僕のヒーローアカデミア~諦めから始まる物語~   作:キョンP

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お待たせ致しました! 今回は幕間6となります! 人数もセリフも多いため鉤括弧に名字の略をつけました。いつもと違うと思いますが、女子陣の会話の雰囲気を感じていただけたらと思います♪ それでは、どうぞ!


幕間6

芦「え~それでは! 第2回雄英高校ヒーロー科1年女子A組B組合同女子会を開催致します! カンパーイ!!!」

12人「「「カンパーイ!!!」」」

3人『『『カンパーイ!!!』』』

出「か、かんぱーい……」

 

 時刻は夜8時、B()()寮で大勢の女子生徒の声とコップを合わせる音が響いた。共有の談話室には拳藤、小大、小森、塩崎、角取、取蔭、柳のB組女子7名に芦戸、蛙吹、麗日、耳郎、葉隠、出久、八百万のA組女子7名に加え出久の折寺中学校の同級生の赤嶺、青木、浅黄の3人が大型モニターを通して参加していた。

 

葉「今回は特別ゲストがいます! 出久ちゃんの中学校の同級生3人で~す!」

蛙「まず初めに自己紹介してもらった方がいいかしら?」

耳「そうだね、その方がこの後話しやすいと思うよ」

麗「それじゃあ、赤嶺さん達お願いできるかな?」

赤『わかったわ。じゃあ、私から。傑物学園1年A組の赤嶺雫です。緑谷さんと中学校の同級生で、今日は仮免許試験でA組の皆さんと同じ会場だったのがきっかけでこの場に参加させてもらっています。よろしくお願いします』

青『次は私で。同じく、緑谷さんと同じ中学校だった青木七海です。今日は雫から急に呼ばれてびっくりしたけど、せっかくの機会なので楽しませてもらいます。よろしくお願いします』

浅『はいはーい! 同じく緑谷さんと同中の浅黄萌で~す! あ、私達4人で一部では『原色カルテット』って呼ばれてました! 雄英、しかもヒーロー科の人と話せる機会なんて滅多にないと思うから今日は楽しみます、よろしく~!』

麗「なるほど、4人とも色・光の三原色が名前に入ってるから『原色カルテット』か。上手いネーミングやね……!」

芦「はい! それじゃあ、3人の自己紹介が終わったところで女子会トークのテーマを……うん? どうした緑谷?」

 

 芦戸の言う通り、他の皆が女子会の雰囲気にワクワクした表情を浮かべる中で1人だけ浮かない表情の出久に声を掛ける。

 

出「いや、チャットで赤嶺さん達も一緒に話するとは言ったけど……B組の皆も参加するとは思ってなくて……」

取「おいおい、そんな悲しいこと言うなよ緑谷~♪ 楽しいことは皆で分かち合わないといけないだろ~?」

小森「それに~、緑谷には前回の女子会からの進展を直接聞きたかったから『B組寮』に招待したノコ~♪」

葉「ごめんね出久ちゃん。B組の子も一緒だと恥ずかしがって部屋に隠れちゃうと思って」

芦「緑谷が本気出したら私らじゃ力づくで開けるなんて無理だから、一瞬の隙をついてB組寮に連行したんだ~♪」

拳「男子連中は仮免落ちた爆豪と轟をいじるって目的でA組寮に乗り込んで男子会するって言ってたからな~」

出「もうそれ容疑者を事情聴取するやり方じゃない……」

 

 

―――――――――――――――――――――――――――――――――

 時を遡る事約10分前、風呂と食事を終え出久達A組女子は談話室でくつろいでいた。

 

出「あ、そろそろ時間だから僕部屋からパソコン取って来るね」

麗「あ、デクちゃん大丈夫だよ!」

八「私が特製のPCを用意しております! これで音声や映像の遅延なく会話できますわ!」

芦「それにもう少しで来ると思うからさ♪」

出「来る? 誰が来るの芦戸さん……」

 

 出久の質問に答えるように寮のインターホンが鳴る。

 

葉「は~い! 今開けるよ~!」

 

 葉隠が玄関に行きドアを開けるとそこには……。

 

拳「こんばんわ~!」

鉄「たのも~う!!」

物「今回も来てやったよA組諸君!」

上「待ってたぜ~!」

切「林間合宿以来だな!」

瀬「よろしく頼むぜ!」

 

 拳藤、鉄哲、物間を先頭にB組がA組の寮に入ってきた。

 

出「あれ? B組の拳藤さん達? どうしてA組の寮に?」

勝「ああ? なんでてめえらがここにいんだよ?」

 

