善子は、手紙を読んでいた。
「前略 先日は大変失礼な人してしまいました。どうかお許しください ただ、決してふしだらなと、これだけは解っていただく あの一件で私は実感しました、暫くは会えなくなると思います、どうか理由を聞かないでください。
と、手紙に書いてあった。
人生の大問題に向き合うため、しばらく会えないというのです。そして「どうか、わけは聞かないでください」と書いてあります。
「えっ、大問題!。」
と、善子は驚いた。
「どういう事なのかしら?。」
そして、善子は窓を眺めた。
「青木先輩にも諦めちゃったのかな?。」
と、善子は呟いた。
善子はそう言って、旅行バックに詰めて1人旅に出ることを決心した。
「私、しばらく旅に出るから、二度と戻る事もない旅になるから。」
「えっ。」
と、しずくはそう言って旅に出た。
「じゃあね。」
と、言った。
「おい、善子。」
と、果南は呼びに来た。
「あれ、居ないの。」
そこへ、梨子がやって来た。
「どうしたの?。」
「それがな、善子がいないんだ。」
「えっ、あの堕天使が。」
「うん。」
「善子、善子ーっ!。」
と、梨子は置手紙を見つけた。
「何々、私は少し悲しい気持ちなので私は旅に出ることになりました、二度と戻る事もないのでどうか探さないでください。」
と、置手紙に書いてあった。
「善子の手紙だ。」
「えーっ。」
と、梨子は驚いた。
「まさか、善子が。」
「きっと、何か悩みを抱えていたのよ。」
「うーむ、善子がね。」
「何か心当たりある。」
「そうだな、そう言われてもね。」
静岡駅
「静岡から名古屋へは、今の時間帯だと「ひかり103号」があるわ。」
と、言って善子は新幹線ホームへ向かった。
まもなく―、8時48分発「ひかり103号」岡山行が発車します、ドアが閉まりますご注意ください。
と、アナウンスが流れた。
ファーン!
新幹線「ひかり103号」は定刻通り、静岡を発車した。
「やっぱり、ひとり旅は寂しいわ。」
と、善子は車窓を眺めていた。
9時49分、善子が乗った新幹線「ひかり103号」は名古屋に到着した。
名古屋からは10時10分発の特急「しらさぎ5号」に乗り込んで金沢へ向かった。
「ずら丸も行きたかったかな。」
そこへ、車掌がやって来た。
「すいません、乗車券を拝見。」
「えっ、はい。」
と、切符を拝見した。
13時05分、善子が乗った特急「しらさぎ5号」は金沢に到着した。
「やっと、金沢か。」
そう言って、善子は金沢駅で下車した。
兼六園
「まぁ、紅葉が綺麗だわ。」
と、彼女は兼六園の紅葉を楽しんでいた。
「何か、一人だと寂しいわ。」
「あのー、お一人ですか。」
「ええ、今兼六園に来たところなんです。」
「そうなんですか、よかったらひがし茶屋街でご一緒しません。」
「ええ、いいわよ。」
そう言って、2人はひがし茶屋街へ向かった。
ひがし茶屋街
「そう、一人で金沢に。」
「はい、私は今、泣きぬれてひとり旅をしていたんです。」
「そうですか。」
「ええ。」
その頃、特捜班では善子がいなくなった事が起きたのはその翌日の事だった。
真姫は、鉄道捜査班の南に電話した。
「はい、東京公安室。」
と、電話を出た。
「えっ!、善子ちゃんが!。」
「もし善子ちゃんを見かけたら、すぐに連絡をください。」
「わかった、隣接する公安隊に頼んで非常線を張ってもらうっすよ」
と、南は言った。
「どうした、南。」
「実はな、津島善子が手紙を残して旅に出たらしいんだ。」
「伊豆内浦でも行ったのか。」
「内浦の曜と果南に電話したんだけど、内浦にも来ていないって。」
「なるほど。」
「どこへ旅しているかだ。」
「善子は、何か悩みを抱えているのではないかな。」
と、岩泉が言った。
そして、事件は起きた。
「はっ、何これ。」
「どうしたの。」
「死んでるわ。」
キャーッ!
