せっかく東方の世界に転生したんだから、思いっきり楽しんじゃってもいいよね! 作:みらくるごっと
大統領「速さが足りない!とかも2回目だったしなぁ」
神父「まあ、仕方ない...なくはないな。」
「と、いうわけで諏訪子、神力の練り方を教えるぞ。」
「また紅王現象か。」
はい。俺です。瑠亜です。
今回は約束通り諏訪子に神力の練り方を教えたいと思いますハイ。
念のため国から離れた平原で修行を行っております。
「いいか、諏訪子。神力とか妖力とか霊力ってのは、確かにそれぞれ違うものではあるが本質、というか使い方はほとんど一緒なんだ。」
「うん。」
違いといえば、神力は信仰により強くなり、霊力はその人間の元々の強さと修行などによって高まる。
妖力はそうだな...ルーミアのように長年生きたり、多くの生命を殺すほど強くなる感じだったはず。
これが大きな違いだ。
しかし、この三種類の力は、使い方や操作の仕方は同じなので、神力を持っていない俺でも諏訪子の指導ができるってわけだ。
「とりあえず、まずは適当に練った妖力で作った妖力弾だ。見てろよ?」
「わかった!」
そうして俺は、純度(純度については後ほど説明)の低い妖力弾を形成し、近くにあった岩めがけて撃った。
ヒュッ!!!
かなりの速度で飛んでいったその弾は、的である岩に直撃し、そして...
ドガァッ!!
...岩を木っ端微塵にした。
やっべぇ!これじゃあ例にならねえ!
引き攣った顔で隣にいる諏訪子を見た。
「...別に練り方に意味ないんじゃ」
「い、いやごめん!あるよ!あるからちゃんと!これはなんかの手違いだから!」
諏訪子も顔を引き攣らせて、この修行に疑問を抱いてしまっていた。
気を取直して、
「じゃ、じゃあ次は、しっかりと妖力を練った妖力弾だ。いくぞ?」
「いいよ。」
「妖力などはなぁ...ヒッヒッヒ!練れば練るほど威力が上がって、こうやって撃って強い!」
ドシュンッ
そしてその妖力弾は、一寸の狂いもなく新たな岩に飛んでいき...
ドォォォォォォォォォォ!!!
着弾地点から半径六メートルくらいの範囲を消し飛ばした。(一面黒焦げ)
...やっべぇ。(2回目)
俺は乾いた笑みで諏訪子を見た。
諏訪子は、
「.......(白目)」
白目を剥いていた。
....っておい!
「諏訪子ォォォォォ!!!戻ってこい!」
俺は諏訪子の肩を掴みゆさゆさと揺さぶった。
「...ハッ!?わ、私はどこ?ここは誰?」
「うわぁぁぁぁ!!!諏訪子ォォォォォ!!」
バチィンッ!!!
「へっぶぅ!?」
あまりのショックに記憶が飛びかけていた諏訪子に平手打ちをかました。
「...痛っ!何すんのさ!」
「お、おぉ!戻ってきたか諏訪子!」
「あれ、私は何を?」
どうやら効果はあったらしい。
無事に記憶を戻せたようだ。
「瑠亜、今どうなってたの?」
「いや、何もないよ...」
うん、ショッキングな事は思い出させなくていいよな。
6mってなめんなよ!かなり広いんだぞ!
