僕のヒーローアカデミア~諦めから始まる物語~   作:キョンP

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第6話 スタートライン

Side:Izuku

 

「……ずく。出久? 出久!!? ちょっと大丈夫!!? 何魚と微笑み合ってんの!?」

「ああ、ごめん……大丈夫……!」

 

 雄英高校の実技試験が終わって1週間が経過した。筆記試験の方は自己採点でギリギリ合格ラインを超えていた。けれどそれを帳消しにする圧倒的0P。そして、入試以降オールマイトと連絡がつかなくなった。

 

 学校では赤嶺さん、青木さん、浅黄さんにお願いしてなるべく1人にならないようにした。かっちゃんと顔を合わせると、何を話して良いかわからなくなってしまうし、また言い争いになってしまうかもしれないし、それ以上にかっちゃんと2人きりになるのが以前より怖かった。

 

 かっちゃんは一体何がしたいんだろう? 前はノートを爆破されたしいまだに『デク』呼ばわりするし、かと思えばヴィランに襲われた時は僕に逃げろって言ったり雄英の入試の時は救護室まで来てくれてたり……その時は気絶してて話さなかったけど。以前からそうだったけど、今はそれにも増してかっちゃんのことがわからなくなっちゃった。

 

 ……僕自身は……かっちゃんのこと、どう思ってるんだろう……。

 

 ……まず、間違いなく苦手と言える。かろうじて残っている幼い頃の記憶、個性の発現する4歳以前まではまだ仲良く遊べていたはずだった。かっちゃんの個性が発現してからは毎日バカにされてたけど、それでもここまで険悪になってはいなかったと思う。何か、きっかけになることがあったと思うけど、なんだったかな?

 

「……ずく。出久!? 聞いてるの!?」

「わ!? ごめんお母さん! ちょっとぼ〜っとしてた」

「もう、最近多いわよ。通知……今日明日くらいだっけ!?」

「う、うん……」

「もう! 雄英受けるってだけでも凄いことだと思うよお母さん!」

「……うん」

 

 うん、このことはまた今度考えよう。学校が卒業までは自由登校で本当に良かった……。

 

 そういえば、お母さんにはオールマイトとのこと話してないな。個性のことは当然だけど、朝から晩まで年齢不詳の男と会っているなんて言えないよね……。

 

 お母さんが、僕が『無個性』であることに負い目を感じているのは知ってる。だから、オールマイトから個性を引き継いだことを伝えて安心させたい。

 

 『僕はもう大丈夫だよ。無個性じゃないよ』って。

 

 ……でも、それはできない。オールマイトが『平和の象徴』であり続ける為に隠し通してきた秘密。たとえ家族にだってバラしていいハズがない。

 

 オールマイト! ナイトアイさん! せっかく僕を認めてくれたのにごめんなさい。でも僕は……正しいと思うことをしたんだよ。

 

 オールマイト!! あなたは……。

 

「出いずいずく出久!!」

 

 お母さんが慌てた様子で僕に何か持ってきた。それだけで何が来たかがわかる。

 

「来た! 来てた! 来てたよ!」

 

 雄英高校からの封筒……。

 

 

 お母さんから封筒を受け取り1人自室に戻る。心配する母をそのままにするのは心苦しかったけど、やっぱり最初は自分1人で確認したかった。

 

 机に座り、封筒を見つめる。さっきから自分にも聞こえるくらい心臓の鼓動が鳴ってる気がする。この1週間は通知がいつ来るかヤキモキしてたけど、こんなにドキドキするならずっと来ないほうが良いと思えてしまった。

 

 ……でも、いつまでもこうしているわけにはいかない。意を決して封筒を開ける。

 

「ふん!!」

 

 力が入りすぎて全然女の子らしくない声が室内に響き渡る。封筒が真ん中から破けると、中には合否結果が記されているであろう書類とメダルぐらいの大きさの何かの機械が入っていた。どちらを先に確認すべきか迷っていると機械が勝手に動いて映像を投映し出した。

 

『んっんん゛〜! 私が投映された!!!』

「オールマイト!!? ええ!? 雄英からだよね!? ええ!?」

 

 試験までの10ヶ月ともに頑張った、そして1週間ぶりオールマイトの姿と声に僕は驚く。これまで何の音沙汰もなく気になっていたけど、なんで雄英から送られてきた機械からオールマイトが投映されてるの!?

