鬼殺と失った右腕   作:1052667

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少年との出会い

 

【華扇サイド】

 

噂の町に来てみたけど...

やっぱり鬼の気配がする。それも2人ね。人間もいる。

私は鬼を見つけて観察する。

鬼同士が戦ってる?人間()の奪い合いかしら?にしても妙ね。あの女の子の鬼は竹を咥えているようだけど何かしら?

まあ、関係ないけど。

とりあえず異形の方を狙う。

 

[血鬼術 ドラゴンズグロウル]

 

「ぐぁぁぁぁ!!??」

 

異形の鬼は身体は吹っ飛んだようね。

 

(な、なんだこの女!?鬼?人?いや、それよりも再生出来ない!?身体が崩れてく!うわぁぁぁぁ!?)

 

異形の方はもうおしまいね。それより竹を咥えた方ね。戦意喪失しているようだけど所詮は鬼だし...

 

「待ってくれ!」

 

ん?地下から人が?どうやら鬼狩りのようね。数十年生きてきたけど鬼狩りにあったのは初めてね。まあ、ずっと山にこもっていたから仕方ないでしょうけど。

 

「何故待つ必要があるの?貴方鬼狩りでしょう?」

 

「禰豆子は!俺の妹なんだ!鬼だけど人を喰わない!」

 

人を食べない?そんな個体もいるのかしら。

 

「人を食べないって、どれくらいの間食べてないの?」

 

「2年間食べてない!だから、君が誰だか知らないけど、禰豆子を殺すのはやめてくれ!」

 

2年間ね。意外。

 

「わかったわ。今は殺さない。ただし、その子が人を食べた瞬間、私がその子を殺すわ。」

 

「あ、ありがとうございます!(この人、鬼と人の両方の匂いがする!?)」

 

鬼狩りの少年は妹の鬼を背中の木箱に収納した。鬼って小さくもなれるのね。

少年は近くで呆然としている男性の所に行った。おそらく今回の被害者ね。

なんか言い合いしてる。

 

「すまない!!酷いことを言った!!どうか許してくれ、すまなかった...っ」

 

大丈夫そうね。

 

「それで貴方の名前は?」

 

「俺は竈門炭治郎。箱に入っているのは妹の禰豆子。」

 

「炭治郎と禰豆子ね。私は茨木華扇。」

 

「あのっ!華扇さんは鬼なんですか?人なんですか?」

 

まさかそこまでバレているとは... さすが鬼狩りね。(←炭治郎が特殊なだけ)

 

「私は... どちらでもないわ。強いて言えば"仙人"かしらね。」

 

(人間でも鬼でもない?一体何者なんだ!?)

 

「まあ話すわ。私は昔鬼にされそうになったのよ。右腕に鬼の血を入れられて、自身が鬼になる前に落ちていた刀で腕を切ったのよ。それでも身体に変化が出て人間じゃなくなったけどね。」

 

そう言って私は頭の布[シニヨンキャップ]を片方取って角を見せる。

 

「じゃあ華扇さんは半分鬼なんですね。」

 

「ええ。血鬼術とかも使えるけど人間を食べる必要がない。鬼と人間の中間地点だと思って貰えれば大丈夫よ。それより貴方についていっても良いかしら?」

 

「え?どうして!?」

 

「禰豆子は鬼なんでしょう?事情を知らない鬼狩りに切られるかもしれないわ。その時は仲間が多いほうが良いと思うの。」

 

まあ、本音は禰豆子の監視だけど嘘は言ってない。嘘は言ってないわ。

 

(嘘の匂いはしないけど... 仲間ができるのはありがたいっ。)

 

「わかりました、華扇さんよろしくお願いします!!」

 

「よろしく、炭治郎。」

 

長年1人でいたし、こういうのも悪くないわ。

 




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