翌日 朝 アイナンク空港空軍基地
マイラスは朝早くからホテルを出発し大日本帝國外交団が居るアイナンク空港空軍基地へと向かい到着した後、大日本帝國外交団が滞在している部屋をノックした。
コンコン
三木「どうぞ。」
マイラス「失礼します。」
扉を開けると中には黒スーツを着用した外交官二人と、白の軍服を着ていた軍人らしき人が一人がソファーに座っていた。
マイラス「こんにちは、今回会議までの一週間、ムーのことをご紹介させて頂きます、マイラスと申します。」
大日本帝國外交団の3人も立ち上がり挨拶をする。
三木「初めまして、外務省の三木と言います。」
小倉「同じく外務省の小倉です。」
室谷「大日本帝國海軍、戦艦土佐の艦長をしている室谷と言います。」
三木「今回、ムー国をご紹介頂けるとのことで、ありがとうございます。」
外交団は既に出発の準備を整えていた。
マイラス「では、早速案内を開始しましょう。まずは我が国の航空機から紹介します。」
三木「お願い致します。」
マイラスに連れられ外交団の面々は飛行場の格納庫へと移動し中にある航空機を説明する。
マイラス「これは我が国最新鋭戦闘機「マリン」です。最大速度はワイバーンロードより早い380km/hであり武装には7.92mm機銃を使用しワイバーンロードをいとも容易く撃墜できます。」
三木「ほー、複葉機なのですね。」
室谷「複葉機なんて久しぶりに見ましたよ。どことなく零式観測機に似ていますね〜」
マイラス「貴国も複葉機を持っているのですか?」
マイラスの問いに室谷が答える。
室谷「昔までは結構な数を保有していましたが今は殆どが退役しているので最近は見ないですね。」
マイラス「なるほど…日本の航空機はどのくらいの速度が出せるのですか?」
三木と室谷がヒソヒソ話す。
三木「どうします?」
室谷「うむ…国交が結ばれたらいずれは判明するがここは零戦の情報でも話すとしよう。」
三木「わかりました。」
室谷「戦闘機であれば旧式ではありますが我が軍の戦闘機、零式艦上戦闘機六四型で最高速度が時速600km/hほどです。」
マイラス「時速600km/h!?しかも旧式でその速度ですか!?」
マイラスが驚く。
室谷「はい、さらに我が国はジェットエンジンというレシプロエンジンより強力な発動機を採用しており、これを搭載している機は先程の機よりも更に高速で飛行できます。」
ジェットエンジンの話は流石に機密事項なので曖昧に説明する。
マイラス「先程の説明して頂いた機より性能が高い機体がいるとは…!」
大日本帝國の航空機が自国の最新鋭機より性能が上だと解り驚きを隠せずにいた。
マイラス「で、では次に我が軍の海軍基地にご案内しますのでこちらへ…」
マイラスは空港の外へ大日本帝國外交団を案内し、外には大日本帝國外交団を乗せる車が待機していた。
「車」 ムーが開発した技術の結晶。馬を使わず、ガソリンエンジンを車に積めるまで小型化することに成功した、ムーが世界に誇る技術力を示した物である。
マイラスは大日本帝國外交団が車に驚くと思っていたが外交団は特に驚きもせず、普通に車に乗車した。
マイラス「(もしや…)…大日本帝國にも車が存在するのですか?」
マイラスが三木に尋ねる。
三木「はい、乗用車であれば約9000万台が国土を走っています。」
マイラス「…そ、そんなに走っていると道が車で埋まってしまいますね…」
三木「今は交通システムが進んでいるので渋滞はあまり発生していませんが…昔は酷い有り様でした……」
マイラス「そ、そうですか。」
しばらく走っていると面々は海軍基地に到着し、正門で綿密な検査を受け、怪しいところが無いか確認され、それを終えると基地に入っていく。
マイラス「あちらをご覧下さい。あれは我が軍の最新鋭戦艦「ラ・カサミ」です。」
埠頭にはムーが誇る戦艦「ラ・カサミ」が停泊していた。
室谷「ほう、前弩級戦艦ですか。我が国の戦艦「三笠」に似ていますな。」
三木「やっぱり戦艦はカッコいいですね!男のロマンですよ!」
小倉「近くで見ると壮観ですね!」
室谷は懐かしむような表情をし、三木と小倉は子供のようにはしゃぐ。
マイラス(やはり、大日本帝國の人らも戦艦を知っているか……探りを入れてみよう。)
マイラス「大日本帝國も戦艦を保有しているのですか?」
室谷「はい、我が国は建国以来、多数の戦艦を建造、就役させ現在、16隻を保有し2隻が建造中です。」
マイラス「そ、そんなにですか……ところで先程、大日本帝國にも似ている艦があるとおっしゃっていましたが…」
室谷「はい、我が国には戦艦三笠という、これとそっくりな艦がありまして現在は練習艦になっています。」
戦艦「三笠」
