ありがとう御座います!!まさかここまでになるとは想像もつきませんでした!!!これから「我ガ皇國異世界ニ転移ス」をよろしくお願い致します!!
ムー国 首都オタハイト ムー統括軍軍令部
技術士官のマイラスは、上層部に呼ばれムー統括軍軍令部を訪れていた。
副司令官「技術士官マイラス、戦術士官ラッサン。本日付けをもって、観戦武官として大日本帝國への派遣を命ずる。」
マイラス・ラッサン「「はっ!!」」
二人は、副司令官に敬礼し部屋を退出する。
廊下
ラッサン「大日本帝國か……」
ラッサンが呟く。
マイラス「どうした?心配なのか?」
ラッサン「いや…少し緊張しているんだ…」
マイラス「緊張?」
ラッサン「ああ…マイラスは見たか?マイカルに停泊していた大日本帝國海軍の艦隊を。」
マイラス「ああ。」
ラッサン「我が国の最新鋭戦艦ラ・カサミを遥かに上回る巨大な戦艦に巡洋艦…そして戦艦の巨大な主砲…そんな兵器を作っている大日本帝國に今からの行くことに少し緊張しているんだ…」
マイラス「そうか…確かに緊張するな…」
二人は、入口に待機している車に乗り、オタハイト近郊にある軍飛行場へと向かう。
軍飛行場
二人が乗っている車は、軍飛行場に待機しているレシプロ旅客機ラ・カオスの側に停車する。
マイラス「ラ・カオスか…少し狭いからあまり乗りたくないんだがな…」
ラッサン「駄々をこねても仕方ありませんよ。」
そう言いながらラ・カオスに乗り込む。中には、機長と副操縦士、そして在日ムー大使館から派遣された大使館職員が座っていた。
大使館職員「どうも、マイラスさん、ラッサンさん。自分は、二人の案内役として派遣されたドルトと申します。よろしくお願い致します。」
大使館職員が席を立って二人に挨拶する。
マイラス「お疲れ様です。技術士官のマイラスと…」
ラッサン「戦術士官のラッサンです。よろしくお願いします。」
二人も挨拶を返す。二人は席についてシートベルトを装着したタイミングで機体が動き始め、滑走路を飛び立っていく。
大使館職員「では早速ですが、大日本帝國までの飛行日程について軽く説明致します。ムーから大日本帝國までは約2万1000km離れているため、途中にある同盟国連絡用のムー専用空港を使用しながら三回の中継地を経由し、5日かけて大日本帝國西部の都市福岡の近郊にある軍飛行場に向かいます。なお、既に大日本帝國軍は、作戦を開始しているので戦闘途中からの観戦になります。」
ラッサン「ふむ…なるべく始めから観戦したかったのだが致し方ないな。」
マイラス「そうだな。」
大使館職員「次に軍飛行場についた後の予定ですが……」
パーパルディア皇国 皇都エストシラント 第一外務局 執務室
第一外務局職員達は、皇帝が閲覧する報告書を作成し、レミールは、職員達が作った報告書に間違いが無いか目を通していた。
第一外務局局長エルトも同席し、隣で書類をチェックしていた。
エルト「蛮族が滅亡に向かって突き進む…か……国のトップが馬鹿だと大変ですな。大日本帝國政府は、全ての国民が滅亡の危機に晒されているということが全く理解出来ていない。」
レミール「まったくだ。まぁ、その大日本帝國も一ヶ月もしないうちに我が国皇国に降伏し、その国土と民は全てパーパルディア皇国の物になるのだがな。」
エルト「それもそうですね。」
コンコンコン
二人が雑談を交わしていると部屋の扉がノックされる。
レミール「入れ。」
ハンス「失礼致します。」
レミールが入る許可を出すと書類を抱えた次長ハンスが駆け込んできた。
エルト「どうしたんだ?」
エルトがハンスに尋ねる。
ハンス「今回のフェン王国での戦いに関し、観戦武官派遣の有無を列強国に打診致しました。神聖ミリシアル帝国については、今回も派遣しないとの回答でした。」
レミール「そうか、いつものことだな。で、ムーは何時派遣してくるのだ?」
ハンス「その……ムーは、皇国へ観戦武官の派遣はしないと回答致しました…」
レミール「ほう、珍しいな。ムーが観戦武官を派遣しないとは。戦闘データの収集癖が無くなったのか?」
ハンス「そ…それが…非常に申し上げにくいのですが……」
レミール「何だ?正直に申せ。」
ハンス「ムーは……大日本帝國に観戦武官を派遣したことが判明致しました…」