ハイエロファントの結界よりは狭いけども。
かなり、大分。
「そんなことよりもだ。とりあえずさっそく綺麗な神力の練り方を教えちゃる。」
「なんか釈然としないけど...お願いね!」
「まず諏訪子、なんで雑な練り方だと威力が下がっちゃうかっつーと、神力を練るときに、他の『不純物』が混じっちゃうわけなんですよ。」
「不純物?」
「そう。不純物。」
神力や霊力、そして妖力は、集中して練るときと雑に練るときとでは『純度』が違ってくる。
まず俺は、この三つの力は言うなれば精神的エネルギーの具現化だと考えている。
根拠としては、作業をするときに集中してやるのと雑にやるのとでは出来が全然違ってくる、というのをこの三つの力に重ね合わせているということだ。
現に、この三つの力は集中して練れば威力が上昇し、雑に練るときは威力が減少する、という点が非常に似ている。
次に『不純物』。
これは、雑に力を練ったときに混じってしまう、精神的エネルギーからでた物質、言わば『邪念』を表している。
作業をするとき、集中力が切れてしまう大抵の理由は、「めんどくせぇー」や「ゲームしてえ」などの『邪念』のせいだ、と言う人も多いのではないだろうか。
つまり、しっかりと集中して力を練らなければ、精神的エネルギーの具現化であるこの三つの力に、『邪念』と言う名の不純物が混じってしまうというわけだ。
集中して力を練れば、邪念のない、言わば『純度』の高い弾幕などが完成するのである。
「と、いうわけだ。わかったかな諏訪子と読者の方々!」
「なるほど。ところで読者って何?」
「ナンデモナイヨー」
おっと、ついメタ発言が。
「そっか、集中か...激しい戦闘の中で、いかに冷静さを保ちつつ、精神を集中させるかってことだね。」
「そーいうことだな。」
これができればかなりの戦力アップになる。
神奈子にだって十分通用するだろう。
「まあ最初は、純度の高い神力弾を作ることから始めよう。戦闘中に練る訓練はその後だな。」
「わかった!」
そうして、純度の高い神力を練る訓練が始まった。
キング・クリムゾン!!!
バシュッ!!!!!
諏訪子の放った神力弾が、真っ直ぐに的である岩に飛んでいく。
そして、
ドゴォッ!
木っ端微塵、とまではいかないが、岩を大破させた。
「やった!できたよ瑠亜!!」
「good!!!」
無事に純度の高い神力弾を作れたようだ。
「よし、じゃあ戦闘訓練に移るぞ!戦闘中に純度の高い神力弾が撃てれば完璧だ!」
「うん!」
「それじゃ、こい!諏訪子!」
キング・クリムゾン!!(手抜き感)
「はぁっ!」
バシュバシュッ!!!
「まだまだ!純度が低いぞ!そらぁっ!」
「うわっ!?ぐ...難しい!」
諏訪子の戦闘中の神力の練り方が雑なのは、何も戦闘に集中していないからではない。
むしろ、戦闘にはとても集中力がいる。
敵の行動を読み取ったり、敵の攻撃を防いだり。
このように、戦闘には集中は必須なのである。
しかし、戦闘中に純度の高い神力弾を放つには、さらに力を練ることにも集中が必要になる。
つまり、戦闘と力の形成、二つの事柄に、ほぼ同時進行で集中力が必要なのである。
現に、諏訪子は完全に戦闘に集中してしまい、なかなか力の形成に集中力をまわすことができていないのだ。
それを悟った瑠亜は、言葉による奮起を試みた。
「どうした諏訪子!これができなければ国を守るなんて無理だぞ!!相手は軍神、戦闘のエキスパートだ!」
これを聞いた諏訪子は、グッと拳を力強く握り締め、
「そうだ...私の国を...守るんだ...」
よし、これはいける!
そう確信した瑠亜は、
「やってみろ諏訪子!」
バシュバシュバシュバシュゥ!!!
追い討ちをかけるように妖力弾を放った。
それを諏訪子は、
「ふっ!!」
妖力弾の間を縫うように避け、そして、
「はぁぁぁぁ!!!」
ドシュドシュドシュドシュッ!!!!
数発の神力弾を放った。
「!!くっ!」
それを見た瑠亜は、ラースインドラを出し防御の構えをとった。
そして、それがガードしている腕に着弾した。
ドドドドドン!!!
「!?ぐぅっ!!」
いまの着弾音。そして威力。間違いない。
瑠亜は痛む腕を摩りながら諏訪子を見やる。
「戦闘にも集中する。神力の形成にも集中する。二つやらなきゃいけないって言うのが難しいところだよね...でも...できたよ!」
「ディモールト!!!ディモールト・ベネ!!」
やはり諏訪子の国を想う力は凄まじいものらしい。
純度が高いにしても、ラースインドラのガードがある状態であそこまで腕にダメージが入るのは、相当な威力だ。
「よっしゃ諏訪子!このまま続けて安定させるぞ!さっきの感覚忘れんなよ!」
「うん!!」
どうやら、決戦の時は近いようだ。
作「力の説明については完全に俺の独自解釈なのでご理解のほどよろしくお願いします。」
カ「そろそろ諏訪大戦の本腰か。」
吉良「戦闘描写がかなり重要だからな。」
作「俺なりに頑張ってみます。それでは、次回もゆっくりしていってくださいね。」