転生したらラプラス・ダークネスだった件   作:飽和水溶液_pixiv

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第15話です。今回は前半が鷹嶺ルイ視点、後半からまたラプ様視点となっております。後1、2話くらいでこの章終わるかなぁーといった感じですね。
それと、実は細かいところまではまだ出来ていないのですが、このシリーズの完結までの大まかな構成はすでに出来上がっております。ですので、いっちょ前に伏線なんかを散りばめていくと思いますが、最後まで楽しんで頂けると嬉しいです。

【追記】
さて今回は、前回の本編を踏まえての鷹嶺ルイ及び博衣こよりの司る感情についてのお話です。
14話を読んで頂けた方ならわかると思いますが、この世界のラプ様以外のholoXメンバーは"少しだけ"こっちの世界と違う部分があります。それは主に、彼女達の歩んだ道と、ラプ様に寄せる想いの違いから生まれてきたものです。


【鷹嶺ルイ大幹部】は、ラプラスのことをこの世で最も"愛している"。


【博衣こより代表】は、ラプラスたちのことをこの世で最も"尊敬している"。


今後もその片鱗が見えることもあるかもしれませんが、それもまた彼女たちだと思って見守ってあげてください。


第15話 悪の組織としてのやり方

 

こよりの連絡から二日後、holoXの総本部は例の惑星付近に到着していた。

またその移動中には、急ピッチで『総帥奪還作戦』と称した計画の準備を進めていた。現地で必要な用意に関しても、既にこよりに通達済みである。

 

 

そして現在。こよりたち一行を乗せた宇宙船と合流した私たちは、作戦会議の為アジト内の会議室へと集まっていた。そこには他の作戦に参加するメンバーは勿論、さっきから全く目を合わせてくれない私の同僚の姿もあった。

 

 

「……直接会うのは数日ぶりね、こより。任務ご苦労様」

 

 

「うん……ありがとう、ルイ姉……」

 

 

久し振りに会った同僚は、酷く萎れた様子だった。目元が赤くなっているし、目の下の隈も酷くなっている。恐らくは、夜な夜な仕事をしながら泣いていたに違いない。こよりはとってもいい子なのだが、時々こうして自分を責めすぎてしまうところがある。上司として、メンタルケアもしっかりしてあげないとな……勿論友達としても。

 

 

「はぁ、全く……こより、あなたまた寝てないんでしょ?目もこんなに腫らしちゃって……」

 

 

私はそう言いながら、こよりを優しく抱きしめて頭を撫でてあげた。

そうすると、たまらずあの日からずっと我慢していたものが漏れ出てきてしまったようだった。私の胸に顔をうずめ、そして声を押し殺しながらも涙を流しだす。

 

 

「……ッ…………ごめん、なさい……ごめんなさいッ……」

 

 

「はいはい、もう大丈夫だから。…………四天王のあなたが、他の部下の前でそんな風に泣いてたら示しがつかないわよ?」

 

 

それでも周りの目も気にせず泣きじゃくるこよりの目元に、私はそっとハンカチを充ててやる。

彼女はこのholoXの中でも、類まれない才能を持っている。しかし、中身はただの女の子なのだ。失敗だってするし、人に捨てられたり嫌われたりするのを怖いと普通以上に思ってしまうただの女の子。そんな彼女を私達は、彼女だからこそ必要だと思っている。そんな博衣こよりだからこそ、私達は一緒にいて欲しいと思っているのだ。ラプが最初にこよりを拾ってきたときなんか、この子が天才科学者だと知らなかったぐらいだ。

それくらい私達は、こよりの内面自体を好ましく思っている。

 

 

「ごめんなさいッ、ごめんなさい…………僕、不安で……考えないようにしてても、いっぱいいっぱい溢れてきちゃッて…………」

 

 

「……だから、そんなに気負う必要はないって言ったでしょ。安心しなさい。私達にはまだ、あなたが必要なんだから」

 

 

