なかったので部屋まで起こしに来た。日菜ならいきなりドアを開けて入るかもしれませんが流石に私はそんな事はしません。…暫くしても何も返って来ない、まさか…また熱を?…再度ノックをしてからドアノブに手を掛けゆっくりと回す

 

 

「…?」

 

 

部屋に入ると同時に違和感を覚える、ベッドにある膨らみが何時もよりも…小さい?あ、いえ。姉さん小さいなんて決して思っていませんよ。本当です、無性に撫で回したくなったりしますけど

 

 

「姉さん…?」

 

 

くだらない事を頭の隅に追いやってベッドに近寄る、小さい膨らみを確認する為に掛かっている恐る恐るシーツを捲ると

 

 

「…は?」

 

 

膨らみの正体は…姉さんだった。えぇ、当たり前ですね?では、何故私こんな反応したかと言うとですね

 

 

「ん…んぅー?」

 

 

目を擦り乍らむくりと起き上がる姉さん。私の事を眠そうな目で見つめた後…ぱぁぁっ!と明るい表情に変わりぴょこんっと飛び込んで来る

 

 

「さよちゃん!おはよー♪」

 

「えぇ、紗夜です。えっと…おはよう?」

 

「えへへー♪」

 

 

小さい…いえ、幼くなった姉を両手で抱き抱えると嬉しそうに擦り付いて来る。あぁ…懐かしいですね。このもちもちな頬とかころころと笑う素敵な笑顔とか…では無くて!

 

 

「か、身体は大丈夫ですか!?」

 

「…?からだー?」

 

「あ、えっと。気分が悪いとか無いかしら…?」

 

「ん-??…うん!」

 

 

元気いっぱいな姉さんの満点な笑顔にくらっと眩暈を起こす。そんな私を見て小首を傾げる姉さん、可愛い

 

 

「だいじょうぶー?」

 

「えぇ、大丈夫です。取り合えず…そうですね。下に行きましょうか」

 

「うん!」

 

 

姉さんを抱き上げると小さな両手が首元に回された、軽い。驚くぐらいに軽い。あ、日菜に説明しないと

 

 

「起こしに行ったら姉さんが幼くなってました」

 

「ました!」

 

「え?どう言う事??」

 

 

♪♬♫♫♬♪♬♫♫♬♪

 

 

「あーん♪」

 

「あー…はむ…♪」

 

 

日菜が姉さんの口元にパンを運ぶのを眺めながら珈琲の入ったカップを傾ける。香ばしい香りとしっかりとした苦みを楽しみつつスマートフォンのメッセージアプリを操作する

 

 

―――どうしましょうか?今日はRoseliaの練習があるので私と姉さんは行かないといけません。日菜もアイドルの仕事があると言っていましたし…休みましょうか?…り、理由は…急用…?まぁ、確かに急用ですね、もはや緊急事態ですけど

 

 

「さよー?」

 

「はい?どうしました?」

 

 

考え込む私の顔を覗き込んで来る姉さん。あぁ…この仕草はこの頃から変わっていなかったんですね…。と思っていると

 

 

「なんでもなーい♪」

 

 

無邪気にころころと笑うロリ凪に自然と頬を緩め優しく撫でてしまう。幼い頃の姉さん…無敵過ぎません?こら、にやにや笑うのを止めなさい。日菜

 

 

「ねぇねぇ、おねーちゃん」

 

「何?」

 

「Roseliaの練習にお姉ーちゃんを連れて行っても良いんじゃないかな?」

 

「…そうですね。ただ、練習にならなくなりそうではあるけど…でも、置いて行く選択は無いわね」

 

「でしょ?リサちーとか暴走しそう♪」

 

「それはそれで困るわね…」

 

 

あっはは♪と笑う日菜に苦笑いする、それにしても服装をどうしましょうか…流石にこのままと言うのは…シーツに包まったまま姉さんを見ると視線に気が付いたのかふにゃりと笑ってくれた、KAWAII

 

 

「あたし服買って来るねー!お姉ーちゃんの!!」

 

「あまり目立たない服にしなさいよ?」

 

 

♪♬♫♫♬♪♬♫♫♬♪

 

 

「いらっしゃーい!紗夜ちゃん。…あれ?妹さん?」

 

「おはようございます、まりなさん。…あ、いえ…妹と言いますか…。少し待って居て下さいね?」

 

「うんっ!」

 

 

CiRCLEに姉さんを連れて行けばやはりと言うか、自然の流れでまりなさんに尋ねられた。説明をする為に姉さんに少しだけ待って居る様にお願いすると元気な返事が返って来た。可愛い

 

 

「まりなさん、ちょっと此方に…」

 

「はいはい?」

 

「…実は姉さんなんです。氷川夕凪なんです」

 

「…はい?…え?」

 

