せっかく東方の世界に転生したんだから、思いっきり楽しんじゃってもいいよね!   作:みらくるごっと

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作「頼むから俺に時間をください。」
吉良「切実だな。」


戦いの狼煙 そして友神との再開

諏訪子が国への想いを語った次の日。

一通の手紙が俺たちに届けられた。

そしてその送り主は.....

「.........大和......か。」

畜生、ついにきたか。

まさか昨日のやりとりがフラグだったとは。

「.......諏訪子、手紙にはなんて書いてあるんだ?」

........恐らくは国の明け渡しについて、だろうな。

手紙を開き、読み始めた諏訪子の手が、震え始めた。

「諏訪子、どうしたの?」

ルーミアが心配そうに問う。

すると諏訪子は、

「これ...........」

と言って、手紙を差し出した。

差し出された手紙を読んで、俺たちは息を呑んだ。

 

 

 

 

 

『国と信仰を明け渡せ。

さもなくば大和の戦力全てを使い諏訪に攻め入る。』

 

 

 

 

 

 

 

と、手紙には短く書いてあった。

「何よこれ........完全な脅迫じゃない!」

ルーミアが叫ぶ。

「そんな.........大和全軍が相手なんて......」

諏訪子の表情が絶望に染まる。

「..........」

俺は一人黙って考える。

(お約束の方だったか。

あっちには月読見と、その兄弟である天照と須佐男がいるんだ。

月読見の性格からして、あいつらが脅迫とか明らかにありえないもんな。)

そうして俺が一人思考に浸っていると、

「瑠亜......」

諏訪子が俺を呼んだ。

「......どうした?」

諏訪子は力なくこう言った。

「私......どうすればいいんだろう.........」

俺は黙って話を聞く。

「私にもっと力があれば......私がもっと強ければ......」

諏訪子は続ける。

「悔しいよ........自分の国の危機なのに、怯えてる自分が許せないよ.........」

諏訪子の目には、涙が溜まっていた。

「..........ふぅ。」

俺は一息つくと、

「............瑠亜.......」

諏訪子の頭を撫でた。

そして、諏訪子にこう言った。

「なぁ諏訪子。お前の目の前にいる奴らはなんだ?」

「...........え?」

俺は続ける。

「お前の前にいるのは、原初の大妖怪ルーミアさんと、不老不死妖怪のこの俺だぜ?」

なんか自画自賛みたいになってるけどまぁいいや。

「前に言ったじゃん。俺らを頼っていいってさ。」

「でも.......!」

「あら?今回のお仕事は神さまたちに殴り込みかしら?」

「ルーミア........」

ルーミアも最近いい性格してきたな。

「任せろ諏訪子。戦いを避けるのは無理だろうが、確実に平等な条件にはしてきてやるよ!」

「二人とも..........!」

「任せなさい諏訪子。私たちはそこらの神なんかには負けないわ。」

と、ルーミアが諏訪子に微笑む。

「...........ありがとう........」

諏訪子が泣きそうな声で言う。

「おいおい、そんな顔すんなよ。友達を助けるのは当たり前だろ。」

生前友達いなかったけどねー。

「ありがとう......本当にありがとう.....!」

「おう、じゃ、ちょっくら行ってくるわ。ルーミア、行くぞ。」

「ええ。」

そして俺とルーミアは、大和の軍勢の拠点目指して飛び立った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「場所はこっちであってるの?」

飛び出してから10分程度。

俺たちは大和の拠点目指して飛んでいた。

「ああ、あの手紙に纏わり付いてた神力を辿ってるからな。」

よくそんなことできるな、と自分でもびっくり。

「そんなことできたのね........あら?」

「おっと、見えてきたな。」

大和の拠点と思われる場所が見えてきた。

神力もあそこに続いている。

「よしルーミア、降りるぞ。」

「わかったわ。」

俺たちは地面に降り、拠点へ歩き出した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「止まれ!!」

「妖怪が大和に何の用だ!!」

拠点につくと、恐らく下級神であろう二人の男に止められた。

「そう警戒するな。俺たちは諏訪の遣いだ。天照様に会わせていただきたい。」

俺がそう言うと、

「諏訪の遣いだと.......?ふん、妖怪なんぞを遣いにやるとは、諏訪も愚かなものだな。」

ムカつくなこいつら。

俺はチラ、と横を見る。

「............」

あ、ルーミアさんこれマジだわ。堪えてるけどめっちゃキレてらっしゃる。

ルーミアがここまでキレているのは諏訪を馬鹿にされた以外にもう一つ理由があった。

「さっさとこい妖怪。お前らに構っていられるほど私たちも暇ではないのだ。」

とは言ってるがなお前ら。

ルーミアに鼻の下伸ばしてんじゃねーよこのタコ。

そりゃルーミアだってキレるわ。

そんなこんなで、俺たちは天照のいる場所に案内された。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「..........」