そっと頬を拭って、目元に指を添わしてやる。

それでも泣き止まないこよりは、まるで子供みたいだった。

 

 

「でも、僕は馬鹿だから……ッ……ラプちゃんにも、きっとッ……こよのことなんか、もう要らないって言われるんじゃないかって……」

 

 

「何言ってるのよ、通話でも言ったでしょ?ラプはそんなことであなたのことを嫌ったりなんかしないわよ……それに、もし怒られるとしたら私も一緒に怒られてあげるから。……だから、もう泣き止みなさい?」

 

 

そう言って私は、ようやくこちらを見てくれたこよりに微笑みかけた。

その私の表情を見て安心してくれたのか、少しだけこよりが泣き止んでくれたようだった。

 

 

「…………ルイ様、この責任は我々にもございます。あの場に居ながら、主を守るために身代わりになる事も出来ず……目の前で、ラプラス様を奪われてしまいました。先日の件も含め、いよいよを持って私は……この場にいる資格など、ございません」

 

 

涙は止まったものの未だにしゃくりあげている様子のこよりの背中をさすってあげていると、ラプの秘書兼世話係を任せている眷属がそう言ってきた。

 

 

「……あなた達にも、確かに私は怒らないといけないわね……でも、それが全てラプの命令だったのならどっちにしろ私からは強く言いません。なので、今回の件の責任や今後の待遇についてはラプに直接判断をお願いするわ。それでいい?」

 

 

「勿論でございます。すべては、主君の思うがままに……」

 

 

彼はそう言って引き下がった。

そうして私は、ようやっと落ち着いてくれたこよりを離してからその場にいた部下全員に向き直る。

 

 

「さっ、反省会は一旦終わり!……それよりも今は、今後の動きについて話し合うわよ」

 

 

 

「「「!! YES MY DARK !!」」」

 

 

 

 

まず初めに考えなければいけないのは、囚われている総帥をどのようにして助けるべきかということだ。いくらこれらの結果がラプの想定通りだったとしても……こよりに伝言を頼んだ以上、私達に助けを求めていることは明らかだ。

つまり、私たちは今総帥に必要とされている。

 

 

「……取り敢えずこより、現在わかっている情報をこの場にいる全員に共有してくれる?」

 

 

「ッ、うん。わかった!…………まず現状についてですが、我々は今総帥が不在であるという前代未聞の事態に陥っています。そして、その肝心の総帥の居場所ですが恐らく現在も惑星内のフレンズ国の城内に捕らえられていると思われます。続いて今回の首謀者についてですが……フレンズ国の王”白上フブキ”・その配下である獣人部隊隊長”大神ミオ”・先日までこちらで捕えていた元捕虜である”黒上フブキ”……それに加え、フレンズ国の隣国の王女だと思われる鬼族の”あやめ”という人物の計四名です」

 

 

それらは、既に先日のビデオ通話の際にも聞いた話だった。そして今も尚状況が変わっていないのであれば、恐らく総帥は城の中の牢屋などにいるはず……。

しかし、他の三人はともかくラプと話し合ってからは随分と従順な様子だった黒上フブキが、まさか私達を裏切るとは思わなかった。私から見ても、少なくともここを出る時まではそんな気を起こす可能性は低いと思っていたのだけど……。

 

 

「そして現在、判明している彼女らの目的ですが……本人達の発言によると、『我々holoXと不可侵条約を結ぶこと』だそうです。しかし、その為に我々から人質を取ろうとした挙句突如あやめから攻撃されたことによって飛空車も四機撃墜されています。また、それに伴う死者・重傷者・軽症者も出てしまいました。……彼女達は不可侵条約などと言っていますが、我々に対し攻撃的意思があることは明らかです」

 

 

そう、そこなのだ。確かにこよりは、先日の件で攻撃された際に『隊列を組んでいたはずの飛空車が四機”同時に”撃墜された』というのだ。我々は宇宙をまたにかける侵略者なわけだが、同時に手を出してはいけない相手もきちんと線引きをしている。だからこそ予め、うちの最大戦力である風真いろは率いる【戦闘斥候部隊】に惑星の調査をさせているのだ。しかし、もし本当にそんなことをやってのける鬼族の娘がいたとしたら……一体どうして、いろは隊の報告書の何処にも彼女のことが載っていないのだろうか。