大日本帝國国民の誰もが知っている敷島型戦艦の4番艦であり連合艦隊旗艦を務め日本海海戦時、東郷平八郎の座乗艦でもあった。巨大なロシア海軍に対抗するためにイギリスのヴィッカース社に発注、建造され当時、世界最大の戦艦だった。主砲に40口径30.5cm連装砲、副砲に40口径15.2cm単装砲を採用し強力な攻撃力を保持しており、装甲も側面102〜229mm、甲板102mm、砲塔254mm、司令塔356mmという重装甲を誇っていた。
三笠最大の活躍は何と言っても日露戦争の日本海海戦である。三笠は敵艦隊から多数の砲撃を受け、死傷者も続出したが僚艦と協力してバルチック艦隊を壊滅させ、大日本帝國の名を世界に轟かせたのである。その後、特に大きな事故も無く、1926年に練習特務艦に艦種変更し現在に至るまで、屈強な大日本帝國水兵を育てているのである。
マイラス「なるほど、それは是非見てみたいですね…では次に我が国の歴史資料館に向かいましょうか。」
三木「わかりました。」
面々は戦艦ラ・カサミを後にしムー歴史資料館へと向かう。
ムー歴史資料館
マイラス「では我々の歴史について簡単にご説明致します。まず、各国にはなかなか信じて貰えませんが我々のご先祖様はこの星の住人ではありません。」
「「「!?」」」
三木達が驚くがマイラスは話を続ける。
マイラス「時は1万2000年前、大陸大転移と呼ばれる現象が起こりました。これによりムー大陸の殆どはこの世界に転移してしまいました。これらは当時、王政だったムーの正式な記録によって残されています。そして、これが前世界の惑星になります。」
マイラスはどこからか地球儀を取り出し三木達に見せる。
三木「な…な…こ…これは…!」
三木が見覚えがある特徴的な地理配置に驚愕する。
マイラス(ふふん、地球が丸い事に驚いているn…。)
三木「ち…」
マイラス「ち?」
三木「地球だ!!」
三木が大声を出しマイラスが少し驚く。
三木「これは……地軸が違うのか?だが間違いなく地球に違いない…」
小倉「南極が赤道付近にありますね。ということは氷に覆われていなかったということか!」
小倉が一つの大陸を指差していた。
マイラス「その大陸はアトランティスと言いまして前世界ではムーとともに世界を二分し、巨大な力を持っていました。今頃、前世界はアトランティスに支配されているでしょうね…」
三木「あ、あの…この4つの島は?」
マイラス「それはヤムートという国でして我が国一の友好国だったそうです。ですが転移時に引き裂かれてしまったので恐らくアトランティスに飲み込まれているでしょうけど…」
三木「…少しよろしいでしょうか?」
マイラス「何でしょう?」
三木「我が国を説明するのに一番良い方法が思いつきました。」
マイラス「??」
三木「実は大日本帝國も転移国家です。同一次元にあった星かは分かりませんが、恐らく貴方方が昔住んでいた星から転移してきたと思います。」
小倉「先程、説明して頂いた4つの島は我が国です。そしてこれが現在の大日本帝國の地図と我々が居た前世界の地図です。」
そう言うと小倉は持っていた鞄から2枚の地図を取り出しマイラスに見せる。
マイラス「こ…これは…!」
一部は自分達の地球儀とは違うが殆ど似ている地理配置にマイラスは驚愕する。
小倉「私達の世界には海底に沈んだ超古代文明ムー大陸の伝説が残っています。あなた方がアトランティスと呼んだ大陸は現在、南極大陸という極寒の地になってしまっていますが恐らく同じでしょう。」
三木「ですので我々とあなた方は同じ惑星、地球から転移してきた可能性が高いのです。」
マイラス「はは……まさかの歴史的大発見ですね。1万2000年前の友好国と異世界で再開するとは…あなた方、大日本帝國とは個人的には友好国になって欲しいものです。……まさかこんな事が……後で上にすぐ報告いたします。」
三木「ありがとうございます。」
マイラス「では我が国と大日本帝國が同じ惑星から来たことは分かりましたので次に転移から今に至るまでの我が国の歴史について簡単にご説明いたします。」
その後、転移後の混乱、周辺国との軋轢、魔法文明に比べての劣勢、機械文明国としての出発、世界第二位になるまでの歴史を説明し終え、面々は歴史資料館を退館する。
マイラス「では、このあと私は上層部に報告しに行ってくるので皆はホテルでゆっくり過ごして下さい。」
三木「今日はありがとうございました。元友好国として良い連絡が帰ってくることを願っています。」
その後、マイラスの報告はムー首脳陣に伝わり、受け入れられないような内部だったが敵対してくる訳でも無く、高い技術が手に入るかもしれない国、グラ・バルカス帝国の脅威が近くに存在する状況下にあって、友好的な態度をとる大日本帝國を拒否する理由は無く、1週間後、日ム友好条約が結ばれることになるのであった。
アベーラ合衆国の詳細について一話を使って書いて欲しいですか?
-
お願いしあす!!
-
は?そんなもん必要ねぇ!
-
さっさと陸軍兵器のやつ投稿しろ