「信じられないかもしれませんが、本当に本人なんです。何故か記憶迄6歳か7歳ほどになってしまっていて…疑問はいくつもありますが時間が経てば元に戻るかと」

 

「そ、そうなんだー。…何時からこの小説ってそう言う超常現象が起きる様になったの…。と言うより夕凪ちゃんって何者…」

 

「まりなさん…?」

 

「あ!おっけー!事情は分かったわ!」

 

 

姉さんから少し離れた場所にまりなさんを連れて行き、まりなさんに説明すると困惑し後に何か呟いていましたが聞き取れませんでした。けど、理解はして頂けたので一安心です

 

 

「それでは、何時も通りの内容でお願いいます」

 

「他の子が来たら伝えておくからね。はい、これ鍵」

 

「姉さん、行きましょうか」

 

「はーい!」

 

 

トテテっと走り寄って来る姉さんの手を握ってスタジオへ向かって行く。確かに早く来すぎたかもしれませんね…

 

 

♪♬♫♫♬♪♬♫♫♬♪

 

 

「えぇ、予想は出来てましたけど。…練習は無理ですね」

 

「その…ごめんなさい」

 

「白金さんが謝る事では無いですよ。…私も落ち着きませんし」

 

 

目の前の光景を見て思わずため息を漏らす。あの、私の姉さんですから?

 

 

「夕凪~。こしょこしょ~♪」

 

「あはは!ぅー…えい!」

 

「わっ!?意外と力強い!?」

 

 

今井さんが姉さんを抱えたまま撫で回しそれに反撃をする姉さん。完全に姉妹のじゃれ合いですね

 

 

「…可愛いわね」

 

「写真撮りましょ!沢山!」

 

「賛成よ、あこ。手伝いなさい!」

 

「りょうかい!」

 

 

猫耳付きのヘッドホンとスマートフォンを持って姉さんに近寄る湊さんと宇田川さん、そして私の隣には飛び出したそうにうずうずしている白金さんっと…それにしても幼い頃の姉さんの目は日菜に近い物がありますね。何て言いますか…曇りないキラキラしている目と言うのでしょうか?

 

 

「夕凪、これを付けて貰えないかしら…?」

 

「これ、なーに?」

 

「ヘッドホンと言う物よ。じっとしていてね」

 

 

そう言って姉さんに猫耳ヘッドホンを被せる湊さん、ワイヤレスなのか耳を澄ませば私達の歌が微かに聞こえた

 

 

「どう?痛くない?」

 

「うん!」

 

 

ヘッドホンを付けたまま今井さんに抱えられる姉さんを無言で見つめる湊さん。…表情が過去一崩れてますけど大丈夫ですか?今井さんも可笑しくなってますし…

 

 

「可愛い…です」

 

「あ、写真何枚か取りました!」

 

 

その様子を少し悔しそうに見つめる白金さんと迷わず全員を撮影する宇田川さん、姉さんはしっかりとピースしてる。可愛い

 

 

「リサ、貴女だけズルいわ。私にも抱えさせて」

 

「えぇ?!…しょうがないなぁ…」

 

 

渋々と抱えていた姉さんを何回か撫でた後に湊さんへと渡す今井さんと姉さんを抱えて満足気な湊さん、抱えられている本人は特に気にして居る様子も無く嬉しそうに湊さんに抱き着いてる

 

 

「あの…お二人共、私の姉なんですけど」

 

「「え?」」

 

「…お二人共…?」

 

「あ、いやぁ…あはは…」

 

「…」

 

「湊さん、泣きそうな顔で私を見てもダメです」

 

 

しょんぼりとし乍ら姉さんを降ろす湊さんに内心で溜息を吐いていると降ろされた姉さんは私の方に寄って来て手に抱き着いて来る。何処となく安心した様子なのを見て止めて良かった…と思いつつ抱き上げる

 

 

「取り合えず…一回だけでも練習しませんか?その…聞かせてみたいんです。今の姉さんに」

 

「紗夜…えぇ、そうね。目的を忘れていたわ」

 

「ごめん、はしゃぎ過ぎたね…。おっけー!準備はしてあるから早速やろっか♪」

 

「あこ!いつでも叩けます!!」

 

「わ、私も…!」

 

「ありがとうございます。皆さん…」

 

 

我に返ったメンバーに頷いては抱えていた姉さんを降ろす、姉さんは首を傾げ乍ら私を見上げて来るので優しく撫でた

 

 

「姉さん、一曲聞いてみませんか?私達の曲を」

 

「うん!」




夕凪=なんか小さくなった
紗夜=小さい姉さん小さい姉さん小さい姉さん
日菜=しっかりゴスロリ衣装を購入後叱られた
友希那=ゴスロリ猫耳が最近お気に入り
リサ=母性爆発
あこ=良く変わらないけど楽しいから気にしない!
燐子=…元に戻る前に衣装を…作りたい…


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アンケート結果は自己責任で探してみてね!
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