夜。
華扇と炭治郎と禰豆子は大都会[浅草]に来ていた。
前回の出会いから2日立っており、浅草に着くまでお互いのことを話した。
【華扇サイド】
ここが浅草...
大阪には来たことあったけど、こっちの方がにぎわってるわね。
って、炭治郎!?なんかゲッソリしてる!?
「だ、大丈夫?顔色悪いけど。」
「と、都会の発展さに驚いて...」
「最初は誰でもそうよ。少し休みましょう。」
そういえば私と同じ山育ちって言ってたわね。
炭治郎を気遣いながら人通りが少ない所にある屋台の前に着く
「山かけうどんください...」
「あいよ」
「華扇さんは...?」
「私はいいわ。」
うどんもいいけどやっぱり団子よ、団子。
禰豆子も寝てるし、ここは休憩ね。ここは大都会だし甘味処もあるでしょう。
そんなことを考えていると、炭治郎が顔色を変えた
「どうしたの?」
「はあはあ、はあ、はあ。」
って、変な息をしたと思ったら急に走り出した!?
「ちょっと待って!!」
ああ、もう。何処に行くのよ。
「うどん屋さん、少しの間席を外します。この子は食べられないので待ってもらえませんか?」
「あいよ!」
さてと、炭治郎を追いかけますか。
人混みをかき分けて炭治郎を探す。お、いたいた。
「ちょっと炭治郎?急にどうしたn――」
私はそこで言葉を止める。炭治郎の目の前にいる家族の父親。彼には見覚えがあった。
姿形は違うけど... この目つき、まさか...?
いや、それより、
「すみません、彼の人違いだったようで。」
「私も知らない子でしたので。」
よし、なんとか丸く収まりそう。
って、え?
この男、通りすがりの人間を鬼にした!?
「キャアアアッ!」
鬼になった人の奥さんが悲鳴をあげてる。炭治郎は鬼化した人間を押さえるのに精一杯ね。
「奥さん!!こちらよりも自分のことを!!傷口に布をあてて強く押さえてください!」
「炭治郎、その人を押さえてて。私は奴を追う。」
人を鬼にした。間違いない、こいつは鬼舞辻無惨だ!!(名前は炭治郎に聞いた)
「鬼舞辻無惨!!俺はお前を逃さない、どこへ行こうと、地獄の果まで追いかけて、必ずお前の頸に刃を振るう!絶対にお前を許さない!!」
「逃がすと思うかっ!![血鬼術 微速の務光]!」
私が血鬼術で弾幕を奴に放った。どうやら命中したようね。
「ぐっ!?」
「月彦さん!?」
あ、逃げたわ。けど深追いは危険ね。罠かもしれないし。
「華扇さん!この人を押さえるのを手伝ってくれ!」
「わかったわ。」
私は右腕の形をした包帯を使って鬼化した人を拘束する。
「早いとこ撤退しましょう。警察が来るわ。この人をどこか安全な場所に移動させないと。」
「でも、どこに!?」
く、まずい。警察が来た。私はなんとか言い訳できるけど炭治郎は刀を持ってる。
「貴様ら! 何をしている!?」
「酔っ払いか!? 離れろ!!」
「やめてください、華扇さん以外はこの人を押さえられない!」
「待ってください!この人は正気を失ってるんです。今離れたら無差別に暴れます!」
って、言っても聞かなさそうね。警察は私の包帯を解こうとする。
「包帯と少年を引き剥がせ!」
「わかった。」
「やめてくれ!!この人に誰も殺させたくないんだ!!邪魔をしないでくれ、お願いだから!!」
やばい、このままだと事態が悪化する。なんとかしないと。弾幕で視界を奪えばなんとかなるかも。って――
「「!?」」
何この香り。急に周りが変な模様で覆われた!?
「わぁぁ、何だこの紋様は!?」
「周りが見えない!」
2体の鬼がいる。
まさか無惨の刺客!?
「あなた方は、鬼となった者にも[人]という言葉を使ってくださるのですね。そして助けようとしている。ならば私もあなた方を手助けしましょう。」
「そう言うけど、あなた達の気配は...」
「そう、私は――― 鬼ですが医者でもあり、あの男[鬼舞辻]を抹殺したいと思っている。」
話を聞く必要がありそうね。
華扇の脳内
山かけうどん<お団子