 

『諸々手続きに時間がかかって連絡が取れなくてね、いやすまない!! 私がこの街に来たのはね……他でもない、雄英に勤めることになったからなんだ』

 

 雄英に!! オールマイトが!?

 

『ええ、何だい!? 巻きで!? 彼女には話さなきゃいけないことが……後がつかえてる!? あーあーわかったOK……』

 

 あれ? これって録画じゃなくてリアルタイムなの? え、どっち?

 

『筆記は取れていても、実技は0P……当然不合格だ』

 

 ……わかってた! わかってた! わかってたけど……!

 

 ……悔しいっ……!!!

 

『……()()()()ならね!』

 

 ……え?

 

 不合格と聞いて俯き唇を噛んだが、オールマイトの言葉に再び映像に目を向ける……。

 

『私もまたエンターテイナーーー!! こちらのVTRをどうぞ!!』

 

 そう言ってオールマイトがスイッチを押すとモニターでVTRが再生される。映像内で別の映像を見るという考えてみると奇妙な光景だが、すぐに知ってる人物が現れて驚いた。

 

「あの子は、丸顔の良い人!!?」

 

 僕みたいな酷い怪我してないか心配だったけど、良かった、なんとも無かったんだ……。でも、なんであの子が?

 

『試験後すぐ直談判しに来たんだってさ! 何をって!? では続きをどうぞ!!』

 

 映像のオールマイトの見透かしたような言葉にもしやカメラでも付いてるのかと思ったが、映像の中であの子が話を始めた。

 

『あのぉ、頭もっさもさの子……そばかすのあった……地味めの女の子わかりますか?』

 

 彼女の話す特徴ですぐ僕のことだとわかった。でも、どうして? その疑問を解消する答えがすぐ彼女から発せられる。

 

『その子に私のポイント分けるってできませんか!?』

 

 彼女の言葉に耳を疑う。

 なんで!? 頭の中でその言葉が何回もリフレインする。

 

『あの子『せめて1P!』って言ってるの、私聞いてて! だからまだ0Pだったんじゃって思って……! せめて私のせいでロスした分……!』

 

 信じられない……!こんなことを言ってくれてたなんて……!

 

『『個性』を得て尚、君の行動は人を動かした』

 

『あの子、救けてくれたんです!!』

 

 オールマイトの言葉、彼女の言葉に胸が熱くなる。これだけでも十分僕の行動が間違ってなかったって、救われた気がした。

 

 ……でも、それだけで終わらなかった……。

 

『先の入試!!! 見ていたのは敵Pのみにあらず!!!』

 

 手でバッテンしながらオールマイトが告げる。映像内のモニターではプレゼントマイクがあの子の頭をポンと軽く叩いて安心させるように語りかけた。

 

『分けらんねえし、そもそも……分ける必要がねえと思うぜ女子リスナー!!』

 

 ()()()()()()()()? 一体どういうこと?

 

人救け(正しいこと)した人間を排斥しちまうヒーロー科などあってたまるかって話だよ!!』

 

 オールマイトの言葉に熱が入る。

 

『きれい事!? 上等さ!! 命を賭してきれい事実践するお仕事だ!!』

 

 映像内のモニターに複数の人影、審査員の姿が見える。手には数字の入った札を持っている。……まさか?

 

救助活動(レスキュー)P!! しかも審査制!! 我々雄英が見ていたもう一つの基礎能力!!』

 

 審査員が次々に札を上げる! まさか、本当に!?

 

『緑谷出久60P!! ついでに麗日お茶子45P!!』

 

 

 審査制、つまり審査員の心証次第でいかようにも判断される。体操やフィギュアスケートじゃあるまいし、入試にそんなものを導入するなんて!

 ……でも、学力や実技だけではわからない、()()()()()()()()()、人救けをするヒーローを養成するヒーロー科だからこその評価基準!