 別々の場所で麗日達や切島達とくつろいでいた出久と勝己が同時に疑問を口にするが、それに対する答えは……。

 

 

麗「さあ、デクちゃん行こうか♪」

芦「じゃあ、私達行ってくるね~♪」

葉「10時くらいには戻ってくるね~♪」

拳「そんじゃ行くぞ緑谷♪」

出「え!? え!? なんで僕3人に掴まれてるの!? 拳藤さんも!? っていうかこんな時間にどこ行くの!?」

上「お~! 俺達もそれぐらいには終わってると思うわ!」

切「一応外暗いから気を付けてな!」

瀬「そんじゃ、俺達も準備しますか」

勝「あ゛あ゛!? てめえら何しやがる!?」

鉄「まあまあ、落ち着けって!」

物「今日の試験について大いに語り合おうじゃないか!」

 

 3、4人がかりでの拘束であった。勝己はそのまま談話室に座らせられ、出久はそのままB組寮へ連れて行かれて今に至っている。

 

―――――――――――――――――――――――――――――――――

芦「緑谷ならB組寮で暴れて無茶しないだろうし、逆に爆豪はB組寮だと損害を度外視して無茶するだろうからA組寮で男子会っていう分け方にしたんだ♪」

出「いつの間にそんな計画立ててたのさ……」

葉「出久ちゃんがバスで爆豪君に構ってた時だよ♪」

浅『あ、そうそう! 雫から聞いたよ緑谷さん!』

青『私達としては緑谷さんの口から改めて聞きたいなあ……♪』

出「え、ええっと、その……」

 

 浅黄と青木にそう言われて、出久は顔を真っ赤にする。折寺中学3年生時代を支えてくれた友人に勝己と付き合ったことを伝えられていなかったことを申し訳なく思いつつ、でも恥ずかしさもあってもごもごしながら出久は自分の口で2人に伝えた。

 

出「赤嶺さんには今日仮免試験会場で言ったけど2人にはまだで、その……かっちゃんと付き合い始めました……」

青・浅『『キャー!! 緑谷さんおめでとう!』』

B組7人「「「緑谷/緑谷さん/緑谷サンおめでとう!!」」」

出「う、うん。皆ありがとう……。改めて言うと恥ずかしい……」

青『なんだか……感慨深いというか、驚きというか……。緑谷さんとあの爆豪君が付き合うってのが当時を考えると全く想像できなかったから……』

浅『爆豪君、めちゃくちゃ緑谷さんに絡んでたというか……これ言っちゃっても大丈夫なのかな?』

出「うん、前に皆には話してるから大丈夫だよ」

浅『わかった。爆豪君、めっちゃ緑谷さんにつっかかっていじめてたからね。私達3人は3年生で緑谷さんと初めて同じクラスになったんだけど、それ以前から有名だったからね』

葉「他のクラスにも知られるぐらいだったんだね爆豪君」

耳「まあ、雄英に入ってすぐでもあの噛みつきようだったから普通じゃないとはわかったけどね」

麗「私、入試会場でもデクちゃんに爆豪君がつっかかってるの見たけど、その時はカップルが痴話喧嘩してイチャイチャしてると思っちゃってた」

出「そういえばそんなこともあったね」

芦「何それ!? 初めて聞いたけど!」

出「入学後に個性把握テストやUSJ事件があったりで話す機会がなかったから……」

青『その辺は雄英に入っても変わらないんだな爆豪君……』

浅『3年生になってからはそこまでだったんだけど、個人的に1番ヤバかったのは卒業間際だったね! 担任に2人が呼ばれた後にいつまでも戻ってこないから長いな~って思ってたら、担任が2人に雫呼ぶように伝えたけど遅いから直接呼びに来たって言われて『緑谷さんが危ない!』ってなって、3人で学校内探し回ったんだよね~』

青『で、先に雫が校舎裏にいる2人見つけて間に割って入ったからなんとか事なきを得たんだよね』

浅『いや~少年誌に載せられない展開になってるかと焦っちゃったよね』

麗「え!? それも初耳なんやけど……デクちゃんどういうこと!?」

出「う、麗日さん顔が怖いよ……。試験後に待つように言われたけど、僕が試験で怪我して会えなくて……それから3人にお願いしてかっちゃんと2人きりになるのは避けてたんだ。そしたら、一瞬のスキを突かれたっていう……」