と、悲鳴を上げた。
金沢で起きた殺人は、特捜班にも伝えられた。
「何、女性の絞殺死体。」
「えっ。」
「被害者は、岡田 智弘さん35歳、住所は東京都台東区、はい、わかりました、早速調査いたします。」
と、電話を切った。
「おい、石川県警から捜査協力の要請だ。」
「早速、捜査してみます。」
早速、聞き込みをした。
「ええ、彼は資産家でして、よく金銭トラブルが起きるほど金を貸したこともあったんです。」
「なるほど、つまり金銭トラブルによる犯行の可能性があるって事だな。」
「はい。」
「そうか、被害者はやはり金銭トラブルの可能性があるのか。」
「ええ。」
そこへ、鶴岡がやって来た。
「一昨日起きた、マンションの殺人も関係しているんじゃないでしょうか。」
「ああ、被害者は西崎 進がナイフで殺害された事件だろ。」
「もしかしたら、不倫の犯行じゃないでしょうか。」
「うん、それも考えられるな。」
「まるで、トレンディドラマみたいだな。」
と、松本は言った。
「よし、とにかくその線で捜査してみるか。」
「はい。」
一昨日都内のマンションで、男性の死体が発見された、死因はナイフによる出血死だ、そして金沢で岡田さ何者かに殺害された。
「と言う事は、調べて見るとこの人が怪して見たいですね。」
「ええ。」
「それで、犯人は誰なの。」
「刑事の話だと、川本康夫と松岡 進と小林 みどりの3人とわかった。」
「うん、それで。」
「問題は、3人のアリバイだ。」
川本は、桜井と岩泉に話を聞くことにした。
「3日から、北陸へ行ってたので、帰りは京都から新幹線に乗って帰京しました。」
「帰京したのは6日の日でした。」
「なるほど、そうですか。」
そして、翌日。
「えっ、その男が北陸へ行っていた。」
「ああ、日下の話だと川本は3日の日に北陸へ行っていたそうだ。」
「なるほど、そうですか。」
3人の中の、川本康夫のアリバイ捜査については、石川県警に協力を得ることにした。
3日 午前10時、東京出発 新潟市内のホテルで一泊
4日 午前7時半、ホテルを出発、長岡に出て9時04分発の特急「かがやき2号」に乗車 金沢に一泊
5日 金沢を出発。七尾線で輪島を向かい。輪島で一泊。
6日 輪島-金沢-京都と列車に乗り、京都で一泊。
7日 京都発、新幹線で帰京。
「本当に特急「かがやき」に乗っていたのかな。」
「それも、考えられるな。」
「調べて見ないと。」
「ええ。」
「新潟から長岡で特急「かがやき2号」に乗れるのかな。」
「もし、乗るとしたら新幹線に乗ったって事は。」
「ああ、それも考えられるな。」
高山は、早速時刻表を見て見る事にした。
と、調べて見ると。
新潟発8時12分 上越新幹線「あさひ2号」に乗車
長岡着8時31分 下車
長岡発9時04分 北陸本線特急「かがやき2号」に乗車
金沢着11時34分 下車
「あら、充分に乗れるわよ。」
「でも、特急「かがやき」に乗っていたかどうかだ。」
「つまり、川本はアリバイ成立って事ね。」
「とにかく、金沢へ行って見ますか。」
「ええ。」
「よし、私と小海と高山で行けば何か分かるかもな。」
「はい。」
次の日、南と高山と小海は7時36分発の上越新幹線「あさひ1号」と特急「かがやき2号」に乗り次いで金沢へ向かった。
「よし、とにかく殺害現場へ行って見るか。」
「ええ。」
南と高山と小海は、岡田が殺害された現場へ行って見た。
「岡田はここで殺害された。」
「それで、死因は。」
「死因は絞殺だな。」
「問題は、犯人は川本の可能性があるな。」
「ええ。」
「何か、怪しくなってきましたね。」
「川本は、これを使ったんじゃないかな。」
「はっ、そうか。」
「主任、ちょっと。」
「何だい、小海。」
「実は、現場で女が被害者に会っていたことが分かったんです。」
「小海、それ本当か。」
「ええ。」
早速、ひとり旅の女に話を聞くことにした。
「えっ、彼が殺害された。」
「はい、ここの現場で。」
「どうして、殺されなきゃいけないんですか。」
「それは、今警察で捜査しています。」
「そう。」
「じゃあ、犯人はあの人が。」
彼女の名前は、牧坂ひとみ。東京から午前7時36分の上越新幹線「あさひ1号」に乗って長岡から特急「かがやき2号」に乗って金沢へ行っていた事を話しました。
「そうか、この時刻は金沢の兼六園とひがし茶屋街へ行っていたんですか。」
「はい。」
「一緒に行ったのは女ですね。」
「ええ。」
南と高山と小海は、金沢市内のホテルへ行って見たが、やはりホテルに来たのは16時45分頃と確認した。
「やはり、川本が犯人真可能性があるわね。」
「ええ。」
「牧村が川本に会ったのは、16時頃だから間違いないな。」
「ええ、そして川本はホテルを出た。」
「輪島へ行ったのは確かね。」
「ええ、ホテルの前にはタクシーがあるから、タクシーに乗って金沢駅へ行ったんだろう。」
「なるほどね。」
「わかったよ、犯人はこれを利用したんですよ。」
「えっ、それ本当か。」
早速、時刻表で調べて見たら。
東京発10時08分 上越新幹線「MAXあさひ311号」に乗車
新潟着12時01分 下車
新潟発7時17分 上越新幹線「とき400号」に乗車
東京着9時40分 下車
西崎をナイフで殺害
東京発11時35分 東海道新幹線「ひかり229号」に乗車
米原着14時01分 下車
米原発14時10分 北陸本線特急「加越1号」に乗車
金沢着16時05分 下車
午後18時に岡田を殺害
金沢発8時02分 急行「能登路1号」に乗車
輪島着10時16分 下車
輪島発10時42分 急行「能登路2号」に乗車
金沢着13時07分 下車
金沢発12時58分 北陸本線特急「雷鳥30号」に乗車
京都着15時22分 下車
京都発15時34分 東海道新幹線「ひかり44号」に乗車
東京着18時14分 下車
「そうか、犯人はこれを利用したんだよ。」
「これで、川本のアリバイは崩れたわ。」
「ええ。」
「ええ。」
そして、川本が犀川へやって来た。
善子は川本に会った、そして善子は川本と一緒に犀川へ来ていたのだ。
「あっ、あなたは。」
「フッ、お前があいつと会わなければな、アンタは死んでもらうぜ。」
「やめてっ。」
「そこまでだ!、川本!。」
と、南は言った。
こうして川本は逮捕された、川本は西崎と牧村と付き合っていた事を恨んでの犯行だった。彼女は西崎が殺害され、悲しみを忘れるために金沢へ行っていたのだ。
「大丈夫か、善子。」
「ええ、私は平気よ。」
「そうか。」
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そして、津島善子ちゃん誕生日おめでとう
劇中の列車時刻は平成8年のダイヤを使用しています。