そしてモンスターバースの新作「Godzilla × Kong : The New Empire」も発表されました! 日本公開が楽しみ!
「見たところ結構古いみたいです……」
「かなり年季が入ってるな……」
「結構頑丈みたいだにゃ~」
偶然見つけた通路は結構損傷が少なく、頑丈だ。そのおかげか劣化は殆ど無い。崩れる心配は無さそうだ。壁には見た事の無い模様が描かれており、所々に絵と文字が彫られている。文字は見た事無いから読めないが、絵は何処か見覚えのあるように感じる。
「この絵、この島のモンスター達か?」
「確かに似てますね……」
「この絵、もしかしてアンギラスかにゃ? あっちはモスラっぽいにゃ?」
壁に描かれている絵を見ると、そこには四足歩行で背中に棘を生やす竜が描かれている。間違いなくこの島に生息しているアンギラスだ。その絵にはアンギラスに相対する鳥のような生物の絵も描かれている。恐らくイャンガルルガだろう。両者とも凶暴性が高いモンスターなのでお互い戦っているのだろう。
その近くには、羽を生やした蝶或いは蛾のモンスター、恐らくモスラが描かれている。更に多数のアルセルタスとゲネルセルタスも描かれている。
その他にもゴロザウルスとアンジャナフが、クモンガとネルスキュラ・ヤツカダキが、マンダ・大ダコとラギアクルスが、バランとビシュテンゴが、エビラとガノトトスが、カマキラスとアトラル・カが、メガギラスとセルレギオスが、この島固有のモンスターが戦う絵が通路に沢山描かれている。
「この島のモンスターが描かれてる…… 戦いを描いているのか?」
「この島に生息していないモンスターも描かれてるようですね……」
「もしかして昔いたって事かにゃ?」
それは有り得るかもしれない。自然界では生物の生息地が年と経るにつれて変わる事は珍しくないのだから。この大戸島にはもっと沢山のモンスターが生息していたのだろう。
「ん? 部屋か?」
「今度は一体……」
この先がやや明るい。どうやら部屋があるようだ。通路にはモンスターの絵が描かれていたが、部屋には一体何があるのか。
暗い部屋に出ると、そこは灯りが灯っている。壁に少量の溶岩が流れている為少しだけ明るいようだ。壁の模様がよく見える程の明るさだ。
「この部屋は随分綺麗だな」
「えぇ、通路と同じく保存状態が良いみたいです」
「何かお宝がありそうだにゃ…… どんぐりとか……」
どんぐりはないだろ、と心の中で言いながら部屋を見つめる。すると、壁の中央にある絵が描かれている。
「これは……!」
「ゴジラ……!?」
部屋の壁画に描かれている絵に描かれているのは、背びれを生やしたラオシャンロンのようなモンスター。恐らく、と言うより十中八九、ゴジラだ。
その隣には巨大な蛇が描かれている。舌は三又で背中には巨大な刃が生えている。尾の先端は槍のような形をしており、空からは隕石が降り注ぐような光景が描かれている。この巨大な蛇が何なのか。モンスターに詳しい受付嬢は直ぐに分かった。
「まさか、蛇王龍ダラ・アマデュラ?」
「だろうな…… そうとしか思えない」
「それにしても、凄く大きいにゃ!」
アイルーの言う通りゴジラもダラ・アマデュラもかなり大きい。ダラ・アマデュラはギルドが確認された古龍の中では最大の全長を誇るモンスターだ。全長は約44000センチメートルと言われている。これ程巨体に匹敵し得るモンスターとなるとラヴィエンテ位だ。
だが、絵に描かれているゴジラとダラ・アマデュラは
ゴジラとダラ・アマデュラの足元に描かれているのは三角形のような絵と木のような図、絵からして恐らく山と木だろう。それと比較するとゴジラもダラ・アマデュラも相当大きい。ヤマネ博士から聞いた情報とギルドの公式の情報と比較しても、2体共遥かに大きいのだ。
「あまりにも大きすぎるぞ…… このゴジラ、ゾラ・マグダラオスより大きいような……」
「このダラ・アマデュラも、瘴気の谷で死んだ個体よりも更に大きく見えます……」
「途轍もなく大きいにゃ…… 何を食べたらこんなに大きくなるんだにゃ?」
ゴジラもダラ・アマデュラもかなりの大きさ。これはもしや祖先となる種なのだろうか? 新大陸の瘴気の谷にあるダラ・アマデュラの骨は古代種の骨と言われているが、この絵に描かれてるモンスターも古代種なのだろうか?