耳「爆豪、やっぱ油断も隙もあったもんじゃないね……!」

八「やはり……あの時に警察に突き出しておくべきでしたね……! いや、今からでもピーでピーをピーして……」

拳「八百万どうした!? 放送禁止用語連発してるけど!?」

葉「実はね~、爆豪君が出久ちゃんをベッドに押さえ付けて無理矢理キスしたんだ~」

麗「しかも1分以上長くだよ! 今でも腹立つわ~!」

出「は、葉隠さん麗日さんそr「「「え~~~~~!?!?!?」」」

 

 葉隠の言葉にその場にいたA組以外の全員から驚きの声が上がる。

 

取「ちょっ、緑谷!? あんた達そんなに進んでたの!?」

拳「爆豪……人は見かけによらないっていうけど、やっぱり見かけ通りヤンキーだったか……」

塩「べ、ベッドに押さえ付けてなんて……なんと破廉恥な!」

小森「緑谷、ますますDV彼氏と付き合う彼女みたいノコ……」

角「緑谷さん、そんな押さえ付けられてキスなんてアメリカでもなかなか見られないのに……凄いデス……!」

柳「っていうか押さえ付けられてキスされたのにそれでも付き合う緑谷凄いな……。その辺の詳細詳しく知りたいわ」

小大「ん」

赤『緑谷さん、試験会場で聞いたときは知らなかったけどそんなことがあったのね……』

青『その話、詳しく聞きたいね……』

浅『めっちゃ面白そう! 聞かせて聞かせて!』

出「ええっと、その……」

 

 その後、出久は約15分をかけて当時の状況説明した。

 

出「……っていうわけだから、その、僕としてはみ、皆の前でキスされたのは気にしてない……わけじゃないけど、かっちゃんにキスされたことはいやじゃ……なかったです……」

拳「あ~、とりあえず緑谷が爆豪LOVEってことはわかったから……」

取「ヤバい、めっちゃウケる♪」

小森「緑谷が林間合宿の時からめちゃくちゃ進んでてビックリしたノコ……」

塩「当人同士が合意しているなら良いのですが、だがしかし……、爆豪さんの強引さはやはり……神罰があってしかるべきでは!」

角「Um……、緑谷さん押しに弱そうなので今後が少し不安デスネ……」

柳「放課後……空き教室、もしくは更衣室で……無理矢理……」

小大「ん、ありえそう……」

出「柳さん小大さん!? ちょっとさすがに酷すぎない!?」

耳「いや、さっきの話聞いたら誰でもそう思うでしょ……」

赤『A組B組の皆さん! 緑谷さんと爆豪君が人気のないところで2人きりにならないよう見張っていて下さい!』

青『緑谷さんの貞操がかかってるので!』

浅『なにかあったら逐一報告お願いします!』

麗「任せて!」

芦「爆豪が緑谷に手ェ出したら私が溶かしてやるから!」

耳「ウチはドックンする!」

葉「私は、ええっと……くすぐりまくる!」

八「私は古今東西のあらゆる拷問危惧を駆使して苦しませて己の罪を自覚させて差し上げますわ♪」

出・麗「「それは怖すぎるよ八百万さん!?」」

蛙「まあ、爆豪ちゃんも出久ちゃんを悲しませることはしないと思うから。それに私達や男子の皆も出久ちゃんを大切に想ってるから、雫ちゃんも七海ちゃんも萌ちゃんも安心してちょうだい」

赤『梅雨ちゃん……』

青『おお! 雫がちゃん付で呼ぶなんて珍しい……』

浅『何かあったの雫!?』

赤『そ、それはその……試験の時に『梅雨ちゃんと呼んで』と言われて……』

蛙「ケロケロ、2人も梅雨ちゃんと呼んで?」

青・浅『!?』

蛙「ケロ?」

青『な、なんかこう……面と向かって言われると……』

浅『ちょっと恥ずかしいけど……嬉しくなっちゃうね……』

芦「んじゃあ、緑谷の報告、なのかな? が終わったところで女子トークのテーマを……」

取「おっと! ちょっと待った!」

 

 芦戸がだいぶ時間のかかった出久と勝己の交際報告を閉めて次に移ろうとしたところ、取蔭から待ったがかかった。

 