レミール・エルト「「…………はぁぁぁぁ??!!」」
二人はムーが観戦武官を大日本帝國側に派遣したことに唖然とする。
レミール「何故だ!?何故ムー国は我が国では無く蛮族である大日本帝國へ観戦武官を派遣するのだ?!」
ハンス「わ…分かりません…」
レミール「直ちにムー大使を召還せよ!何故蛮族に観戦武官を送ったか直接聞くのだ!!」
ハンス「し、承知致しました!」
ハンスは、急いで部屋を退出する。
レミール「ムー国め…何故蛮族である大日本帝國に観戦武官を送ったのだ?」
皇都エストシラント ムー大使館 来賓室
大日本帝國に観戦武官を何故送ったか聞き出すため、第一外務局職員のニソールがムー大使館を訪れ、来賓室で待っていた。すると部屋の扉が開き、在パーパルディア皇国ムー国大使のムーゲが入室してきた。
ムーゲ「急な会談とは…いったいどうされましたか?」
ニソール「現在、我がパーパルディア皇国とフェン王国は戦争状態にある事は、ご存知と思いますがこの戦いに大日本帝國が参戦することはご存知ですか?」
ムーゲ「はい、存じております。貴国は、大日本帝國国民250名を国家の意思をもって殺害したと聞き及んでいます。今回の戦いは、我が国ムーも非常に関心をもって注視しております。」
ニソール「そのことですが…今回、貴国の大使館を訪れた理由は、貴国が観戦武官を大日本帝國に派遣したと伺い、その真意を確認するためです。」
ムーゲ「なるほど…確かに我が国が大日本帝國に観戦武官を派遣したことは間違いありません。」
ニソール「なっ…!」
事前情報として解っていたにも関わらず、その事実をムー国大使ムーゲの口から直接告げられニソールは衝撃を受ける。ニソールは一呼吸置いて、ムーゲに尋ねる。
ニソール「…では、何故貴国が大日本帝國に観戦武官を送ったかのか理由をお伺いしたい。」
ムーゲ「私は軍事に詳しくありませんので、詳しい事は不明ですが、我が国の軍部が冷静に分析を行った結果、大日本帝國に観戦武官を派遣することが妥当と判断したものと思われます。」
ニソール「貴国は、今まで勝つ側にしか観戦武官を派遣しなかった。今回、大日本帝國側に派遣したということは、まさか我が国が戦いに敗北すると分析しての事でしょうか?」
ムーゲ「その事については本国より守秘命令が出ていますので申し上げることは出来ません。ですが、我がムー国はパーパルディア皇国へ敵対する意思は無いということはご理解いただきたい。」
ニソール「……分かりました。」
ムーゲ「あと一つ、大使としてではなく個人的な発言として申し上げたいのですが。」
ニソール「何でしょうか?」
ムーゲ「パーパルディア皇国は、大日本帝國という国を分析し、勝てるといった結論に至ったからこそフェン王国で日本人を殺害し、大日本帝國の逆鱗を叩き割る行為に出たと我が国は考えています。我が国が分析した結果、ムーはとても同じ事は出来ません。私が言うのもなんなのですがムー国軍は、あらゆる分野で大日本帝國軍に勝つことは100%できません。これは、ムーの正式な意思では無く、私の個人的な感想なのですが、私は貴国の勇気に敬意を払いたいと思います。」
ニソール「なっ!!!!」
ニソールの背中から冷汗が飛び出る。
ムーゲ「それでは、私はまだ仕事が残っているのでこれで失礼致します。」
ムーゲは席から立ち上がり部屋を退出する。
ムーゲが部屋を去ってしばらくするとニソールは、大急ぎでムー国大使館を出て第一外務局に戻り、[緊急調査報告書]の作成に取り掛かるのであった。
大日本帝國対パーパルディア皇国戦争になった一番の要因になった人物は?
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全ての元凶、皇帝ルディアス
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何も解っていない皇族レミール
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第一外務局の愉快な人達
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話を取り合わなかった第三外務局の人達