 

「……こんな、ムチャクチャだよ……」

 

 ……だからこそ僕を、オールマイトやナイトアイさんが認めてくれた僕を評価してくれた!

 

「合格だってさ』

 

 投映されてるオールマイトがこちらに手を差し伸べてくる。

 

『来いよ緑谷少女! 雄英(ここ)が君のヒーローアカデミアだ!」

「っっはい!!!」

 

 ナイトアイさんに会って、オールマイトやみんなに救けられて……僕の人生は変わってく。

 

 これから夢の高校生活が始まるんだ!!

 

―――――――――――――――――――――――――――――――――

Side:Sir Nighteye

 

 所長室で報告書をまとめていると、スマホが鳴った。相手を確認すると先日入試へのエールを送った緑谷君だった。即座に応答ボタンを押し、電話に出る。

 

「こちら、サー・ナイトアイ。緑谷君かね?」

『ナイトアイさん! ご無沙汰してます! お元気でしたか!?』

「ああ、こちらは変わりないよ。ただ、皆君の試験結果が気になってね、特にバブルガールとミリオはなかなか仕事が手につかない様子だったよ。……それで、入試の結果はどうだったかな?」

 

 声の調子でおおよそわかったが、それでも彼女自身の口から結果を聞きたかった。

 

『……はい、合格しました!!』

「そうか! おめでとう、緑谷君!」

『はい! ありがとうございます!』

「今時間は大丈夫かな? 今事務所に皆いるはずだから、そのまま君の口から結果を話すと喜ぶと思うから少し待っていてほしい」

『はい、時間は大丈夫です』

「わかった。それじゃあ、通話はそのまま繋いでおいてくれ」

 

 緑谷君にそう告げ、3人がいる執務室へ向かった。

 

 

 執務室へ入ると、ちょうど各々の事務作業がひと段落したところだったようで椅子に座って3人で談笑していた。

 

「皆、今時間はあるかな?」

「ええ、報告書が出来上がって休んでいたところです」

「サー、何かあったんですか? 普段この時間は執務室には降りてきませんが……」

「まさか、出久ちゃんから連絡でもあったんですか?」

「そのまさかさ、先ほど緑谷君から連絡がきたところだ。今スマホで通話しているから、少し待ってくれ。緑谷君、今スピーカーにするから皆に結果報告をよろしく頼むよ」

 

 緑谷君にそう伝えて、スマホの通話をスピーカー状態にする。スピーカーから緑谷君がおずおずと皆に話しかける。

 

『え〜と、皆さんお久しぶりです。緑谷出久です……』

「緑谷君、久しぶりだね。この間は出張中で話ができずにすまなかったね。試験の方はどうだったかな?」

「出久ちゃん久しぶり〜!! 会えなくて寂しかったよ〜! 入試大丈夫だった!?」

「出久ちゃ〜ん、元気してた〜? とりあえず入試お疲れ様〜! 結果どうだった?」

 

 3人が口々に緑谷君への労いや入試結果について尋ねる。

 

『はい、皆さんのおかげで何とか合格できました。ありがとうございます!』

 

 緑谷君が結果を報告すると一瞬3人の動きが止まり、すぐに歓声が上がった。

 

「おめでとう、緑谷君! よく頑張ったね」

「出久ちゃんおめでと〜!! 良かったね〜!!」

「出久ちゃんおめでとう! 来月から同じ雄英生だね! たぶん、いやかなり大変だけど頑張っていこうね!」

『……は゛い゛! あ゛り゛か゛と゛う゛こ゛さ゛い゛ま゛す゛!!』

 

 緑谷君は感極まって泣き出してしまった。

 オールマイト限定展示イベントのあったあの日、私と出会った時に一度諦めたヒーローになる夢。その第一歩となる雄英高校に合格したのだ。当然だろう。私もこれまでのことが思い出されて胸に込み上げるものがある。

 

 3人が泣き出した緑谷君をオロオロしながら宥めているのをしばらく見ていると、スーツの内ポケットが振動した。中身はオールマイトとの連絡用に用意した別のスマホ。その場から離れてスマホの応答ボタンを押す。