「隣の絵は……」
隣に描かれてる絵はゴジラと龍が描かれている。だが、その龍は羽に星座のような模様が描かれていて、尾に多数の棘を生やしている。それに何より、その龍の甲殻は赤く描かれているようにも見えるのだ。
「こっちは赤龍ムフェト・ジーヴァか?」
「確かに似てます…… 羽の星座のような模様は正にそれです」
「ムフェトも凄く大きいにゃ!」
この絵に描かれているムフェト・ジーヴァもかなりの大きさだ。山の如く描かれたあのゴジラより一回り大きい。これ程大きい龍が空を飛ぶ何てとても想像出来ない。いくらモンスターとはいえ自重で飛べないのでは……
「この絵は…… 火山みたいな龍……」
「これは、煉黒龍グラン・ミラオスでは?」
その隣の絵には背中から多数の火山弾のような物を噴出させている龍がゴジラと戦っている様子が描かれている。その姿からして間違いなく煉黒龍グラン・ミラオスだ。かつてタンジアに現れた禁忌のモンスターの一角。このグラン・ミラオスもかなりの巨体だ。ゴジラよりやや大きい。
「この絵のモンスターは……」
「煌黒龍アルバトリオン……」
「懐かしい強敵も描かれてるにゃ……」
その隣の絵には四足で歩き、頭部に天を貫くような双角を生やす龍が描かれている。間違える筈が無い。神をも恐れさせる最強の古龍、煌黒龍アルバトリオンだ。ゴジラよりやや小ぶりだがこちらもかなりの大きさだ。
そして、その隣の絵には別のモンスターが描かれている。
そのモンスターは、決して忘れられないモンスター。
シュレイドを一夜で滅ぼした、御伽噺の龍。
運命の戦争、避けられぬ死、大自然の災厄を意味する言葉を名前として持つ、伝説の黒龍。
黒龍ミラボレアス。
災厄の化身たる黒龍が、ゴジラと戦う様子が、描かれている。
「ミラボレアス…… やはり大きいな……」
「ゴジラよりやや小さいですけど、やはり巨大ですね」
「あんなに大きいミラボレアスって怖すぎだにゃ……」
やはり例外無くミラボレアスもかなりの巨体で描かれている。ゴジラよりやや小ぶりであるがそれでもハンターからすれば十分過ぎる程の大きさだ。シュレイド城を見下ろせるような、かなりの巨体だ。世界を滅ぼせる程の力を持つミラボレアスだが、城より巨大なミラボレアス何て、もし存在したらハンターと言えども撃退出来ず一瞬で返り討ちにしてしまうかもしれない。過去にこれ程のミラボレアスがいたと考えると、かなり恐ろしい。
「この事を研究者に報告しないといけませんね」
「あぁ、ヤマネ博士なら何か分かるかもしれない」
「この絵を持って帰るのかにゃ?」
「いや、考古学的に貴重な物をいじるのはまずい。そのままにしておこう」
「そうですね。他にも壁画があるみたいですし、もう少し調べてみましょう」
「そうだな。どんなモンスターが描かれてるのか気になるしな」
「何だかドキドキするにゃ……」
貴重な遺跡の物をいじったりすればそれこそ過去に起きた事を探る手がかりを失いかねない。絵を持ち帰るような事をせず、拠点に帰還する事になった。
もうすぐだ。
もうすぐ…………
久しぶりに、
地上に…………
壁画ってわくわくするよね……
次回は2023年4月28日19時00分に投稿予定です。