モンスターハンター 大戸島の黒き龍、ゴジラ   作:青色好き

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最近Wordで小説を書いてますけど、改行の数が分かるのは便利です。


第8話:金色

 今度目を覚ますと、見知らぬ大地にいた。

 

 今までの光景と比べるとかなり落ち着いたように見える。だが、何やら気配のようなものを感じる。その方向を向いてみると、そこには古龍種のモンスターが集まっている。キリン、ラオシャンロン、クシャルダオラ、テオ・テスカトル、ナナ・テスカトリ、アマツマガツチ、シャガルマガラ、ゴグマジオス、バルファルク、ネルギガンテ、イヴェルカーナ、イブシマキヒコ、ナルハタタヒメ、メル・ゼナ、ガイアデルム…… 更にはシャンティエン、ディスフィロア、荒厄龍といった名だたる古龍達が集まっている。近くの水場ではナバルデウスとオストガロアもいる。だが、今まで何度か見た事のある古龍種とは異なる特徴があった。オオナズチにもネロミェールにも見える古龍がいるし、ガイアデルムも飛膜のようなものが生えている。

 

 周辺には古龍ではない様々なモンスターが集まっている。今では絶滅したというワイバーンレックスやワイバーンオリジン、ボルドルといったモンスターがいる。水場にはエンシェントサーペントもいる。

 

「やはり巨大な姿だ……」

 

 やはりとも言うべきか、皆遥かに大きな巨体である事だ。成長途中なのか小さい個体もいるが、多くは巨体だ。全長10メートルもいかないキリンもナバルデウス程の大きさで、皆自分が知るモンスターの何倍もの大きさをしている。その中には先程見たダラ・アマデュラ、ムフェト・ジーヴァ、グラン・ミラオス、アルバトリオン、ミラボレアス、そしてゴジラが含まれている。よく見ると、斧のような物を持った大猿もいる。

 その中に、ミラボレアスの亜種である紅龍ミラボレアスと祖龍ミラボレアス、そして紅龍ミラボレアス特殊個体もこの場にいる。

 それだけでも驚きだが、同種のモンスターが大勢いるのも驚きだ。何体ものミラボレアス、何体ものゴジラ…… ベテランのハンターでも即座に逃げ出したくなる状況が目の前に広がっている。

 

「何だ、何故モンスターがこれ程集まっている? 何が起きて……?」

 

 困惑していると、空に異変が起きた。

 

 雲を割るかの如く、上空から巨大な“黒い球体”が現れたのだ。

 

 何だ、あれは。

 

 隕石にも見えない、何かのモンスターにも見えない。闇が凝縮されたような謎の物体が、上空からゆっくりと降下している。モンスター達はそれに動揺する事無く、その黒い球体を見続けている。

 彼らの瞳から読み取れる感情……

 

 それは“敵意”と“殺意”だ。

 

 突然黒い球体から、白い光が放出し始める。その光は徐々に強くなっていき、辺りを覆う程強くなると思わず目を瞑り、腕で光を防いでしまう。

 それでも、何とか前を見ようとして瞼を開ける。

 

 

 

 

 

 その時、ハンターは見た。

 

 

 

 

 

 光りの中から

 

 

 

 

 

 “金色の龍”が姿を現す瞬間を。

 

 

 

 

 

 その龍は異形の姿だ。

 

 

 

 

 

 二股の尾

 

 

 

 

 

 一対の巨大な翼

 

 

 

 

 

 金色の鱗

 

 

 

 

 

 そして何より異形たらしめる特徴は、

 

 

 

 

 

 3本の頭。

 

 

 

 

 

 天翔龍(シャンティエン)のような角と髭を生やす、金色の龍。

 

 

 

 

 

 奴が何者なのか分からない。

 

 ゴジラやミラボレアスといったモンスター達は金色の龍に向けて咆哮し始める。黄金の龍も咆哮し返す。その声は生物とは思えぬような声だ。

 開戦だと言わんばかりに、モンスター達は一斉に黄金に向かって走り始める。中には強力なブレスを金色の三頭龍に向けて放つモンスターもいる。金色の三頭龍も、黒い球体から脱してモンスター達に向かって飛行していく。

 

 

 

 

 

 激突。

 

 

 

 

 

 地を、雲を、山を消し飛ばす衝撃がハンターを襲った。

 

 

 

 

 

 その後の戦いは、言葉で言い表せない程の激しい戦いだった。

 

 

 

 

 

 黄金の龍が繰り出す技の数々。

 

 

 

 

 

 それらを躱し、相殺し、黄金に立ち向かうモンスター達。

 

 

 

 

 

 強大な相手に怯む事も、臆する事も無く立ち向かう。

 

 

 

 

 

 まるで、大敵に立ち向かうハンターのようだ。

 

 

 

 

 

 青い星は直感でこそあるが、確信した。

 

 

 

 

 

 このモンスター達は“何か”を守るためにあの黄金と戦っていると。

 

 

 

 

 

 何を守るためなのかは分からない。

 

 

 

 

 

 もしかしたら…… この地…… いや、この星を守るためなのか?

 

 

 

 

 

 悠久を思わせる程時間が経った。

 

 

 

 

 

 モンスター達も、黄金も、体中に傷が付いている。

 

 

 

 

 

 モンスター達はかなり数が減っている。あの黄金との戦いでかなりの数が倒されてしまった。

 

 

 

 

 

 あの巨大なゴジラやミラボレアス達は山を簡単に破壊出来る程強大だった。

 それ程強力なモンスター達が大勢いるにも関わらず対等に相手を出来るあの黄金ははっきり言って強いどころの話ではないだろう。いったいどれほどの強さなのだろうか……

 

 全身に傷を負った黄金はこれ以上戦うのは危険と判断したのか、あの黒い球体の中に逃げていく。ゴジラやミラボレアス達は傷が深いせいか、追撃を行おうとする様子は無い。と言うより傷が深すぎて追撃が出来ないのだ。あの黄金が黒い球体に入って姿を消すと、あの球体も徐々に小さくなり、霞の如く消えた。

 

「一体、何だったんだ…… あの黄金は…………?」

 

 青い星の脳内では、あの黄金の事で頭が満杯だ。

 すると、今見ている光景が白くなっていく。

 何事かと思うと、頭の中に声が響いた。

 

 

 

 

 

 狩り人よ………… 備えよ…………

 

 

 

 

 

「……っ!? 誰だ!?」

 

 

 

 

 

 声がする。周りを見るが誰もいない。一体誰が喋っている?

 そのまま声が続いた。

 

 

 

 

 

 再び来る…………

 

 

 

 

 

 戦いに備えよ…………

 

 

 

 

 

 近い将来に…………

 

 

 

 

 

 奴が…………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

“ギドラ”が…………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




最近脳内のミラボレアスの鳴き声がゴジラの鳴き声になっとるんよ……(前半がミラボレアス、後半がゴジラ)。世界を滅ぼす伝説の黒龍+神の名を持つ怪獣王のトンデモコラボ。

次回は2023年5月26日19時00分に投稿予定です。
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