 

「こちら、サー・ナイトアイ。久しぶりだねオールマイト。」

『やあナイトアイ! 調子はどうだい?』

「……最高だよ」

『おや? 普段だったらまあまあと言いそうなナイトアイがそんなこと言うなんて、何か良いことでもあったのかな?』

「ええ…先ほど緑谷君から合格したとの連絡があってね。今事務所の皆と私のスマホで話をしているよ」

『……ああ、確かにそれは最高のことだね!』

 

 スマホ越しに2人で頷き合う。長年の確執のあった私達がこうして笑い合いながら話せてる。これも緑谷君の存在があってこそだ。

 

 ……これだけで、彼女は私のヒーローだ……。

 

『入試の詳細は直接会った時に聞くと良いよ。なかなかエキサイティングだったよ』

「貴方も大変だったろう。特訓に雄英高校への赴任、今も忙しいんじゃないか?」

『ああ、めっちゃ忙しいよ! でも、同時にワクワクして胸が高鳴るね! 未来のヒーローの卵達と会って共に学べるんだからね! ところで、ナイトアイ。緑谷少女について、君に頼みたいことがあるんだが……』

「他でもない貴方の頼みだ…断る理由なんてないさ。ちなみにどんな内容かな?」

『それはね……』

 

 その後バブルガールが呼びに来るまで、オールマイトと『頼み事』についてを話していた。

 

―――――――――――――――――――――――――――――――――

 合格通知開封の翌日、夕方5時。

 オールマイトの連絡を受けて出久は多古場海浜公園に来た。

 

「オールマイト!!」

「誰ソレ!!」

「オールマイト!? うっそ!? どこ!?」

「(リピートアフターミー! 『人違いでした!』)」

「人違いでした!」

 

 付近に人がいる中でトゥルーフォーム状態のオールマイトを知られるわけにはにいかない。出久は自分の迂闊さを反省しつつ血を吐くオールマイトと一緒に誤魔化した。

 

「合格おめでとう」

 

 そう言ってオールマイトは手を上げた。意図を察し出久も手を上げてハイタッチを交わした。

 

「一応断っておくが、学校側に君との接点は話してなかったぞ。君、そういうのズルだとかで気にするタイプだろ。それから、私は審査やってないよ」

「お気遣いありがとうございます……。それにしても、オールマイトが雄英の先生だなんて……驚いちゃいました。だからこっちに来てたんですね。だってオールマイトの事務所は「やめなさい」

 

 久々にオタク知識を炸裂させようとした出久だったが、オールマイトに遮られてしまった。

 

「学校から発表されるまで他言はできなかったからね。後継を探していた折に雄英側からたまたまご依頼があったのさ」

「(そっか……! 本当は生徒の中から選ぶ予定だったんだ! 個性溢れる……実力者の中から……)」

 

 視線を外し雄英教師に赴任する経緯を話すオールマイト。彼と自身の両手を見比べながら出久はこれまでのことを思い返した。

 

 サー・ナイトアイ、オールマイトとの出会い。約10ヶ月に及ぶ特訓の日々。……入試会場で見た様々な個性を持つ受験者達。

 

「ワン・フォー・オール……。一振り……一蹴りで体が壊れました……。僕には、てんで扱えない……。」

 

 2人は認めてくれたが、本来ならもっとOFAを使いこなせる人がいたかもしれない。そんな考えが出久の頭の中をよぎる。

 

「……それは仕方ない。突如尻尾の生えた人間に『芸を見せて』と言っても操ることすらままならんって話だよ。『自分よりふさわしい人がいたかもしれない』、そう考えていると思うが誰であってもOFAを扱うのは難しいものだ」

「オールマイト……、って()()()()ことわかってたんですか!!?」

「まァ……時間なかったし……でも結果オーライ……!! 結果オールマイトさ!!!」

「はあ……」

 

 無個性であったことに長年引け目を感じていた出久の内心を察してオールマイトはフォローを入れた。

 