芦「どったの取蔭?」

取「この間の林間合宿や襲撃後に学校に泊まった時にはぐらかされた『他の4人』の進展も気になるな~♪」

芦・耳・葉・八「「「「!?」」」」

浅『ええ!? 他にも付き合う寸前の人がいるの!?』

青『雄英ってお堅いイメージあったけど、その辺は私達と同じなんだな……』

赤『俄然興味が湧いてきたわ!』

出「あ、赤嶺さんも喰いついてきた……」

赤『そりゃあ私だってそれぐらい興味あるわよ……』

小森「さあさあ、誰から話すノコ?」

取「先に話した方が詮索される時間が短くなるかもよ~?」

葉「はいはい! 私尾白君と勉強したり武術、というか体術教えてもらってて、って感じです! 私より三奈ちゃんや響香ちゃんの方が進んでると思うよ!」

芦「ちょっと葉隠!?」

耳「私達は何も!?」

八「わ、私は轟さんとは個性伸ばしについてアドバイスを頂いたり、轟さんのような広範囲攻撃可能な場合のオペレーションについて意見交換を行っておりますわ!」

芦・耳「「ヤオモモ!?」」

拳「へえ~! 八百万は轟とイイ感じなんだ♪ 轟の方はどんな感じなの?」

八「そ、それはその……轟さん、表情があまり変わらないのでどのように思ってるかわからなくて……」

浅『え!? 轟ってあの体育祭で2位だったイケメンの人でしょ!?』

青『緑谷さんも認める程のイケメン……そんな人と八百万さんみたいな才色兼備な人がいい感じ……まさに美男美女って感じでお似合いだね』

赤『試験会場でも2人揃ってるところを見たけど、本当に絵になる感じだったわ』

八「そ、そんなに言われると恥ずかしいです……」

麗「はあ~、八百万さんカァイイなあ~♪」

柳「これ、意外に2組目のカップルは八百万達かもしれないね」

小大「ん」

八「そんな轟さんとカップルだなんて……恐れ多いです……」

取「んで、残り2人の進捗はどうかな?」

芦「はいはい! 私と切島はあんまり成績良くないからヤオモモに勉強教えてもらいながら一緒に課題解いてるよ!」

耳「芦戸!?」

八「芦戸さんも切島さんもケアレスミスや誤字脱字がありますが、基本的な部分はできているので落ち着いて課題に取り組めば大丈夫ですわ」

芦「ありがとーヤオモモ! 2学期もお世話になります~!」

小森「それじゃあ、A組のトリは耳郎ノコね♪」

耳「ウ、ウチは別に……。た、確かに上鳴とはよくしゃべるし、音楽の趣味割と合うからCDとかライブDVDとか貸したりするけど……。アイツチャラい割に私をご飯に誘ったりしないし、他の皆には一回は声かけてるのに……峰田といつもアホなことしてるし……。それに……アイツの好みはカワイイ系で、ウチはそういうのとは程遠いし…………胸も小さいし……」

 

 耳郎は両耳のイヤホンジャックの先端を合わせながら話すがだんだんと声が小さくなっていく。本人も上鳴の事を憎からず想っているが、これまでに恋愛経験がほとんどなかったためどのように動いたらいいのかわからなくなっていた。

 

麗「響香ちゃん大丈夫! 上鳴君確かにチャラいし私らもご飯に誘われたりしたけど、響香ちゃんと喋ってる時が一番楽しそうだよ!」

葉「そうだよ! 響香ちゃん大丈夫だよ!」

芦「こうなったら上鳴を呼び出して……」

蛙「皆ちょっと待って」

芦「どったの梅雨ちゃん?」

蛙「響香ちゃんも今上鳴ちゃんへの想いがどんなものかまだ把握できてない状況だから、そんなときに無理して進めるのは良くないと思うわ。響香ちゃんも上鳴ちゃんと話したりするのが嫌いじゃないんでしょ?」

耳「う、うん」

蛙「今は無理せずに響香ちゃんが上鳴ちゃんとどうしていきたいかゆっくりと考えながら過ごしていけばいいんじゃないかしら」

耳「梅雨ちゃん……。うん、わかった。ちょっとずつ……上鳴とのこと、考えていってみるよ……」

麗芦葉「「「梅雨ちゃん、大人だ~」」」

蛙「A組の女の子だと私が一番誕生日遅いのだけどね」

浅『こういうの聞くと皆も私達と同じ女子高生なんだな~って実感するね」

青『親近感湧くね』

赤『ウチの学校、傑物学園でもこんな感じだったわ』

取「あ~あ、ここに渦中の男子陣呼んだら面白かったんだろうけどな~♪」

拳「あっちはあっちで爆豪と轟いじりつつ同じようなことやってるんだろうな~」

芦「おい! また前回みたいになってんじゃないか!? そっちの進捗も教えてよ!」

 

 出久の交際報告からA組女子メンバーの恋愛事情に移行していたが、それが一段落したところで芦戸が前回の流れと同じことに気付き抗議を入れる。拳藤や取蔭はそれを知りながらあえてスルーしてたが、芦戸に指摘されて苦笑いを浮かべながら言葉を返す。