 

……いや、今はそんなことはいい。

それよりも、向こう側に想定される戦力などについて見積もりを立てる方が先だ。

 

 

「ええ、私もそう思うわ。言わずもがな、これは支配者たる我々に対する反発行為……見過ごすことなどできはしない。私たちは断固として、彼女達の要求を拒否するとともに徹底抗戦を仕掛けるつもりよ」

 

 

私のラプに……じゃなくて、私たちの総帥に手を出した報いを受けさせてやるのだ。そんなに痛い目が見たいなら、思う存分地獄を見せてやるとしよう。

 

 

「ねえこより、向こうの想定される戦力についてはどんな感じかしら?」

 

 

「相手側の戦力のほとんどは、さっき挙げた首謀者の四人だと思う。それに加えて、獣人の兵士が数千~数万程……でも、懸念点もあるの。それはあの場に白上フブキが居なかったことと、隣国の要人であるあやめの参戦。しかも白上フブキの方については、ラプちゃんや黒上フブキの発言からどうやら事情があるらしいの……まあどっちにしても、僕たちの敵であることは変わりないけどね。それよりも問題なのは、あやめ個人の力とそこに参列する可能性のある鬼族の戦力かな」

 

 

確かにそうだ。その交渉の席にフブキ王が着かなかったことは、まあ自衛のためという事で納得できるが……それよりも重要なのは、いろはすら見逃したらしいその鬼族の方だ。

 

 

「こよは前衛職向けじゃないから、あくまで素人目なんだけど……あれは、相当の手練れだよ。ただでさえ力の強い鬼族が、あれだけの霊力を操れるならかなり厄介な存在になる……それこそ、こよはいろはちゃんかクロたんの力が必要だと思うんだけど……」

 

 

そこまで言って、こよりが少し期待したような目で私の方を見てきた。

しかし、残念ながら私はその期待に応えることができない。何故なら現在いろははかなり遠い惑星まで任務に出かけており、今回の作戦に参加できそうにないからだ。加えてクロヱの方は潜入任務である関係上発見のリスクを減らすため、基本定期連絡時以外にコンタクトが取れないのである。よって、二人とも今回の任務には不参加のつもりでいる。

 

 

「……残念だけど、二人とも別の任務で手が離せないの。だから今回は、私達だけでやるわ」

 

 

「そっか……でも、それじゃあどうするの?正々堂々と正面から戦えば、こちら側にも被害が出ることは避けられない」

 

 

そんなことはわかっている。しかしだからこそ、私たちはこの母艦ごとこちらに移動してきたのだ。いくら相手が手練れの鬼族だろうと、はるか上空から攻撃すれば何ら問題はない。加えて、こちらには”切り札”もあるのだから。

 

 

「ええ、わかってるわ。だからこそ、この母艦を引っ張ってきたんだから……ちゃんと作戦は考えてあるから、心配しなくて大丈夫よ」

 

 

「流石ルイねぇ……」

 

 

そう言ってこよりが、凄いものを見るようなキラキラとした瞳を向けてきた。別に、そんな大そうなものじゃないんだけどね……。

そんなことを思っていると、一人のぷらすめいとが手を上げた。

 

 

「あ、あの……質問をしてもよろしいでしょうか、ルイ様……」

 

 

あの子は確か、何故かラプが気に入ったと言って先日から『ラプ専用の雑用係』となった女の子だったかしら。質問とは、一体なんだろうか。

 

 

「ええ、いいわよ。何?」

 

 

「あ、はいっ!あの……先程フレンズ国と徹底的に戦うつもりだと仰っていましたが……ラプラス様の件については、どうするのでしょうか?我々は一応、人質を取られている状況だと思うんですけど……」

 

 

