狩り人達に我の先祖から伝えられてきた、過去に起きた事を伝えられた。
山の洞窟の奥に人が入っているようだが、今の住処の方までには来てないようだ。
まぁ、かなり奥地だし土砂崩れも多いから住処の方まで来れないだろう。
まぁ、来れたとしても…… その時はその時だ。
どうやら人間達はやる気になったようだな。
あの様子だと、今回は人間達も来るだろう。
かつて我らの星を滅ぼそうとしたあの“ギドラ”
奴の気配が、この星に近付いている。
かつて現れた時は当時のモンスター達が総出で迎え撃った。
だが、追い返すのがやっとだった。
その戦いで当時のモンスターの9割以上が犠牲となった。
もし再び現れるとしたら、今度こそ打倒さなければならない。
今度の戦いはハンター達と戦う事になる。
他の黒龍共、人間達の大部分は知らないモンスターだろうが島のあの大猿とも久々に戦う事になるだろう。
今度こそ、勝つ。
此処は誰も知らない島。
上空から見るとまるで人の髑髏の横顔に見える、特徴的な島だ。
その島は沢山の緑に覆われており、沢山の植物が生い茂っている。その木々の中には多くのモンスターが闊歩しており、自然界の弱肉強食が繰り広げられている。そのモンスター達は現大陸や新大陸・そして大戸島でも見られない独特のモンスターが見られる。小さな四肢で大地や森を駆け巡る小型モンスターや中型モンスター、大きな二本足で島を闊歩する大型モンスター。大小のモンスターがこの地を生きている。
そんな中、やや開けた谷で巨大なモンスターが闊歩していた。
それは顔が髑髏のように見える、白い蛇もしくは蜥蜴のようなモンスターだ。前足が二本のみしか無いにも関わらず俊敏な動きをしており、前を移動するポポのように大きな角を生やすモンスターを追っている。白いモンスターは口から涎を垂らしながら角を生やすモンスターを追っている。長い舌を鞭のように巧みに動かして捕まえようと、舌を前の方向に伸ばす。もう少しで下で獲物を捕まえられる。それ程の近距離まで舌を角を生やすモンスターに近づけた。
その時だった。
白いモンスターは“何か”の気配を感じた。
その気配に怯えたのか、白いモンスターは角を生やすモンスターを追いかけるのを止めて踵を返して反対方向に向かって走って行った。
追いかけられていたモンスター達は“何か”の気配に怯えてはいないものの、近くを通るだろうと思ったのか今いる場所を離れて道を開けるように去って行った。角を生やすモンスターは安心したのか、ゆっくりと歩き始めた。“何か”の気配に怯えている様子は無い。“何か”は自分を攻撃してこないという確信があるのか落ち着いているのだ。そのまま歩き続けて奥へと向かっていった。
暫くすると、地響きが聞こえてくる。大地も揺れ、木々も草も揺れ、山は小石を落としながら震える。
その地に歩いて現れたのは、
巨大な斧を持つ、黒い猿だ。
その手にはゴジラの背鰭を素材として使われた巨大な斧を持っている。今まで何度も使われたのか、年季が入っている。
そのモンスターの瞳は老齢の爺のような、慈悲が込められたような瞳をしている。その瞳を、地平線の更に先、大戸島の方に向けている。何かを考えるように。
暫く見つめた後、向きを正反対の方向に変えて歩き始めた。寝床に戻るつもりなのだろうか。大きな足音を立てながら島を歩いて行った。
この島に住む原住民達は、このモンスターを大昔から神聖視しており、島の神として崇められている。
島の住人達は、あのモンスターを昔からこう呼んでいる。
コング、と…………
何かありがちな感じの最終回な気がする…… これも作者の実力の低さが悪いんだ。
次回は2023年6月9日19時00分に投稿予定です。
ざっくりとモンスターの紹介をします。