 

拳「いや、この場を設けてもらって悪いんだけど、ウチのクラスって本当に何もないんだよね~」

芦「お前ら本当に女子高生か!? もっと恋に青春に胸を熱くさせろよ!!」

取「どんな熱血キャラだよ……。あ~でも1つあったかな、恋愛系が」

芦・葉・浅「「『なになに!!? 教えて!!』」」

取「喰いつきめっちゃいいな……。まあいいか。本人はバレてないつもりだろうけど……黒色がな、小森のことを熱い視線で見てるんだよ♪」

麗「黒色って、あの真っ黒い人? 常闇君がライバル視してるっぽい……」

柳「そうなんだ? でも、黒色バレてないと思ってるのかな? 当事者じゃない私達から見てもバレバレなんだけど」

小大「……本人だけじゃなくて、他の男子も私達にバレてないと思ってるよ、アレ……」

角「That's right! 普段そんなに喋らない小大さんも話すぐらいわかりやすいデスネ!」

拳「実際小森も気づいてるんだろ~? その辺りどう思ってんの?」

小森「う~ん、そうノコね~」

 

 小森は唇に手を当て、笑みを浮かべながら思案する。アイドルヒーローを目指してると公言しているだけあって、仕草にもいろいろと気を配っていることが窺える。

 

小森「黒色が私に気があるのはわかってるし悪い気はしないけど、自分から言い出せないうちはまだまだ甘いノコ♪」

葉「おおう……なんか手馴れてる感がある……!」

麗「じゃあさ、小森さんは黒色君が告白してきたら……OKして付き合うの?」

小森「う~ん、告白してくれたらそれはありがたいと思うけどやっぱり私アイドルヒーロー目指してるから、付き合うのはできないノコね……。あ、でも……もしデビューして私がアイドルヒーローとして納得できるまでやりきった後でも私を好きでいてくれるなら付き合ってあげてもいいノコかな♪」

芦「おお~、コモリン小悪魔的発想だ……!」

葉「恋愛偏差値高そう……!」

赤『これはなかなか……!』

青『ウチの周りの子よりもレベル高いかも……!』

浅『さすが雄英……!』

出「いや、これに関しては雄英関係ないんじゃないかな?」

耳「なんか緑谷が言うと説得力があるね……」

出「耳郎さん酷くない? そりゃ僕は恋愛偏差値が低いクソナードだけどさ……」

浅『いやいや! 緑谷さんは彼氏いるからこの中では勝ち組だよ!』

青『そうそう! 私らも彼氏欲しいけど周りが全然そそられないんだよね!』

浅『そうだ! それで前に緑谷さんに合コンしたいね~って話したよね!?』

出「ああ~、USJ事件の後にそんな話したね確か……」

浅『せっかくだからさ、雄英でいい人紹介してくれない? もちろんさっき話してた、芦戸さん達と仲良い人は除いてさ』

青『A組じゃなくてB組からでも良いけど』

麗「そういえばデクちゃん、瀬呂君が赤嶺さん紹介して欲しいって言ってなかったっけ?」

出「あ、そういえばそうだった! 赤嶺さん、赤嶺さんを紹介して欲しいって人がい……」

青・浅『『ちょっと待って!!』』

出「ひゃあ!? あ、青木さん浅黄さんどうしたの……?」

青『なんで雫を紹介してって話が来てるの!?』

浅『雫〜!! 今日本当に仮免試験だったの!?』

赤『え、ええ……。ちょっと2人とも落ち着いて、私も今の話初めて聞いたから……』

出「ごめん赤嶺さん、お願いされたのが試験の時だったから後で言おうと思ってたんだけど忘れちゃってて……」

赤『ええ、それは良いんだけどその、瀬呂君……って人が私を紹介して欲しいって本当?』

出「うん、一次試験の後の休憩中に赤嶺さんがフリーか聞かれて、誰かと付き合ってるかって話は聞いてなかったから……」

浅『緑谷さん! その瀬呂君ってカッコいいの!?』

青『身長とかスタイルとか成績とか!』

赤『なんで私より2人が喰い付いてるのよ……』

出「青木さんと浅黄さんの圧が強い……。カッコいいかどうかは僕の感性だと当てにならないと思うけど、かっちゃんが確か『しょうゆ顔』って言ってたから割とあっさりした顔立ちかな? え~っと、身長は高くて……たぶん175cmはあると思うけど、八百万さんどうかな?」