確かに、当然の疑問だ。

しかし、さっきのそれは言葉の綾というものだ。私たちは何も、こちらから進んで攻撃を仕掛けるつもりは無い。なぜならそれは、今後この惑星の活用用途についてラプなりの『計画』があるかもしれないからだ。正直言って、原型を保たなくてもよいならこよりを使っていくらでも彼女達を殲滅する方法はある。しかし、フレンズ国を含めたこの星自体を手に入れることがラプの計画に含まれている可能性がある以上、むやみやたらに壊してしまうのは好ましくない。

 

 

「いい質問ね。私も言葉が足りなかったわ……私たちは別に、フレンズ国を何の予告も無く攻撃をするつもりは無いの。彼女達の殲滅はあくまで最終手段……まずは、総帥を取り返すことを何よりも優先する。その為に、私たちは再度フブキ王と”取引”をするつもり」

 

 

「と、取引ですか……?」

 

 

「ええ、そうよ」

 

 

私はそこまで言って、席から立ち上がった。

そして、そのままその場にいる全員を見渡しながら今回の作戦の概要を説明し始める。

 

 

「皆、よく聞きなさい!これから、『総帥奪還作戦』の内容を説明するわね。-----」

 

 

 

ここからは、作戦の概要をざっくりと記す。

まず、予めこよりに連絡して作成してもらった差出人が私である”手紙”をフレンズ国に送る。その内容は、『人質を速やかに解放せよ。さもなくば、我々は予告なく街を焼く』といった具合のものだ。しかし、恐らくこれでは向こうも素直に応じることはないだろう。だからこそ、これに従わなかった場合は文字通り本当に街を焼いてやればいいのだ。

ただし、一度に全部ではなく時間を追うごとに徐々に攻撃を激化させていく。そうすることによって、彼女達は私たちとの圧倒的な力の差を理解することになる。

 

 

 

「更にこっちには、ラプの指示で既に惑星内の基地に連行済みの捕虜約50名も収監している。その彼らを適当に分けて飛空車に乗せ、向こうが渋るごとに街へ落としてやればいいわ。そこそこの高さからなら、流石の獣人も死ぬでしょう?」

 

 

風真いろは及びいろは隊の侵略の際に、黒上フブキなどと共に捕らえてきた捕虜たち。ラプの指示でこの惑星に連れてきたのだが、この際だから有効活用してしまおう。

 

 

「なるほど。ルイ姉の作戦はつまり、向こうに宣戦布告をした上でそれに従わなければ街を襲って人質を殺していくってこと?……相変わらず、えげつないこと思いつくなぁ。流石、悪の組織の女大幹部っ!」

 

 

「……それ、褒めてるの?」

 

 

「勿論だよぉ。こよにはそんな作戦、頑張ったって思いつかないんだから!」

 

 

それでも、なんだか遠回しに性格が悪いって言われているような気がする……。

まあ、向こうがその気ならこっちも本気だという事を示そうとしているだけだ。確かにラプを人質に取られていることは問題だが、逆に言えば向こうにはそれしかカードが無いということだ。それに比べ、こちらにはいくらでもやりようはある。その一つして、こちらの力を鼓舞しつつ相手の士気を奪う手段を選んだまでだ。

 

 

「まあ、とにかくそう言うわけだから……この場にいるメンバーを、二手に分けるわ。一つはこの場に待機し、母艦からの攻撃を担当。そしてもう一つは支部拠点に赴いて捕虜を回収後、フレンズ国に向かいなさい。…………必ず我々の総帥を取り返すと共に、holoXの力を思う存分奴らに見せつけてやりなさいっ!!」

 

 

 

「「「!!! YES NY DARK !!!」」」

 

 

 

 

こうして……翌日の早朝に私たちは、【フレンズ”王国”】の上空へと『襲来』したのであった。

 

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

 

時は現在に戻り、絶賛身内からの攻撃を受けている真っ最中であった。

 

 

『ご機嫌麗しゅう、愚かなるフレンズ王国の皆さん。私はholoXの女大幹部、【鷹嶺ルイ】と申します。本日は約束通り、この国を滅ぼしに参りました。……命乞いの準備はできていますか?』

 

 

吾輩の良く知る、鷹の悪魔がそう囀っていた。

幹部め……やってくれたな。吾輩ちゃんと伝言を伝えておいたのに、何でそんな勝手なことしちゃうんだよぉ!?