はい。

着きました。

現在、会議室のような場所にいます。

そして、俺たちの前には、天照、そしてでました、神奈子様です。

あとは、恐らく位の高い神と、あとは取り巻き的な奴らかな。

作者は神さまに詳しくないのです。

『やめろ。』

須佐男と、あと月読見もいないみたいだ。

そんな中、天照が口を開いた。

「初めまして、諏訪の遣いのお二方。私が天照です。そしてこっちが私の補佐で軍神の、」

「八坂神奈子だ。」

え、神奈子さま天照の補佐なんすか。

「これはこれはご丁寧にどうも。俺は希楽瑠亜。そしてこっちがルーミアだ。」

簡素に自己紹介を終える。

天照様に向かってなんだその態度は!

と後ろの下級神たちが騒ぐが、それを天照が黙らせる。

「それでは単刀直入に聞きます。ご返事をお聞かせください。」

天照の後ろで下級神たちがニヤつく。

........なーるほどザ・ワールド。

その光景をみたあと、俺は天照にこう告げた。

「いやぁ、まさか天照様ともあろうお方が、まさか脅迫文とは!いやはや、世も末だなぁ!!」

下級神たちが驚愕の表情でこちらを見る。

しかし、驚いているのは天照と神奈子も一緒だった。

「脅迫文!?私はそんなつもりは!」

「なら、これ読んでみな。」

俺は手紙を差し出す。

それを読んだ天照は、

「この文は!?私はこんな脅迫文を書いた覚えはありません!!」

やっぱり。

天照は、怒りを露わにした声でこう叫んだ。

「この文を書いた者は今すぐ名乗り出なさい!!」

下級神たちが目を泳がせる。

よし、攻撃開始。

「天照様は身に覚えがないですか........おや?どうしました?後ろの皆様、ずいぶんと動揺してますねぇwww」

できる限りうざい感じで煽る。

「そうですか......あなたたちですか、このような文を書いたのは!」

天照が怒鳴る。

その時だった。

 

 

 

 

バンッ!!

 

 

急に扉が勢いよく開いた。

全員が驚いてそちらを見やる。

そこにいたのは........

「瑠亜!!やっぱり君だったか!!!!」

「月読見っ!!!!」

そう、友神の月読見だった。

月読見は笑顔で俺を抱きしめた。

.......おい、今ホモとか言ったやつ表でろ。

あのアメリカとかでやる挨拶代わりのハグみたいなもんだ。

「懐かしい妖力を感じたからね、急いで来たんだよ!よかった!やはり生きていたんだね!」

「月読見こそ元気そうでよかったよ!いやー悪いな、お前に俺の能力のこと話してなかったもんな!」

と、嬉しそうに会話を続ける俺たちを、ほかの人たちはポカンとした表情で見ていた。

「ところで、姉さん、これはどうしたんだい?何かあったようだけど........」

と、月読見が聞いた。

天照はハッと我に返って、今の事を説明した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

話を聞き終えた月読見もまた、怒りを露わにした。

「そうか.....そこの下級神たちは、大和の名に泥を塗ったわけか.......」

「「「「も、申し訳ございません!」」」」

「今更反省?だが無意味だよ。」

おお.....月読見からカリスマが溢れとる。

「姉さん、少し彼らには罰が必要なようだね。」

それを聞いた天照は、

「そうですね....月読見、任せました。」

無慈悲な判決を下した。

「それじゃあ君たち......歯を食いしばりなよ。」

月読見が、スッと手を振るった。

その時、

 

 

ゴォッ!!