八「ええ、私が173cmですのでそれよりは確実に高いかと思いますわ」

出「成績はクラスで20人中17位だけど、極端に悪いってことはないと思うよ。個性も優秀だし」

麗「あと、部屋とか小物のセンスは良かったよね、部屋王決めた時とか!」

葉「あの才能マンの爆豪君が自分以外に投票するって縛りがあるとはいえ票を入れてたからね」

出「かっちゃんも瀬呂君なら赤嶺さんが良ければ紹介してもいいって言ってたからその辺りは一応お墨付きというか……」

青『あの爆豪君からそんな評価受けるなんてめちゃくちゃいい物件だと思うけど!?』

浅『雫、私と代わってくれない!?』

赤『ごめんね2人とも、私をご指名だからこれは譲れないかな』

浅『ちょっと雫!? 普段はそんなに興味ないって雰囲気出してる癖に!!』

青『ズルいよ雫!? あんたも傑物学園ってそこそこエリート校に通ってんだからそっちで見つけてよ!』

赤『別にいいでしょ! 私だって恋愛したいし、こんなチャンスは滅多にないから何とか活かしたいわよ!』

出「あ、赤嶺さん……。普段とキャラが違う気が……。で、でも瀬呂君は悪い人じゃないけど無理して付き合うとかはしなくてもいいからね?」

赤『それはもちろんよ。でも、緑谷さんだけじゃなくて爆豪君のお眼鏡にかなってるならレベルは高いでしょう? 会ってみる価値はあると思うわ』

出「うん、わかった。それじゃあ、いつ会うのがいいかな? もう学校も始まっちゃうし」

赤『うーん、予定を見てからがいいかもしれないわね。確認したら連絡するわ』

出「うん、僕も瀬呂君に聞いてみるね」

青・浅『『緑谷さん!!』』

出「ひゃあ!? ふ、2人ともどうしたの!?」

青・浅『『私にも誰か良い人紹介して!!』』

出「そ、そんなこと言われても、僕2人の好み知らないし……」

麗「ちなみに2人はどんな人がタイプなの?」

青『私はマッチョな人がタイプだね』

浅『そうなの!? 意外なんだけど!?』

赤『そう? 結構男の人のここの筋肉が好きとか言ってたわよ? あと、『緑谷さんいい身体してる』とか言ってたし』

出「青木さん!?」

青『違うから! 鍛えられた身体を純粋に凄いと思っただけだから!』

出「そ、そうだよね……。深い意味はないよね……」

麗「マッチョか……。A組だと砂藤君や障子君かな?」

拳「B組だと……宍田くらいかな?」

青『写真とかない!?』

麗「今はないなあ。後でデクちゃんから送るね」

葉「浅黄さんのタイプは?」

浅『私はまあそりゃあカッコいい人がいいけど、それとは別で静かな人がいいかな』

芦「ええ!? 意外!?」

青『私より萌の方が意外だよ!』

蛙「これは……どういう理由なのかしら?」

浅『これはね、私が結構おしゃべりだから相手もそうだとやかましくなっちゃうから静か……というより聞き上手な人って感じかな』

葉隠「なるほど、それなら……口田君や常闇君、障子君かな?」

耳「常闇や障子は結構しゃべってるイメージあるから口田じゃない? あいつ無口だけど、相槌をタイミングよくしてくれるから話さなくても会話が弾む、って言うと変な感じだけど嫌にならないんだよね」

麗「あ、それわかるかも! 口田君無口だけど、無表情ってわけじゃないからなんだろう、小動物的な可愛さがありるよね、結構身長高いけど」

葉「口田君が飼ってる結ちゃんを思い出すよね〜♪ 飼い主が似るってのも変な話だけど」

青・浅『『結ちゃん?』』

出「ああ、結ちゃんは口田君が飼ってる兎だよ。口田君の個性は『生き物ボイス』って言って動物を操れる個性でその関係で動物の扱いが上手いんだ」

赤『生き物を操れる、か……』

青『萌も気になるんじゃない?』

麗「どういうこと?」

出「浅黄さんは『植物の声が聞ける』個性なんだ」

芦・葉「「植物の声が聞ける!?」」

浅『そう。もちろん本当に声を出してるわけじゃなくて、植物が持つ意志を感じ取れるって感じかな。結構面白いよ、植物にも性格というか個性みたいなものがあって。この木は真面目とか、あの花はお調子者とか、あの木は引っ込み思案とか』