 

ラプラスは心の中でそう叫んだが、容赦なく天からの放送は続く。

 

 

『只今より我々は、数分おきに先程見せた『天雷』をこの国のどこかに落としていきます。しばらくしても人質が解放されないようなら、続いてこちらが保有している捕虜を一人ずつ空から突き落とします。……それでも我々の指示に従っていただけないようでしたら、この地を地平線に変えなければいけなくなりますね』

 

 

なっ!?さっきのを何回もだと!?

しかも、それでも従わなければ捕虜を一人ずつ落としてって……。

 

 

『……それでは、短い余生をお楽しみください。知性の無い獣の皆さん』

 

 

そこまで言って、ブツっと放送が途切れる音がした。

その直後、再び空全体が強い光に包まれた。眩しさのあまり思わず目を瞑っていると、またも強い衝撃と共に轟音が鳴り響いた。どうやら次の”攻撃”だったらしく、今度は城下町の近くの森に落ちたようだった。

 

その場にいた四人全員が、状況を理解できずに唖然としていた。

 

 

「……だってよ。どうやらあいつら、お前が居なくなって暴走しちまってるみたいだぜ?」

 

 

黒様がそう言い、ようやく収まりつつある耳鳴りに耐えながらラプラスは答えた。

 

 

「ああ、まさかこんな手段に出るなんて……確かに本部ごとなら、余計な時間がかからない分到着も早くなるな」

 

 

これは余りにも計算外だ。いよいよを持って、悠長なことは言っていられない。何とか吾輩がここに居ることをアピールして、この攻撃をやめさせなければ。

 

 

「おいフブキ、こうなったらもう仕方ない。早急にあいつらに、吾輩がもう逃げだしていることを伝えに行くぞっ!!」

 

 

「えっ?…………あ、うん!そうだよね、急がないとっ!!」

 

 

あまりの出来事に放心状態であった様子のフブキ先輩を、何とか正気に戻す。

とにかく今吾輩たちがしなければいけないことは、幹部たちに吾輩の無事を知らせてこの攻撃を止めさせることだ。…………あれ?……ところで、あいつらは吾輩が解放されたとしてそれのどうやって気づくつもりだったんだ?

 

 

「あ、あのさ……あんな上空にいるあいつらに、吾輩がここに居るってことをどうやって伝えたらいいと思う?……」

 

 

「え、あ、確かに……あっ!それなら、城の中庭で火を焚くのはどう?小さくて気づかれない可能性もあるけど、向こうもラプちゃんを探してるなら異変に気が付いてくれるかもっ!」

 

 

「名案だフブキ、それでいこうっ!」

 

 

十中八九、この作戦を率いているのは幹部だ。どうやって吾輩を発見するつもりだったのかは知らないが、少なくとも攻撃しているはずの相手が妙な動きを見せればそれに注目するはず。そしてその場に吾輩の姿を確認すれば、向こうから降りて来てくれるだろう。

 

 

「そうと決まれば、早速みんなで枝でも広いながら中庭に…………」

 

 

 

 

 

 

「……いえ、その必要はありませんよ。もうこれ以上、貴方達の好きにはさせませんから」

 

 

 

 

突如、背後から声を掛けられた。

ラプラスはその言葉を聞いて、一瞬で表情が強張る。なぜならそれは、普段からよく聞きなれた人物の声に”似ている”モノだったから。

 

その場にいた全員が驚きつつも、その声の出所の方を振り返る。

 

 

 

「…………大神……ミオ……」

 

 

 

そこには、朧げな目をした一匹のオオカミが佇んでいた。

 

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