せっかく東方の世界に転生したんだから、思いっきり楽しんじゃってもいいよね! 作:みらくるごっと
タイトルでわかると思いますがとある神様が登場!
早すぎましたかね?
千「ちなみに私じゃないですよー」
あと、私はニコニコの時報を聞いたことがありません。
「........んっ........ふぁ......」
目を擦りながら起き上がる。
朝だ。
.........こんなにぐっすり、そしてたっぷり寝たのは何年ぶりだろう。
ー前世ー
PM12:30
「あー、もうこんな時間か。もう少し動画見てから寝よう。」
『に~こ○っこ動画♪こんな、夜遅くまでニコ○コを見ているニコ厨の皆様に、午前二時位をお知らせします。』
AM2:00
「あれ、もうこんな......あ、パズ○ラスタミナたまってる。あ、モン○トも.......」
AM3:59
「..........寝よ。」
的な。
うん。よい子の皆!早寝早起き、心がけようね☆
まぁとりあえずリビングに行きますか。
「おはようえーりん。」
「あら、起きたのね瑠亜。朝ごはんできてるわよ。」
「せんきゅー。」
うん。朝は目玉焼きにかぎる。
おお、うめぇうめぇ。
そういえば俺ってえーりんの助手って設定だったな........
「そういえば今日はなんか手伝うことってある?助手として。」
「あぁ、そういえばそんな設定だったわね貴方。」
忘れてたんかい。
あ、あと朝ごはんには薬入ってなかった。
「そうねぇ.....今日は特にないわ。今日は上のお偉いさん達との会合だから。」
「そうか。」
お偉いさん達との会合かー。
「この際だから貴方、この都市でも観光してこれば?」
なるほど。
「ん。じゃあそうするわ。」
「ええ。あ、もうこんな時間!じゃあ、行ってくるわね。」
「いってらー。」
流石にえーりんは忙しいね。
さて、俺も簡単な身支度をして出掛けますか。
お金?実は昨日えーりんがお小遣いくれた。
「じゃ、いってきまーすっと。」
バタン。ガチャッ。
戸締まりはしっかりとね!!
まぁ、万が一侵入者がいても、蜂の巣になるだけだ。
さて、どこに行こうか。
『キンクリ!!』
「う~ん。」
さっきからぶらぶらしているが、特に気になる店はなかった。
「はぁ.....帰ろうか..........ん?」
そこで俺はある看板が目に留まった。
そこは、裏路地へと続く道の途中にあるお店のようだ。
看板の位置的に。
店の名前は『月光』
どうやら喫茶店のようだ。
「よし。行ってみるか。」
なぜこの店に入ろうと思ったのかは自分でもわからないが、なぜか入ったほうがいい気がした。
カランカラン.....
「いらっしゃい。」
出迎えたのはきれいな紫色の髪をした、男性だった。
どうやらここのマスターらしい。
わかった理由としては、他に店員がいないから。
客も俺だけのようだ。
だけど、この雰囲気は好きだ。
そしてもうひとつ。
俺はあることに気がついた。
それはあちらも同じのようだ。
俺はマスターの正面の席に座った。
「マスター、注文の前にひとつ聞きたいことが。あまりほかの客に聞かれたくないんでね、ちょうど今が好都合で。いいか?」
「おや、奇遇ですねお客様。私も同じです。」
そして俺達は、少し間を開けてからこう言った。
「「神様(妖怪)がなぜこんなところに?」」
沈黙。
一秒が長く感じられる。
そんな感覚を覚えた。
そして.........
「「ふっ.......あはははははははっ!!」」
両者ともに笑い出した。
「いやいや、妖力は最低限まで抑えてたんだけどな!流石は神様、って感じだな。」
「ふふ、君も流石だよ。僕も神力は限界まで抑えてるつもりだったのだけどね。」
さて、お互いに正体がわかったところで、
「........俺を始末しなくていいのか?」
一番の疑問を聞いてみる。
すると彼は、
「じゃあ聞くが、君はこの都市に害をもたらす存在なのかい?」
「そうかもしれないぞ?」
しないけど。
「それに........」
神様はこう言った。
「この都市の科学者ひとり助けておいて、何が害をもたらす存在さ。」
あら、バレテーラ。
「それもばれてるのか。流石は神様.......失礼、名前は?」
まぁ、だいたい予想はついた。
「月読見(つくよみ)だよ。よろしく。」
彼が手をさしのべた。
「希楽瑠亜だ。不死身の妖怪さ。」
こちらも手をのばし、握手を交わした。
予想的中、やなりこの人(神)月読見か。
でも月読見って月にいるんじゃ?
まぁいいか。
「それで月読見様、「ツクヨミでいいよ。」そうかい。それじゃ、ツクヨミ。いつから気づいていた?」
「うーん。この都市入ってきたときからかな。」
「まじかよ。」
さすが神。
「ツクヨミは神様なのに、こんなとこで働いてていいのか?」
二番目の疑問だ。
「ああ。まず、この都市の人間は私の顔を知らない。あと、神様っていっても、仕事はあまりないから、助手にやらせてる。」
おい。それでいいのか神様。
「いいんだよ。うちの助手は優秀だから。」
心読まれたっ!!神様って皆心読めるのか!?
「そんなことより、ご注文は?」
え?ああ、ここ喫茶店か。
「ん。じゃあコーヒーで。」
「承りました。ミルクは?」
「よろしく。」
神様のコーヒーとか貴重だわ。
「うちはミルクにも拘っていてね。」
へぇー。
「名前はツクヨミルクとか?」
ははっ、んなわけな.........
「おや、よくわかったね。」
まぁじでぇ?
「うん、っと。はい、出来たよ。」
「おお、早いんだな。」
じゃあ、いただきまーすと。
ゴクッ。
...............うん。
「うーまーいーぞー!!」
「それはよかった。」
なんだろう。こう、ほどよい苦味のコーヒーに、ほどよい甘味のこのミルクがマッチして.......絶妙だ。
例えるなら........メドローア。
そのあとは、ツクヨミと軽い雑談などをして過ごした。
ちなみに友神になりました。
「じゃあ、また来るよ。コーヒー、旨かったよ。」
「ありがとう。今度淹れかた教えるよ。」
「そいつは楽しみだ。それじゃ!」
「それじゃ。」
うん。今日の収穫。
友神が増えました!!!!
ーカチャ........
「ふぅ.........」
月読見は、カップを片付けながら、今日来店し、友人(人ではないが)になった不思議な妖怪のことを思い返していた。
実は、彼が瑠亜を無害と確信したのは、永琳を助けたから、と言う理由の他に、もう一つ。
彼が、首から下げていた珠。
(あれは明らかに『あの人』の........あれを渡されるなんて、よっぽど信頼されているんだな。『あの人』が信頼した者が害をもたらすはずがない。)
だからこそ、友として認めた。
「彼はきっと、僕のいい友人になってくれる。」
月読見は、優しく微笑んだ。
何かの伏線が........?
あ、そういえばえーりんあの珠にふれてませんでしたね。