「今はまだ100か0か……、だが『調整』できるようになれば……身体に見合った出力で扱えるようになるよ。器を鍛えれば鍛える程、『力』は自在に動かせる! こんな風にね!」

 

 そう言って大きめのスプレー缶2つを拾い、一瞬だけマッスルフォームになるとあっという間に握りつぶしてしまう。

 

「それはそうですけど……、入学まであと1ヶ月ないですし力の調整と言っても何をどうやれば良いのか……」

「……そんな悩める緑谷少女にサプライズゲスト!」

「え?」

 

 オールマイトの言葉に出久が疑問を抱いていると、後方から人の歩く気配がした。出久が振り返ると、昨日スマホ越しで会話した2人、サー・ナイトアイと通形ミリオの姿があった。

 

「久しぶりだね、緑谷君」

「ヤッホー! 昨日ぶりだね出久ちゃん!」

「ナイトアイさんにミリオさん!? なんでここに!?」

「私が呼んだんだよ」

「オールマイトが?」

 

 出久は疑問に思った。オールマイトがサー・ナイトアイを呼ぶのはわかるとして、ミリオも一緒に来ている理由がどうにも思い浮かばない。

 

「入学までの間、通形少年に力のコントロール方法をレクチャーしてもらおうと思ってね!」

「ミリオさんに?」

「ああ。通形少年は4月から雄英3年で現在インターン中だが、一応今は春休みで比較的時間が空いている。教わるにしても私より同じ学生という目線に立てる彼は適任だと思ってね」

「それに、俺1年の時個性の扱いがダメダメでなかなか上手く調整できなかったんだよ。だから、成績はビリっけつだったんだけど。それから必死に特訓したりサーに師事したりして今みたいに上手く使いこなせるようになったんだ。だから、今の出久ちゃんにはうってつけだと思うよ!」

「インターン中の勤務時間は私が指定できるから、毎日朝から晩までは無理だが週2・3回で午後からは特訓に充てられると思う。緑谷君、どうかな?」

 

 3人の言葉に出久の涙腺はなすすべなく涙を溢れさせた。その様子にオールマイトは苦笑して言葉を続ける。

 

「泣き虫はなかなか治らないな。緑谷少女、どうかな?」

「……はい! 頑張ります!!」

 

 出久は涙を拭って力強く答える。その表情に3人は笑顔で頷き合った。

 

「ようやく笑ったな。笑顔は大事だよ。それじゃあ、今後のスケジュールはナイトアイと通形少年と調整してくれ。入学までそれほど時間はないが、まあなんとかなるさ!」

「緑谷君、あとで今後の予定を教えてくれるかな? ミリオのものと比較して日にちを割り当てていこう」

「出久ちゃん、頑張ろうね!」

「はい! よろしくお願いします!」

 

 今後の予定を話し合って、出久は家へと帰っていった。

 

 

 

「サー、俺のこと話さなくても良かったんですか?」

「彼女は今自分のことで手一杯だ。負担がかかるようなことは今伝えるべきではない」

「……そうですね。」

「通形少年、無理を言ってすまなかったね」

「いえいえ、他ならぬNO 1ヒーローの頼み、それにサーの頼みとあれば断る理由がないですよ! それに可愛い後輩、妹分の為ならなおさらです」

「ありがとう、通形少年。……それにしても、今更言うのもどうかと思うが、年若い男女2人きりで特訓は大丈夫なのかね?」

「貴方とも2人きりで特訓したこともあったでしょうに。この辺りで手配できるヒーローのトレーニング施設でやりますから問題ないよ。それに……」

「俺が好きなのはバブルガールです! サー、確か事務所は社内恋愛禁止じゃなかったですよね?」

「まあ、その辺りは大丈夫だが……」

「大丈夫ですよ! ちゃんと事務所に採用されて、一人前と胸を張って言えるようになってから想いを伝えますから!」

「いや〜、青春っていいねえ」

 

 出久が帰った後も3人はしばらく残って語り合っていた。

 




 次からようやく雄英高校編ですね!初投稿から約1ヶ月半ですが、まだまだ先は長いですねwいい感じでアレンジできてると思いますが、今後も楽しるよう頑張ります。
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