 

突如として現れた光の奔流が、下級神たちを呑み込んだ。

そして、土埃が晴れると、気絶した下級神たちが横たわっていた。

「これが僕の能力、『光を操る程度の能力』だよ。君に見せるのは初めてだったよね、瑠亜?」

速報:月読見さんマジイケメン。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「お見苦しいところをお見せしました。」

「いえいえ、問題が解消してなによりっすよ。」

下級神たちへの罰も終わり、今度は月読見も交えて今後の事について話し合っていた。

「それで、諏訪の国はどうすれば大和の下についてくれるのですか?」

「正直なところ、つきたくないのが本望なんですけど.....俺に考えがあります。」

まぁ、読者の皆さんはわかっただろ?

「ぜひお聞かせください。」

「一騎討ち、はどうでしょう。」

「一騎討ち......ですか。」

「はい。諏訪の国の神と、大和の.....そうですね、そちらの神奈子様はいかがでしょう?」

「私か?」

完全に空気になっていた神奈子に話を振る。

「ええ。どうでしょう。」

「そうですね....神奈子、どうですか?」

神奈子は少し考えた後、

「わかりました。私が代表として、諏訪の神と戦いましょう。」

よし。

「ありがとうごさいます。日は....そうですね、一ヶ月後はどうでしょう?」

「一ヶ月後......わかった。場所は?」

「そうですね......地図はありますか?」

「地図は....あった、はい。」

「サンキュー月読見。えっと、この平原でいいですかね。」

「ああ。問題ない。」

「ありがとうございます。それでは、最終的な一騎討ちのルールの確認をしますね。」

 

1.決闘は一ヶ月後。

2.どちらかが降参、または気絶した時点で終了。

3.大和は神奈子、諏訪は諏訪子以外の戦力の投入を禁止する。

した時点でそちらの負けとなる。

 

「と、こんなところですかね。」

「わかりました。そういえば、瑠亜様は弟の月読見の古きご友人だそうですね。」

「ええ。」

「なら、少し話されていってはいかがでしょう?私たちは退席しますので。」

そうだな....月読見にもいろいろ聞きたいことがあるしな。

「お気遣い感謝します。お言葉に甘えさせていただきます。」

「いえいえ。神奈子、行きましょう。」

「わかりました。」

そういって、二人はほかの神とともに下級神を連れて出て行った。

 

 

 

「さてと。改めて久しぶりだね、瑠亜。」

「ああ。久しぶりだな、月読見。」

「.....永琳のことが気になるかい?」

......やっぱりバレるか。

「ああ。あの後、どうだった?」

「僕が様子を見に行った時は、泣き疲れて寝ていたよ。」

「そっか.....」

「まったく、君がさっき教えてくれた能力を永琳に教えておけば彼女も悲しむことはなかったろうに。」

「返す言葉もない.....」

ちなみに月読見にはさっき能力を説明しました。

「ところで、隣の彼女は君の恋人かい?」

と言って、ルーミアを見る。

「いや、ただの連れだよ。な?ルー........」

「zzzzzz.........」

うおおおおい!

ルーミアさん!なんで寝てんだ!

いやね、確かに空気だったけども!なんだ、いつから寝てたし!

「おい、ルーミア!!」

「う〜ん.....ふぁ?」

ルーミアは寝ぼけているのか、辺りを見回したあと、

「......!?あっ!えっ、その......」

と、慌てたあと、顔がみるみるうちに真っ赤になった。

「まったく......」

「ご、ごめん.......」

月読見も苦笑いだよ。

あ、そうだ。

「なぁ月読見。」

「どうしたんだい?」

「俺のこと、永琳に言わないで置いてくれるか?」

「.....どうしてだい?」

「いつか、また永琳に会った時に、自分でしっかり謝るからさ。」

「そっか。わかったよ。」

少し怖いけど。

「さて、俺たちはそろそろ帰るよ。うちの神様も心配してるだろうしね。」

「ああ、わかったよ。今回のことが落ち着いたら、また話そう。」

「ああ。じゃあな、月読見。行くぞ、ルーミア」

「ええ。」

「またね、瑠亜。」

俺たちは、月読見に別れを告げ、諏訪への帰路へついた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「......ねぇ、瑠亜。」

「ん?どうしたルーミア?」

諏訪へと帰る途中、ルーミアが話しかけてきた。

「.......なんでもない。」

「...........?」

なんだろう、今のルーミア、少し機嫌が悪そうだったな。

 




作「4000文字いった!」
D「あの時代、ルールなんて言葉あるのか?」
作「.......気にしないでください。」
ディア「会話文多かったな今回。」
作「少し見づらかったですかね?」
ディア「かもな。」
作「それでは、次回もゆっくりしていってくださいね。」
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