八「それは興味深いですわ! 浅黄さんと植物で意思疎通も可能なのですか?」

浅黄『一応できるけど、植物の種類や同じ種類でも個体ごとに差があるんだよね〜』

八「なるほど、この個性があれば植物の研究に力を発揮できそうですね」

浅『うん、私もそっち方面目指しててさ、ゆくゆくは植物医にもなりたいって思ってるよ』

麗「凄い! カッコいいよ浅黄さん!」

浅『そ、そうかな……?』

葉「そうだよ、浅黄さん! しっかり自分の個性を活かそうと努力してるよ!」

芦「夢に向かって頑張ってる、私達一緒だね!」

浅『あ、ありがとう……。なんか照れるな……』

耳「青木さんはどんな個性なの?」

青『私は萌や雫と違ってピンポイント過ぎるから、そんなに面白くないと思うよ』

拳「ピンポイントって?」

青『海水を真水に変える個性だよ……』

取「海水を真水に変える個性!? めっちゃ便利じゃん!」

小森「中東とかアフリカとか真水が不足している地域でめちゃくちゃ重宝されそうノコ」

塩「救世主となることでしょう……!」

青『ありがとう。でも……便利だとは思うけど、これだけじゃただ利用されちゃうだけになると思うから、この個性をもっと活かせる使い方を見つけられるように勉強してるよ』

柳「確かに、その個性だけだと誰かに使われたり雇われたりするだけになっちゃうもんね……」

小大「ん、そんな人生は……嫌だね……」

青『うん、他人に利用されるだけの人生って真っ平ごめんだからね!』

出「青木さん、凄いね、カッコいいよ」

青『ありがとう、緑谷さん。これも緑谷さんのおかげだよ』

出「僕の?」

青『前も言ったと思うけど、緑谷さんが普通科受けるって言った時、悩んで結論出したんだろうなって思って。周りに流されてとりあえずヒーロー科受けるんじゃなくて、自分で考えなきゃいけないと思ってね。その後、ヒーロー科受けるとは思わなかったけど』

出「それは、その……」

青『うふふ、ごめんね♪ 緑谷さんも悩んでヒーロー科受けたんでしょ? それで雄英に本当に入っちゃうくらい努力したんだから緑谷さんも凄いよ!』

出「青木さん、ありがとう……」

芦「この流れだと赤嶺さんの個性がめちゃくちゃ気になるなあ……」

葉「はいは~い! 私知ってるよ、赤嶺さんの個性!」

蛙「私も知ってるわ」

麗「そうなの!? なんで2人とも知ってるの!?」

葉「二次試験でたまたま同じ場所で救助したんだ! ね〜赤嶺さん!」

赤嶺『ええ、葉隠さんと梅雨ちゃん、後轟君も一緒だったわ。実はそこで梅雨ちゃんに『梅雨ちゃんと呼んで?』と言われて、そのまま……』

蛙「嬉しいわ、雫ちゃん」

赤『あ、ありがと梅雨ちゃん。それで、私の個性だけど……『操水』水を操る個性よ』

麗「『水を操る個性』!?」

耳「それめちゃくちゃ強くない!?」

八「士傑高校の夜嵐さんもそうですが、特定の事象を操る個性はかなり汎用性が高いですわ」

葉「そうなの! 試験の時も敵が襲って来たって放送あったら轟君と一緒に文字通り飛んでいったんだよ! 梅雨ちゃんはコスチュームに水を仕込んでるんじゃないかって言ってたけど、その辺どうなの赤嶺さん!」

赤『ええ、梅雨ちゃんの予想通り、コスチュームに水を仕込んでるの。操って浮かぶこともできるし、それを使って攻撃もできるわ。流石に量が少ないから最終手段だけど』

取「凄いな。これやろうと思えば体内の水を操って他人の身体も操れるんじゃね?」

赤『それがやろう思ったんだけど、上手くいかないんだよね~』

拳「そうなの?」

赤『人体中の水の流れ、動きがイメージできなくて。そこをクリアできればできるかもしれないけど、今は試行錯誤中ね』

柳「ちなみにどんな?」

赤『人体の勉強と言ったらまず医学で、水の流れと言ったら武術の中には人体を水と考えるものもあるらしいからそれを勉強したりね』

出「でも、本当に実現できたら接近戦でも相当有利になるよ! 頑張ってね赤嶺さん!」

赤『ええ、ありがとう緑谷さん』

取「よし! 色々話が逸れてきたけど、この辺りで新しいテーマにしよっか!」

芦「そうだそうだ! 女子会ってこと忘れてた! それじゃあ取蔭さん、次のテーマ……ヨロシク!!」

取「んじゃあ、司会の許可もあったところで、次のテーマは……」

 

 取蔭は一度言葉を切り、舌なめずりをして笑顔で……敵に負けず劣らずの嫌らしい笑顔で次のトークテーマを告げた。

 

取「次はアダルティなジャンルで……◯◯◯◯に使う◯◯◯は何か!」

「「「『『『!?!?!?』』』」」」

 

 

 

 

取「なんだよ皆、情けないな~♪」

小森「高校生ならこれぐらい普通ノコ♪」

拳「いや、あんた達のはだいぶエグかったよ……」

塩「ふ、ふしだら過ぎます……!」

角「アメリカなら普通デスネ〜」

柳「まあ、この中じゃあ拳藤や塩崎はウブな方だからね〜」

小大「ん、それを差し引いてもA組や他の3人は……」

 

 B組7人の視線の先には、顔を真っ赤にして鼻を押さえて悶えるA組女子7人と折寺中女子3人の姿があった。

 

取「おい緑谷〜♪ こんなんで恥ずかしがってたら爆豪と初体験する時なんて気絶しちゃうぜ♪」

出「!? ぼ、僕とかかかかかっちゃんの、はははは初体験……!?」

麗「取蔭さんこれ以上デクちゃん追い詰めんといて!? もういっぱいいっぱいやからこれ以上はホンマにショートしちゃう!」

葉「私達もいっぱいいっぱいだけどね」

芦「流石の梅雨ちゃんも顔赤いもんね」

蛙「私も流石に恥ずかしかったわ、それより……響香ちゃんと百ちゃんが……」

葉「出久ちゃん以上にダメージ受けてるよね」

耳・八「「………………」」

取「これはアレだな、A組と合同訓練あるなら事前に下ネタ話したら、アドバンテージ取れるな♪」

出・麗・芦・葉「やんないよ!?」

赤『その……取蔭さんと小森さん凄いですね……』

青『クラスの皆より凄かった……』

浅『小森さん……アイドルデビューしたら発言に気をつけてね? 炎上しちゃうから……』

小森「その辺はちゃんと気をつけるノコ♪」

拳「それじゃあ、皆がダウンしちゃったし今日はここまでかな」

取「そうだな、面白かったからまた今度やろうぜ♪」

塩「次は真面目な話にしましょう……」

角「それじゃあ、皆さんSee youデース!」

柳「またヨロシクね〜」

小大「ん、またね……」

赤『お疲れ様でした~! 楽しかったです、またよろしくお願いします♪』

青『お疲れ〜! 楽しかったからまた呼んでね〜!』

浅『おっつー! 次もよろしくね〜!!』

出「う、うん……また今度ね……」

麗「お疲れ様〜」

芦「お疲れ〜! またやろうね〜!」

葉「バイバーイ!!」

蛙「ケロケロ、皆お休みなさい」

耳「じゃあね。……もう下ネタはやめてよ……」

八「そ、それでは失礼いたします……」

拳「あ、物間達に私達先に休んでるって伝えといてね〜!」

芦・葉「「オッケー!!」」

 

 別れの挨拶を告げてA組女子は自身の寮へ戻っていった。

 

 

出「なんか……楽しかったけど、疲れたね……」

麗「取蔭さんと小森さん、凄かったね……」

芦「さすが元ギャル、エロかったね……!」

葉「小森ちゃんも! 浅黄さんも言ってたけど、アイドルデビュー後が心配だね……」

蛙「ギャルはあんまり関係ない気が……」

耳「……下ネタもうイヤ……」

八「まだまだ知らない世界があるのですね、もっと精進しなくては……!」

耳「アレはしなくていいよヤオモモ!」

 

 

 疲労で会話が弾まないまま、寮に戻ってきた7人の目に入ったのは……。

 

 

相「多少は大目に見るつもりだったが、俺は寮内で個性使って喧嘩していいとは言ってないぞ? その辺はわかってたよな?」

A組B組男子「「「はい……」」」

A組女子「「「何これ……?/何かしらこれ……?/何ですかこれは……?」」」

 

 

 横一列で正座させられているA組B組男子一同と腕組みをして彼らを厳しい表情で問い正す相澤の姿であった……。




というわけで幕間6でした! 久しぶりの3人娘登場でしたがいかがでしたか? 自分の描写力ではこれが割と限界でしたw 本当ならアダルティな部分も書きたかったのですが、だいぶ長くなってしまったので割愛しましたw 一応、割愛部分は別でR18で作ろうかと思ってますが、結構難しそうなので気が向いたら作ることにしますw 次は男子会パートを作ります♪ こちらも男子高校生らしく描けるよう頑張りますのでよろしくお願い致します♪
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